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<見逃し動画>最終回(第11話) 「最終章終幕〜さらば愛しの恩師…」
 
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最終回(第11話)の公式あらすじ

夏の甲子園・東京予選大会の4戦目を迎えるニコガク野球部だが、スポーツ紙に生徒を殴り辞職した過去を取りざたされた 川藤 (佐藤隆太) は、予選大会中のベンチに座ることができなくなってしまった。そんなとき、安仁屋 (市原隼人) と 若菜 (高岡蒼甫)、関川 (中尾明慶) は、不良グループに襲われて負傷。しかも、その騒ぎの責を負い、予選で負けた時点で1年間の公式試合出場停止処分を高野連が下すという。まさしく後がない、がけっぷちに立たされたニコガクナイン。そんな大ピンチの中、対戦相手はあの 江夏 (上地雄輔) が率いる目黒川高校だ。「道を切り開くものは自身と勇気だ」という川藤の言葉で、ナインにゲキを飛ばす 御子柴 (小出恵介)。それを受けて気合を入れたニコガクナインは、グラウンドに整列して目黒川ナインと礼を交わす。
 
先攻はニコガク、バッターボックスには第1打者の 新庄 (城田優) が。「プレイボール」との主審のコールにより、いよいよ試合開始のサイレンが鳴り響く。スタジアムの外では、川藤がラジオ中継を聞きながら球場を見上げていた。
 
ピッチャーマウンド上の江夏、ゆっくりと振りかぶっての第1球目、剛速球が放たれた… と、それを新庄がフルスイング!打球は外野席に飛び込んだ。幸先よく1点を先取したニコガク野球部だが、それからすぐ 河埜 (阿部亮平) のホームランにより同点とされてしまう。負傷したわき腹の痛みをこらえてマウンドに臨んだ安仁屋だったが、3回目の守備を迎えた頃には、早くもその痛みが限界に来ていた。それを御子柴が察し指摘すると、「自分自身で使い物にならないと思ったら自分でマウンドを降りる」と安仁屋。御子柴は、その場は安仁屋の言葉を信じるしかなかった…。
 
そんなとき、スタジアムの外でナインを応援する川藤に、声をかける人物がいた。その人物とは、このニコガク対目黒川戦で救護室に詰めることとなっていた、小山 (平泉成) という医師だった。試合に遅刻してしまった小山は、試合前日に安仁屋を診察した医師がラジオ中継で安仁屋が試合に出ていることを知り、出場をやめさせるよう連絡があったと川藤に話す。安仁屋のケガの具合を知った川藤は愕然とするが……。
 
<出典>ルーキーズ(ドラマ)公式

最終回(第11話)のネタバレはここをクリック
安仁屋のピンチ
安仁屋は脇腹の痛みと戦っていた。
「安仁屋…」と御子柴が安仁屋をみる。
「やるしかない、勝って甲子園に行くしかない。
俺たちが生き残る道はそれしかないんだよ」と御子柴は言った。
「先生は俺たちといつも一緒だよ。一緒にいる。今もいる。だから諦めない!勝って先生の気持ちに応えるんだ」と御子柴は宣言した。安仁屋たちはじっと御子柴を見ていた。
「いくぞ…」と新庄が言うと、ニコガクは立ち上がった。
こうして試合が始まった。
「これより二子玉川高校と目黒川高校の試合を始めたいと思います!」
プレイボール。
「負けたら引退だよ」と、吉田は自分が買った大穴の馬券を見て言った。
それぞれの思いを胸に、ニコガクは向かった。江夏が投げたボールを新庄は打ち返し、ホームランになる。川藤は球場の外でラジオを聞いていた。
「いいぞ、ガンガンいけ…」と川藤。
次にバッターボックスに立ったのは関川だった。関川はバントして走ったが、足の怪我が思わしくなかった。次に若菜が入ったが、バッティングできなかった。続いて、安仁屋が投げる。
「夢や情熱だけで勝てるほど、高校野球は甘くない!」と理事長は言った。
さらに試合は進んでいく。
「安仁屋くん、チェンジだよ」と塔子が声をかけないと、安仁屋は歩き出さないくらいに痛みがひどく、思うようなピッチングもできなかった。
「どんまいどんまい!!」と御子柴が声をかけた。
「大丈夫だ!!」と声を出す御子柴。
「川藤の真似しやがって」と若菜は笑った。
安仁屋はボールを取ったときに、思い切り地面にアバラを打ち付けてしまい、痛がった。
「やっぱり怪我してたんじゃないか…」と御子柴。
「ただの打撲だ。なんてことねえよ…」と安仁屋は言った。
「医者に見てもらおう!!」
「自分が、使いもんになんねえって思ったら、そのときは…そのときは!!自分で下がる!」と安仁屋は御子柴を止めた。「本当、大したことねえんだよ!」
「わかったよ…」と御子柴。
 
救護室の小山がその頃外にいる川藤に話しかけていた。小山は川藤をヤクザ監督かと言って、「安仁屋くんってのは今試合に出ているか?」と聞いた。
 
「医者にみせられねえくらい深刻ってことか?」と新庄。
「たぶんな」と御子柴。
 
「選手生命に関わる怪我!?」と川藤。
「昨日診察した医師と知り合いでな、安仁屋君ってのが試合に出てると…選手といい、監督といい、めちゃくちゃだな!」と小山は言い捨てると球場に向かった。川藤は「待ってください!!」と叫んだ。
「最後まで、試合をやらせてやってください!おねがいします」
「君は、彼が二度と野球ができなくなってもいいっていうのか?それでも監督か??」
「それが彼の思いなら、叶えてやりたいんです!痛み止め!痛み止めをうってやってください」
「選手が強く希望するときに限って痛み止めを打ち、出場させる場合もあるというのが現状だ。わたしは選手の未来を最重要視してる。野球なんていつでもできる!!」 
「もうできないんです!この試合にはあいつらの運命がかかってるんです。一戦一戦ありったけの力を出し抜いて勝ち抜いていくしか道はないんです…。先生にはお話しますが、この試合に負けたら、連盟は、多分一年間の出場停止を命令するでしょう。負けることは甲子園を目指せなくなるということは、あいつらにとって死ぬことも同然なんです!」と川藤は小山に言った。
「みんなで同じ目標に向かって努力し、苦しみ、喜び合う。それはたぶん、あいつらが生まれて初めて口にしたまっとうな夢。生まれて初めて味わう生きてるって感覚なんです!!この先の長い人生でどんなに素晴らしいことが待っていようが、関係ないんです!あいつらは今を生きているんです!力を貸してやってください!お願いします!!安仁屋に痛み止めを!!」
「あんた、監督失格だな…わたしは絶対ポリシーはまげんぞ…」と言って小山は去っていってしまった。
 
安仁屋は痛がり続けた。苦しむ安仁屋のもとに、なんと、小山がやってきた。
「きみ、安仁屋くんか?救護室に来なさい」
「ただの打撲だよ!!」
「打撲だ??」
「安仁屋…お前…」と関川。
「心配せんでもいい!!君には堂々今を生きてもらおう!今を生きるために力を貸してやってくれとわたしは土下座されたんだ」
「やっぱり、先生は俺たちのそばにいたんだ…」
と御子柴は言った。
「君たちとおんなじ目をしていたよ、あの男も。選手をよく理解している。あの男は君たちそのもののようだな」と小山は言った。
「あったりめえだ…」と安仁屋は言った。
安仁屋は痛みどめを小山に打たれた。
安静にしていれば試合終了までもつと言った。
「君、ピッチャーなんだってな、君のこれからの野球人生のためでもあるんだ。全力投球は決め球のときだけ。フルスイングは後一回しか認めん。それが限度だ…」と小山は言った。それを廊下で聞いてショックをうける塔子だった。
「小山先生、痛み止めを…」と川藤はラジオで試合を聞いて悟ると球場に向かって頭を下げた。
 
 
男泣き
教頭は、打順が考えられたものであることを悟った。
「絶対3点取り返すぞ!」と言った。
御子柴がトイレに行こうとすると、塔子が安仁屋に注意をしていた。
「動けるうちに1点でも、もう夢を諦めるのは嫌なんだよ…。ここで諦めたら、また目標なくしちまったら…、何が残るんだよ俺に…なんもねえよ…なんもねえよ俺には…全力で戦って負けたなら納得できる。こんなざまで負けたんじゃ、納得できねえ…、だいたい、怪我なんかけがなんかする奴がわりいんだよ…今しかねえんだよ…ふうふう…今しかねえのによ…」と安仁屋は泣いた。
「けいちゃん…」と塔子。
「見んな…行けよ」と安仁屋は言った。
「怒鳴らせんじゃねえぞ。こんなことで体力使って、たまるかよ…」と安仁屋は泣きながら言った。塔子はいなくなった。それを見ていた御子柴は安仁屋…とつぶやいた。
御子柴は打ったが、アウトになってしまった。
「頼るのはいいが、頼り過ぎはだめだ…」と吉田は言った。
「御子柴、あそこバントだろ…」とベンチで若菜に言われる。
「安仁屋の覚悟はよくわかったよ、でもその覚悟は間違ってる。ひとりで勝とうとしてるんだよ、安仁屋は」
「御子柴…」
「今はまだ抑えるときなんだって!」と御子柴は言った。
「安仁屋の怪我は重いんだよ!!勝つために、ここぞってときに賭けたいんだ!フルスイングは一回限り!決め球のときだけ全力投球!守れ!!」
「お前似てきたな…川藤に…」と安仁屋は言った。
「今岡、お前ピッチャーやれ」と新庄が言った。
「あとは俺たちに任せろ」と新庄は笑顔を見せた。
「わかったよ」と安仁屋は言った。
ニコガクはチーム編成を変えて望んだ。
「今はまだ耐える時だ…」と御子柴。
「絶対くる…最高の場面が絶対くる…」と言った。
 
その頃、教師たちの一部が応援にいってもいいか聞いていたが、早く連れ戻してきなさい!と藤村校長に言われる。
上坂たちは、安仁屋たちを殴った連中が目黒川OBであることを掴んでいた。
川藤は球場の外で正座をしてラジオを聞いていた。
若菜は手を骨折していたのだった。若菜はあの日、病院の外で泣いていた。
「なんで…」と言って、泣いていた。そこにやってきたのは桧山だった。
「なぁ、ちょっと付き合えよ!」と若菜。
桧山は投げて、若菜は打ち返した。
「お前明日出ろ!」と桧山が言っていた。
「くそつまんねえ打たねえやつがいたら、迷わず代われ!!ガタガタ言われたら俺がぶっとばす!!」と言った。
 
桧山は二打席連続三振だった。桧山はバットを見つめて泣きそうになっていた。「俺かよ…」
桧山は泣きながらキャップを地面に叩きつけて、ベンチにやってきた。
「若菜、出番だ…」と言った。
「ガタガタいってんじゃねえ!!」と桧山は言った。
「打てる奴が出たほうがいいに決まってんだろ!」と桧山。若菜は包帯をとると、バッターボックスに立った。
「桧山…」
「あいつはぜってぇ打つ!ちゃんと前向いてろ!!」
若菜は見事なバッティングを見せた。
桧山は血だらけの若菜を抱きしめた。
 
 
フルスイング
安仁屋は江夏が投げたボールを思い切り打ち返したが、ファウルだった。
「たった一度のフルスイングが…」と湯船がつぶやいた。
安仁屋は痛がりながら、バットを構えた。
もう一度打った。しかしアウトになってしまった。
 
気力が尽き果てたニコガクだったが、今岡のもとへ安仁屋が歩いてくる。
「今岡、かわれ…」
「安仁屋…でも…」
「俺が投げる」と安仁屋は言った。
脇腹をおさえながらピッチャーマウンドにたつ安仁屋。
 
「何やってるんだ、俺は。こんなときに。
こんなところで何してるんだ、俺はあいつらが苦しんでるってのに」
 
そこを、ヤクザ監督だと、目黒川OBの男たちにからまれた川藤を助けたのは上坂だった。
 
「謹慎中に何やってんだよ、先生。つまんねえ奴らに試合つぶされちゃ困るからよ。今度昇段試験うけるんだ」と上坂。
「また空手やるのか?」と川藤。
「正々堂々、東京制覇してやる。覚悟きめたよ」と上坂は言った。
「覚悟…」と川藤。
「先生の言葉や存在ってのはよ、まわりにパワーくれんだよ。野球部も強くなるはずだ。こんな変な野郎がすぐそばにいたんじゃよ。
早く行けよ!おまえにできることはなんだ?」
「俺にできること・・」
川藤は走りだした。
 
 
俺にできること
係員に止められる中、振り切って走る川藤。
高野連に見つかってしまい。試合を即刻中止だと言われてしまう。
「この試合だけは!あいつらの夢をつぶさないでください!あいつら何も悪くないんだ」
と叫ぶ川藤。安仁屋はファウルをうたれてしまった。
「頑張ろう!!安仁屋」と御子柴。
「野球、やれなくなったらよ何すりゃいいんだ?俺たち」と桧山。
「もういいよ。けいちゃん…」と塔子。
御子柴はタイムを申請した。
「がんばったほうだ」という吉田。
 
「俺、先生のかわりになろうと頑張ってみたけど。やっぱりこんな時先生がいたら、先生だったらなんて言うんだろう」
と御子柴は呆然としていた。
安仁屋はもはや立っていることも辛い状態だった。お守りを見つめる御子柴。安仁屋が何かに気づいた。
「バカ野郎!」と。御子柴もそちらを見る。
ベンチに川藤がいたのだ。
「何やってんだ、おまえら!!元気がないぞ!!たったの3点差だ!あと1回ある。絶対になんとかなる!!大丈夫だああ!」
 
御子柴も今岡も湯舟も泣きそうな顔になった。新庄も泣いている。御子柴も泣きながら
「大丈夫だ。俺たちなら大丈夫だ」と言った。
「あったりめえだ!」と安仁屋。
「おーし!それだ!それでいい!」と川藤。
謹慎中の川藤がベンチにいることで驚く記者席。川藤は職責をかけて願い出たらしい。
 
「みんな。すまなかったな。満身創痍のコンディションの中よくここまでがんばった。
後は大逆転して勝利をこの手につかもう!」と川藤は言った。
「今頃来て、何偉そうなこと言ってんだよ。誰のおかげでこのナイスゲームができたと思ってるんだ。それはこの俺」と平塚。
「お前たちがあきらめなかった結果だ」
「そう!」
「お前達が自信と勇気をもって道を切り開いた結果だ。臆病でためらいがちな人間にとっては一切が不可能だ。なぜなら、一切が不可能のようにみえてしまうから。あきらめて振ったバットには絶対ボールはあたってくれない。だが自信をもってふれば、目をつぶってだってあたることがある。お前達が努力して 手にした最大の宝。可能性だ。さあ!ニコガク魂満載のバットで大逆転してみせろ!」
「シャー!!」
 
平塚はひとり素ぶり。関川が塁に出る。ベンチにいる御子柴が川藤に言った。
「先生、俺ね、本当はさっきまでもうあきらめてたんだ。先生はそばにいるんだって信じてがんばったけどやっぱり」
「俺がいることで、俺の言葉でおまえたちの力になるんならいくらでもそばにいてやる。だが立ち直るのはお前たち自身の力なんだ。おまえたちだからがんばれるんだ。俺がいてもいなくても」
今岡は三振。平塚の打席になった。二球空振りになる。三球目も空振り三振。湯舟、岡田と続き、2アウト満塁。
バッターは御子柴。塁にいるみんなの顔を見て御子柴はバットを構えた。
1球目はストライク。
「御子柴ー!かたくなるな!おちついていけ」
「ツーアウト、満塁」と御子柴はつぶやいた。2球目はボールを振ってストライク。
「御子柴ー!ボールをよく見ろ!」と関川。
「負けたら最後だってわかってんだよ、このくそ馬も。生き残るためには走るしかねえんだ。てめえを信じて走るしかよぉ」
と吉田。
御子柴にうなずく川藤だった。
 
「先生」
「御子柴。すべてはおまえからはじまったんだ」
打った!!
「入ったあああ!!」
ホームランだった。
「最高だ!!」
スタンドの先生たちも大喜び。御子柴、泣きながらベースをまわる。
吉田も「よっしゃー!」と叫び、「やっぱ、大穴はおもしれえな」
喜ぶニコガクナインとスタンド。
御子柴コールの中、ホームインする。
 
 
野球やっててよかった
「ねえ、先生。俺、野球やっててよかった。打った時の感触が今でも手に残って打球が 外野席に消えていったのが目に焼き付いて
とにかく俺、嬉しくて嬉しくて、なんかもう甲子園のこととか 野球部の存亡とかあの時はもう、全然どっかにとんじゃってただ夢中でベースをまわったんだ。あのあとのことは ホント言うとよくおぼえていない」
 
9回裏がまだあった。
「覚えてるのは、安仁屋が気力でおさえきったこと。まるで優勝したみたいに、みんなで抱きあって喜んだこと。ニコガクはあのときが、あのときが最高だったんだ。先生が涙ぐんでるのがわかったよ。あの時の涙は、嬉し涙だと思ってた。そんな複雑な意味があったなんて俺たち、知らなかったから…」
 
抱きあって喜ぶナインを見つめる川藤。その後部室で、
「みんな!!本当にありがとう」と頭をさげる川藤。
「あの日、先生が一人一人にいった別れの言葉なんて誰もきいていなかった。誰も先生が辞めてくことなんて納得してなかったんだ。次の日俺たちがはじめてコールド負けしたのは怪我が悪化した安仁屋が試合にでられなかったからじゃなくやっぱり俺たちは先生がいて初めてニコガク野球部なんだよ。
俺たちが負けた次の日、早速緊急審査会が開かれたよ。もう俺たち本当にあきらめてたんだ。これで一年間出場停止がきまって俺たちの高校野球は、甲子園は、永久に夢に終わるんだって」
河原にいるみんな。
御子柴の携帯に教頭から連絡が入った。
 
「でもね、でもね、先生。理事のほとんどの人が俺たちの処分に反対してくれたんだよ。
きっとあの日の試合を見てくれた人たちが、俺たち頑張れって言ってくれたんだと思う。
まだ 野球やっていいんだ、俺たち」
 
またみんな川に入り、水のかけ合った。
 
「しかも、先生も謹慎二ヶ月で済んだよ。
なのになんで、いなくなっちゃったんだよ。先生、言ってたよね。立ち直るのは 俺たち自身の力なんだって。俺たちだからこそがんばれるんだって。やっぱり先生がいてくれたおかげなんだよ。先生知ってる?俺たち、本当は先生が思ってるほど強くないんだよ。
強くない俺たちだけど、前を向くことの大事さ、信じることの強さはわかってるよ。だって俺たちは先生に夢をもらったから。希望をもらったから。自信と勇気をもらったから。
抱えきれないくらいたくさんの宝物をもらったから。だから、俺たちはきっと大丈夫」
 
そして春がやってきた。
 
「だけど、だけど、やっぱり」
 
そのとき川藤がやってきた。
学校に深くお辞儀をする川藤。
 
「先生といっしょに、もう一度、もう一度夢を追いかけたかったよ。先生といっしょにさ」
 
ニコガクナイン。
関川がグラウンドの近くに立っている男に目をとめる。
 
「誰だ?あれ」と、こちらを振り向く川藤。
「せ、先生」
「先生!」
「川藤-!」
謹慎二か月でよしとされていたのに、いったん辞めて新たに採用試験を受けてきたという。
「御子柴」
「先生」
「新庄」
「おせえよ」
「関川」
「うるせえ」
「若菜」
「どこいってたんだよ てめえは」
「桧山」
「さぼってた分、みっちりしごいてやるよ」
「岡田」
「来るような気がしてた」
「湯舟」
「何でもいいニャー」
「平塚」
「はいっ!」
「今岡」
今岡は笑顔を見せた。
「八木」
「おかえり!先生」
「安仁屋」
「わかってんだろうな?」
「ああ。お前達の夢は まだ途中だ!」
「足引っ張んなよ、素人」と若菜。
 
「おーし!!お前ら!今年こそ全員で甲子園にいくぞ」
「シャー!」
川藤に抱きつくニコガクナイン。
最終回(第11話)の感想はここをクリック
どうなるかと思いましたが、最後にはニコガクを全員が応援してくれるというラストに胸が熱くなりました。上坂君も改心してくれてよかったです。川藤先生の名言の数々が胸に迫りました。
<見逃し動画>第10話 「最終章前編〜最期の夏…そして」
 
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第10話の公式あらすじ

ついに始まった夏の甲子園・東京予選大会。ニコガク野球部が初戦に迎える相手は、以前に練習試合で戦った用賀第一高校だ。スタジアムの観客から、昨年に起こした暴力事件のことで野次が飛ぶ中、ニコガクナインは用賀第一を大差で圧勝。だが、その翌日のスポーツ新聞には、ニコガク野球部の勝利に水を差す内容の記事が…。それを読んだ 川藤 (佐藤隆太) は、次の試合にも勝利し、自分たちの実力を見せてやろうとゲキを飛ばす。
 
その数日後、予選2試合を快勝したニコガク野球部は、否応なしにマスコミからの注目されることに。試合を終えてスタジアムを後にするニコガクナインを大勢の取材陣が取り囲むと、照れくさそうに笑みを浮かべるナインだが、記者からは「本当の実力で三連勝をしたの?」「相手選手を脅して勝ったというウワサがあるのだけど…」などという、下世話な質問ばかりが飛び交う。すると突然、安仁屋 (市原隼人) が「全部、八百長でした」と答えた。一瞬、静まり返る記者たち。その反応を見たナインは、一同大爆笑。それを受けて 御子柴 (小出恵介) だけが、申し訳なさそうに記者たちに謝っていた。
 
と、その一方、着替えを終えて控え室から出てきた川藤を呼び止める声が。川藤を呼び止めたのはモーニングスポーツの記者、吉田 (渡部篤郎) だった。吉田があいさつをすると、「あの快挙が偽物なら暴いてやろうと思いまして」と、川藤に対して言うと、「自分たちの好きな野球をやる。あきらめずに走り続けることが大事」と答える。その答えを受けた吉田は、川藤率いるニコガク野球部になにか期待にも似た楽しみを感じていた。
 
その後日、ニコガクの職員室では、野球部の活躍が話題となっていた。「学園をあげて野球部の応援へ行きませんか?」という 真弓 (吹石一恵) の提案に、ぜひ来てほしいと喜ぶ川藤だったが、「喜ぶのはまだ早い…」と 掛布 (天野ひろゆき) がある新聞記事を見せる。と、そのとき高校野球連盟から連絡が…。
 
<出典>ルーキーズ(ドラマ)公式

第10話のネタバレはここをクリック
ニコガクの悪評
ニコガクは、用賀第一高校をやぶった。
「あいつらの夏、これで終わったんだね」と御子柴。
「みなさんうちの選手たちのためにも甲子園に行ってください」と顧問に言われた。
「頑張ります!」と川藤。
 
新聞にはひどい書かれ方をされたままだったが、別の新聞にはいい記事が書かれており、
見てる奴は見てるんだ、と御子柴は嬉しそうにする。
 
大塚南戦に挑むニコガクは、ここでも大躍進を遂げた。
そして、3回戦も勝利をおさめる。
着実に勝利をおさめていくニコガク。
「これでニコガクの実力を認めるんじゃないですか」ととある新聞記者が言う。
 
一方で、この勝ち方は脅しでの勝利なのか?と記者から聞かれる。恨めしそうに用賀第一高校の監督が見ていることにきづかなかった。
「どうやってあの悪ガキどもを立ち直らせたんですか?」
喜んでいる川藤の前に、モーニングスポーツの記者である吉田が名刺を渡してくる。
「モーニングスポーツ…」
「いやね、あの快挙が偽物なら暴いてやろうと思いまして」
「ホンモノですよ。生徒たちはもともと熱いものを持っています。甲子園への情熱だけは他の学校と変わりません。自分たちの野球をやる、それだけです」
「ところで監督さん、野球は初心者なんですって?」
「男のロマンに年齢も経験も関係ありませんよ。諦めずに走り続けることが大事だと思ってますから!」
「先生!!もうみんな帰っちゃったよ!」と御子柴が声をかけて来て、川藤は慌てて追いかけた。
「やっぱり、大穴は面白いね…」とぼやく吉田だった。
「何が情熱や、ヤクザ教師が…」とその頃、用賀第一高校の監督の国松が、遠くから見つめていた。
 
躍進がすごいと職員室でも話題になっていた。
「世間も少しずつ認め始めているかもしれませんね」と教頭。
「校長、学校をあげて、野球部の応援に行きませんか?」と真弓。
「我が校にとっても喜ばしいことだと思います」
教頭と真弓が校長を説得しようとする。
 
しかし、新聞には、川藤が過去に起こした暴力の記事が掲載されていて、高野連から電話がかかってきてしまう。
野球部たちは自分たちがスターになったことに有頂天になっていたが、「ヤクザ監督」という記事が出てしまい、
「こういう場合、出場辞退も考えなければならないのだろうか」と校長はつぶやいた。
「先方に出向いて私が説明します。あいつらの夢が」
と、川藤。
「今生徒たちの夢を台無しにしかけてるのは君じゃないの?君の過去の過ちが生徒の夢を潰さなければいいんだが…」と校長が言う。
「あいつらの夢が…」と川藤は悲しそうな顔をする。
 
 
川藤の危機
「高野連から呼び出し?」と御子柴。
「大丈夫だ。きちんと説明すればわかってもらえるよ」
川藤は部室で生徒たちに説明をした。
「お前たちに迷惑はかけないから」
「ほんとに先生、大丈夫なんだね?」と御子柴。
「それよりお前たちは次の試合に向けて練習に専念しろよ」と川藤が言った。
「いいか?道を切り開くものは自信と勇気!!お前たちだったら勝てる。ぜったい勝てる!大丈夫だ!!」
「先生が笑ってくれると絶対勝てる気がするんだよな」
「俺たちの実力も昔とは比べ物になんねえよな」と安仁屋は言った。
 
川藤は自分のせいで夢が台無しになってしまうのではないかと練習を見ていて不安に駆られていた。
「二子玉川学園にヤクザ監督!」という記事を見て、じっと考え込む川藤なのだった。
 
「すごいよね、先生の力って。一言励ましてくれるだけで安心しちゃうんだもんね」と、帰り道に塔子は安仁屋に声をかけた。
「あいつら単純だからね」
「けいちゃんもね…。連れてってよね!甲子園!」
「だったらやらせろよ」と安仁屋が言った。
「連れてってくれたらねー!!」と言う塔子。
 
「教頭先生」と川藤は教頭先生のもとを訪れた。
「明日わたしも一緒に行くよ。一緒に行ってわかってもらおう」
「そのことでひとつお願いがあるんですが…」と川藤は言った。
 
記者がグラウンドにやってきて、安仁屋を探しに来たが、御子柴は試合を見に行っていると伝えた。
試合結果を見て、安仁屋は、次にあたるのが目黒川高校かと言う。
 
 
喧嘩じゃねえ!信じてくれ
高野連にて。
「二子玉川高校の教諭で顧問の川藤です」と言った。
「ここに書かれていることは本当ですか?」
と理事長。
「すべて事実です」と川藤は認めた。
「これは私個人の問題です。ですから、私が謹慎することで許してください。生徒たちの甲子園への夢だけは摘んでやらんでください!!」と川藤は頭を下げた。
理事長は渋々それで良いと許可する。
「私は曲がったことが大嫌いなんだよ」と理事長。
「あいつらはもう二度と暴力をふるったりしません」
 
その頃、安仁屋たちは試合会場で不良グループから暴力を振るわれていた。安仁屋たちは殴り返すことをしなかった。しかし、喧嘩だと勘違いされてしまい、川藤のもとへ連れて行かれる。
「俺たちは暴力はふるってねえよ!!」と訴える安仁屋たち。
「他の客にも聞いてくれよ!!みんな見てたから!!」と安仁屋は訴えた。
「大丈夫だ、傷の手当てをして先に戻ってろ…」と川藤は笑顔で言った。
 
「あらゆるスポーツの中でなぜ高校野球が教育の結びつけて考えられていると思う?その全てが勤勉と規律とともにあるからだよ。私に言わせるなら教育がずさんな学校で強いチームなど決して育たない。真に強いチームは教育に恵まれているものだ。夢や情熱などでチームが強くなるものか。だからたとえまぐれでも勝ち続けている限り、君たちを認めよう。ただし負けた時はやはりとんだ食わせ物たちだったと断じざるをえない。即刻審査会に持ち込ませてもらうよ。そうなったときの結果は目に見えてるね…」
と川藤は理事長に説明された。
 
「怪我なんてしてどうすんだよ!!」と御子柴は帰ってきた安仁屋たちに言った。
安仁屋は仕方なかったんだと話す。
 
川藤は事情を教頭ではなくて自分の口から部員に話すと言った。部室にやってきた川藤。
「おい、、若菜、その手…」
「指に日々が入ってるかもしれないって」と塔子。
「明日は控えに回るしか…」と御子柴。
「大したことねえって!!」と若菜。
「ボロボロだな、おれたち…」と新庄。
「安仁屋たちの処分って…」
「まだ正式に決まったわけじゃないが、試合に負けたら、1年間の出場停止処分をうける」と川藤は説明した。
「そうかよ…」と安仁屋。
「1年ってことは、来年の夏もねえのか。負けたら終わり…」と若菜。
「お前たちだけが悪いんじゃない。なあみんな、ちょっと聞いてくれ。もうひとつ言わなきゃいけないことがあるんだ」
「これ以上のことがあんのかよ!!負けたら終わりなんだぞ、おれたち!!」と叫ぶ安仁屋。
「なに、先生…」と力なく御子柴がつぶやいた。
「予選大会の間、俺は試合に出られなくなった。監督は教頭先生にやってもらう」
「なんで?なんで先生出られないの!?」と御子柴。
「こんな大事な時期に、俺はお前たちの力になってやれない…」と川藤はつぶやいた。
「本当にすまん…」と川藤は安仁屋たちに頭を下げた。
 
「全校生徒にお知らせします。今後一切の野球部の応援は禁止します」と校長が校内アナウンスした。
「私にはどうしようもないこと。これは川藤くんも承知している…」と校長は、悲しそうな真弓に言った。
 
「贅沢なんだよ、明日の試合出られるだけマシだろ」と平塚が言った。
「お前は黙ってろよ」と安仁屋。
「平塚の言うとおりだよ!決まっちまったもんはしょうがない!やるしかないよ、明日だよ試合!」と御子柴は言った。
安仁屋の様子がおかしいので、川藤は声をかけた。
「安仁屋、お前投げる振りでいいからしてみろ!!」
川藤は安仁屋にそう声をかけた。
安仁屋は本当はアバラが折れていたのだ。
「うるせえよ!ベンチはいらないやつがごちゃごちゃ言うな!!だいたいてめえはよ、後先考えず動いて失敗すんだよ!監督が謹慎!?ざけんじゃねえよ!」と安仁屋は出て
いった。
「あいつが言ってることも間違いじゃねえよ。おれたち全員揃ってニコガク野球部だろ…」と新庄が言った。
 
 
くそ馬
練習中も、川藤がおらず調子が出ないニコガクだった。
川藤はへこみながら、夜のグランドに立っていた。
「よう!」
そこにやってきたのは、記者の吉田だった。
吉田と飲みにいく川藤。
「謹慎ねえ…」
「俺はあいつらに夢を持てって言い続けてきました。私自身の愚かな行動で潰してしまうかもしれません。大馬鹿です。あいつらを裏切ったも同然です」
「どうやら今の戦力じゃ勝ち目はねえと思ってるわけか。明日負けて出場停止になるって…」
「いや、そういうわけじゃ…」
「そんなもんか?ニコガクの絆って。あの悪ガキどもが、先生に裏切られたと思ってんのかねぇ?」
吉田はそういった。
 
ニコガクは夜の土手に集まって座っていた。
いつも川藤は俺たちを守るために行動してくれたという話をしていた。
関川も御子柴も川藤に救われていたのだった。
「不思議だよな。あの時も先生の笑った顔見てたら、気持ちが楽になってさ。誰にも相手にされてなかった野球部に心の底から笑ってくれたように見えたんだ」
「もう後がないな…負けたらおれたち明日で引退だ…」と、新庄はぼやいた。
御子柴は叫んで、その後ニコガクの他の面々も叫んで、川に突っ込んでいった。
 
吉田は川藤に競馬の説明をしていた。大穴にとって、こいつが明日で負けたら引退なんだよと言った。
「でもな、こいつは諦めずに最後まで走るんだよ。この絶望的なくそ馬に賭けてみようと思ってんだ」と吉田は言った。
「嬉しかったんだろうな、相手にしてくれる先生がいてくれて。ここ一番信じてみろって。今のニコガクの土壇場のクソヂカラをよ」と吉田は言った。
すると、川藤はなにかを思い立ち、走っていった。
 
安仁屋は医師から怪我のことで出場を止められていた。
「このままだと、一生野球ができなくなるよ」と言われてしまっていた。しかし安仁屋は一生賭けて試合に挑む姿勢を変えていなかった。
 
川藤は部室を訪れ、ひとりひとりのロッカーを見て回っていた。そして打順を決めていた。
「今日の目黒川戦はこのオーダーでのぞむ!」
「安仁屋が9番?」
「なんでもないっつったろ…」と安仁屋。
「みんな聞いてくれ。けが人が出たことは、もう現実としてしょうがない。俺の行動がお前らを追い込んだことも事実だ。こんな俺が言う立場じゃないかもしれないが、俺たちにはもう後がない!お前たちが今まで積み重ねてきた努力をこの俺が一番よくわかってる!!お前たちはここ一番で奇跡的パワーを発揮するのもよく知ってる!お前たちは誰よりも夢の大切さをわかってる!!おれはこの学校に来て、お前たちに出会えてよかった!こんなど素人の監督についてきてくれて、ほんとありがとう」と川藤は頭を下げた。
「もう終わりみたいな言い方しないでよ」
「負けるなんて思ってねえぞ、おれたち」と安仁屋。
「ああ!!次に俺がベンチに座るのは来月。甲子園のベンチだ!!」と川藤は宣言した。
「よーし!!お前ら!!行ってこい!!!」
川藤はそう叫んだ。
 
いよいよニコガクは目黒川戦に挑むことになった。
記者たちは、口々に嫌なことを言ってきた。
「クソ馬の底力だ」と吉田は言った。
 
ニコガクの野球部を応援しようと、禁止しているはずなのに、ニコガクの面々が応援にきていた。
「君たちはヒールなんかじゃない!」と教頭が声をかけた。
「みんな、俺正直、ここまで来られるなんて思ってなかった。いろいろあったけど、諦めなくて本当によかった!俺たちがこんなに努力できたのはやっぱり先生のおかげだと思う。俺たちに夢の大切さを教えてくれたのは先生だ。だから俺、もっと先生と一緒に野球をやっていきたい。俺たちをここまでつれてきてくれた先生を、今度は俺たちが甲子園に連れて行く番だ!絶対に勝とう!勝って先生と一緒に甲子園にいこう!!」と御子柴が言った。
「あったりめえだ!」と安仁屋。
「いくぞー!!」
ニコガクは円陣を組んだ。
部員たちは川藤がいないベンチを眺めていた。
第10話の感想はここをクリック
せっかくチームが団結したのにも関わらず、まさかの川藤先生の過去のことがここまで尾を引くとはと思ってしまうエピソードでした。吉田という記者が登場しましたが、かなりいい味を出してます。大穴こそ面白いというのがよかったです。
<見逃し動画>第9話 「汚された誇り」
 
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第9話の公式あらすじ

目黒川高校との練習試合に勝利し、過去の自分たちと決別したニコガクナイン。その後、他校との練習試合を重ね2勝1分けの戦績を記録し、ニコガク野球部はまさに絶好調。そんなある日、川藤 (佐藤隆太) の元に、夏の甲子園の抽選会の知らせが届く。藤村校長 (大杉漣) や 島野 (平山広行)、掛布 (天野ひろゆき) らは、野球部が起こした過去の乱闘事件のことを引き合いに出し川藤に注意を促すが、ニコガクナインの夢への想いの強さを信じる川藤は「期待していてください!」と、校長らに強く宣言する。
 
そんな折、練習を終えたニコガクナインは、校舎の片隅で生徒を脅している数人の一年生不良グループを見つける。新庄 (城田優) が歩み寄りそれを制止すると、不良グループの一人、上坂 (遠藤要) が「マジで野球をやってるのか?」と、ニコガクナインに嫌味っぽく問いかける。
 
「もっと熱くなれることを見つけろ」と 安仁屋 (市原隼人) が言い返すが、それを聞いた上坂はケンカで東京制覇をするという。ニコガクナインは大爆笑するが、「野球をできなくしてやろうか」という上坂の言葉に一触即発の状態に。と、そこに偶然、川藤がやってくると、上坂たち不良グループは去っていった。
 
次の日の早朝、川藤とニコガクナインは甲子園出場の願掛けに神社をお参りすると、ナインを代表して 御子柴 (小出恵介) とマネージャーの 塔子 (村川絵梨) が、甲子園の抽選会へと向かう。その一方、ニコガクナインが登校すると、グラウンドに生徒の人だかりが…。そこに目をやると、野球部のスコアボードが叩き割られ、マウンドにはゴミや廃材が散乱し荒らされていた。グラウンドに集まり愕然としている川藤とニコガクナイン。若菜 (高岡蒼甫) がふと振り返ると、グラウンドの端で上坂たち不良グループがナインを見ていた。上坂たちがケンカを仕掛けてきたと分かった若菜は、上坂のところへ行こうとするが、それを川藤が制止する。上坂の目的は? ニコガクナインは、上坂の挑発に対してどう立ち向かうのか !?
 
<出典>ルーキーズ(ドラマ)公式

第9話のネタバレはここをクリック
上坂の応酬
ニコガクは練習試合を重ねていく。
着実に勝ち星を増やしていった。
 
甲子園の予選の抽選会が明日だと川藤は
職員室で話していた。そこへ藤村校長がやってきて、「もう乱闘騒ぎはないでしょうね?」と念を押していた。
「努力の重みも十分に感じています」と川藤。
不良の試合なんてみる価値はないと藤村校長はバッサリと切り捨てた。
「あいつらはただの不良じゃないです。一日千本素振りをする不良なんです」と川藤は言った。
 
新庄は後輩と再会するが、
カツアゲをしようとしていた。
ニコガクたちは「夢を持て」と言った。
「野球できなくしてやろうか?」と因縁をつけられる。そこへ川藤がやってくるが、「なんでもねえよ」と言った。
上坂は、ニコガクが乱闘騒ぎをせず、真面目に野球をやっていることに苛立っていた。上坂は東京制覇することが夢といったことをからかわれてかっとなる。
「なぁあいつらの底見てみたくねえか??」と上坂は笑った。
 
「転校してきたのに強いやつがいるって」と若菜。
「喧嘩で東京制覇するのが夢なんだってよ」と関川が言う。
「あんなガキ構ってる暇ねえよ」と若菜が御子柴に言った。
「明日の抽選会のことだけど、私と御子柴くんで行くつもりだから…」と
塔子が言った。
「なぁ、ひとつ提案があるんだ」と御子柴が言った。
 
ニコガクの面々は神社を訪れて、神頼みをすることに。甲子園に因んで、54円の賽銭を投げる。
川藤はお守りを配った。「心を一つにして勝利を勝ち取ろう!」と川藤は言った。
 
ニコガクはざわめいていた。
野球部のグラウンドは荒らされていた。
その頃、御子柴と塔子は抽選会を訪れていた。
 
荒らされているグランドを見て、呆然とする面々。そこにいたのは上坂だった。
ニコガクに喧嘩をふっかけて野球をできなくさせる魂胆だ。安仁屋はにらみつけると、ゴミをひとつずつ拾い始めた。
「おい、何やってんだお前」と若菜。
「御子柴、そろそろ抽選やってんじゃねえかな。緊張してんだろうな、あいつ」と言って安仁屋は笑った。
部員たちは散らかったグラウンドを少しずつ片付けていった。
「糞が!!」と若菜は悔しがった。
 
「諦めずにやってれば甲子園目指す資格あるんだよね」と御子柴は呟く。
 
ここんとこ平和だったのに、とがっかりする生徒たち。若菜は怒って机を蹴り上げた。
 
抽選会でニコガクの名前が読み上げられると、ざわつき始めて、ニコガクだぜと噂をされる。
「御子柴くん…」と心配そうな顔をする塔子。
「言いたい奴には言わせておけばいいんだよ」と御子柴は言った。
「一回戦の相手は用賀第一高校に決まったから」と御子柴は報告する。
「あの国松のところか」と安仁屋。
「雪辱戦という意味でも勝とうな!」と御子柴は言った。
 
御子柴もグランドの惨劇を目の当たりにする。
そこにやってきたのは1年生の上坂だった。
「そういうの似合わないっすよ、新庄さん」
「いくら優等生ぶっても、乱闘やった過去は消せないんすよ」と上坂。
「俺たちと派手にやりましょうよ!」
「悪いけど俺たちには野球があるんだ。お前らの東京制覇に付き合ってらんねえんだよ」
と言い放つ安仁屋。
「なめてんのか、こら!!」と上坂。
「出てってくれよ!!安仁屋の言ったとおり、もう俺たちは昔の野球部じゃないんだよ!見てわかるだろ!?変わったんだよ俺たちは!!頼むから出てってくれよ!」と御子柴は叫んだ。
「ふざけんなこら!!」と上坂が声を荒げると、
「待て待てい!!」とそこへ川藤がやってきた。
「野球部の夢を邪魔しないでくれないか」
「うるせえ!ひっこんでろ!」
「聞いたぞ、上坂。お前にも夢があるんだろ??」と川藤は上坂に近づいた。
「東京制覇というでっかい夢が!!でも暴力はよくないな、ちがうやり方があるんじゃないのか??例えばスポーツだ!!」
「うるせんだよ!!」と上坂は川藤を思い切り殴りとばした。
上坂を取り囲んで下級生は去っていく。
「大丈夫だ…いいパンチ持ってるな、あいつ」と川藤は言った。
「あんな奴ら相手にするだけ損だよな。俺たちには甲子園があるんだから」
と御子柴は笑った。
「さ!!練習しよう!!」と言った。
 
「絶対買ってよね」と塔子が安仁屋に言った。
「御子柴くん言わないけど、抽選会で他の学校の子たちにひどいこと言われたの。すごいつらかったと思う!」
 
上坂が川藤を殴ったことを川藤は誰にも報告していなかった。
 
次の日。今度は部室がまた赤い字で落書きされていた。
「ほんとガキだよな、あいつら」と御子柴。
安仁屋は心の底から怒っていた。
「安仁屋!」と御子柴が叫ぶ。
部員もひとりひとりが怒っていた。
「あんだけやりゃ来るだろう?」と上坂。
「本性だすって言ってんだろ」
「だから変わったって言ってんだろ?
夢を見つけたんだよ、あいつらは!
いいか?社会にはルールってものがある。
ルールを守って夢を成し遂げてこそ、初めて
制覇というんだ!!」と川藤が言うと、
上坂はむかついて殴りかかろうとした。
しかし、川藤に止められてしまう。
「ちょっと違うなぁ、夢に燃えてるやつの目はもっとキラキラ輝いてるもんだ」
「うるせんだよ…」と上坂。
 
 
輝く目
川藤は真弓から上坂が空手が2段であるということを聞く。
本当は夢が必要な子達がもっといることを真弓は川藤に話した。
 
安仁屋たちは土手で寝転がっていた。
昔の俺たちだったらぶち殺していたという話をした。
「御子柴よ、ひでえこと言われたんだって、抽選会で」と安仁屋は言った。
御子柴は抽選会で言われたことを気にしていた。
そこへ川藤がやってくる。
「おう、御子柴、まだいたのか?どうした??」
「先生。おれたち野球やってていいのかな?
甲子園目指す資格あんのかな」
「何言ってんだ、目黒川に勝って、亡霊に勝っただろ」
「だったらなんでこんなことになんだよ!!!
みんな一生懸命頑張ってるよ。なのに永久追放にしろとか
甲子園汚すなとか、わざと喧嘩ふっかけてきたり。誰も俺たちをまともな目で見てくれない。俺たちにはあの事件がつきまとってるんだよ。これが俺たちをみる周りの目だよ。ねえ先生、いつになったらあの事件から
おれたち開放されんの?いつになったら自由になれんの?やっぱり目指しちゃいけなかったのかな…、もともとそんなだいそれたこと考えてなかったし。ただみんなで野球やれる
だけでよかったんだ。欲張りすぎたんだ、おれたち…」
「昔のお前たちならそうだったかもしれない。だが今は違うだろ!今のお前はそれで笑って卒業できるのか?精一杯やらずに諦められるのか?それでも諦めないやつが最後は勝つんだ!お前には認め合った仲間がいる。努力してきた日々がある。御子柴!
これは試練なんだ!試練はそれを乗り越えられるやつにしか訪れない!もがいて苦しんで悩んで、それでもはいあがろとしていた
お前たちだったから、俺は応援したいと思ったんだ。俺にはお前たちの目がキラキラ輝いて見えるよ。その目を見れば絶対周りも
わかってくれる。9回の裏。ツーアウト満塁。一発逆転のチャンスだろ」
御子柴は泣いていた。
そこに安仁屋たちが入ってきた。
「お前ら…」と川藤。
「あーあ、ったく、しょうがないな最近のガキは暴力ばっかりで」
と若菜は言った。
「俺たちは大丈夫だ」と安仁屋は笑った。
御子柴も安心したように笑った。
その頃今岡はピッチングの練習をしていた。
すると、そこへやってきたのは上坂たちだった。
「こいつの目のどこが輝いてるっつーんだよ!」
 
次の日、今岡は頭を包帯で巻いてやってきた。
「ちょっと階段で転んじゃってさ…」と言った。
「上坂の野郎か??」と若菜。
「デッドボールくらったと思えばいいんだよ。試合に出たいんだよ、俺」と今岡は言った。
「なんていうかさ、高校入って今がいちばん楽しいんだよね。みんなと野球やってるときがさ、行けるとこまで行ってみたいんだよ、
俺だって…」
御子柴は部室のドアの前に立ちはだかり、新庄が行こうとするのを
止めた。
「みんなで甲子園行くんだろ?おれたちひとりも欠けたらダメなんだって!!」
と御子柴は叫んだ。
「頼むよ、我慢してくれよ」と御子柴は新庄に言った。
 
上坂たちは窓ガラスを割って、野球部たちをボコボコにしようとしていた。
「野球できなくしてやる!」と言って。
「うちの奴らに手出すんじゃねえ」と新庄は後輩を殴った。
 
その頃、上坂と川藤は戦っていた。
川藤は上坂に棒で思い切り殴られてしまった。
「かかってこいよ、オラ!!」と言った。
「やるなら素手でこい!おれも空手2段だ!
お前には勇気がないんだ!お前は自分の力で未来を切り開く勇気がないんだ!お前の夢、俺に応援させてくれ。夢に凶器はいらない。お前の本当の値打ちが下がるだけだぞ!そりゃルールなんて守らないほうが楽だ。自分で切り開くのも勇気!おれが応援してやる!!」と川藤は言った。
そして、上坂と空手をした。
「諦めるな!!上坂!」
「何なんだよお前は!」
「お前の味方だよ!半端なことしてねえで、お前も感動するようなことしてくれよ!」と安仁屋が言った。
 
川藤は連帯責任での謹慎が終わって出勤していた。
「校長先生。予選の前に謹慎をといてくださってありがとうございました」
「たまたまそうなっただけだ」と校長は言った。
安仁屋たちは御子柴と向き合った。
「おれが怒ってんのはそんなことじゃねえんだよ」と御子柴。
「悪かったよ手出して…」と安仁屋。
「怪我でもして予選出られなくなったらどうするつもりだったんだよ。
言っただろ、ひとりも欠けたらだめだって…」と御子柴。
「よかった、みんな無事で」
御子柴は微笑んだ。
部員たちも皆微笑んだ。
「おーい!!お前ら!!」と川藤もやってきた。
 
「表沙汰にしなかったのは、あの子達への思いやりですか??」
「学校の名誉のためだ。処分はちゃんと下した」と藤村校長。
部員たちはその後も練習に勤しんだ。
 
そして、いよいよ試合当日を迎えた。
「この姿を見ればきっとわかってくれる」
と川藤は言った。
第9話の感想はここをクリック
上坂のことが本当にムカついた回でした。
 
相手にされないと怒りだすところが身勝手であり、野球部への嫉妬も見え隠れしていました。
 
素直になれないところがひどい態度に現れてしまい哀れにも思えました。
<見逃し動画>第8話 「はるかなる夢…明日への勝利」
 
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第8話の公式あらすじ

ついに始まった目黒川高校との練習試合。1回表、先攻のニコガクはノーアウト満塁で 安仁屋 (市原隼人) が打席に立つが、 江夏 (上地雄輔) は三球三振で安仁屋を仕留める。江夏の力を目の当たりにしたニコガクナインは意気消沈するが、川藤 (佐藤隆太) の笑顔と安仁屋のゲキで戦う気力を取り戻すと、それぞれのポジションに散っていく。
 
1回裏、目黒川高校の攻撃は、スラッガーの 河埜 (阿部亮平) の一振りで1点を先取。試合の行方を見守る川藤は、「目黒川高校はニコガク野球部の亡霊…」だと 池辺教頭 (浅野和之) に話す。1塁側ベンチに目をやると、生気なく怠惰な態度で、時に仲間と取っ組み合いの争いをしている目黒川ナインがいた。その姿を、自分たちの昔の姿と重ね見ているニコガクナインと川藤は、目黒川高校に勝利することが、愚かだった頃の自分たちと決別するためには必要不可欠だと信じて戦っているのだ。
 
ほどなく、両チーム0点でゲームは進み3回裏、目黒川の攻撃は1アウト、ランナー1塁。投球にタイミングが合ってきた目黒川にやや押される安仁屋だが、密かに練習して習得したカーブを投げバッターを三振に仕留め、カウントを2アウトに。安仁屋のカーブを見て驚く河埜だが、江夏は「ただのクソボールだ…」と言ってバッターボックスに向かう。それを受け、闘志むき出しに江夏をにらみ返すニコガクナイン。
 
「最初はカーブでいくぞ」と、マウンドの安仁屋にサインを出す 若菜 (高岡蒼甫) だったが、安仁屋はランナーに目もくれず大きく振りかぶると、渾身の力を込めてストレートを江夏に投げた。それをフルスイングで打ち返す江夏だが、打球はファールに。サインを無視した投球に怒る若菜たちニコガクナインだが、安仁屋は第2球目も大きく振りかぶりストレートを投げた!それを見た川藤がタイムを取ると…。
 
<出典>ルーキーズ(ドラマ)公式

第8話のネタバレはここをクリック
俺たちの亡霊
ついに始まった目黒川高校との練習試合。
「今回の相手はあいつらの亡霊なんです」と川藤。
「虚しく怠惰な日々を暴力とともに過ごしていた自分。安仁屋たちはあいつらに勝つことで本当の意味の勝利を手に入れるんですよ」
「あいつらの実力は本物ですよ」と教頭は言った。
 
安仁屋はカーブを投げた。
安仁屋は若菜からサインを決めようと言われていた。次にバッターボックスに立ったのは江夏だった。
にらみつける野球部の面々。
「よし、初球はカーブでいくぞ。聞いてんのか?」と若菜。
「亡霊退治だ」と安仁屋は江夏を見て言った。
「負けるな…」と川藤はつぶやいた。
 
安仁屋は江夏に負けたくない一心で投げていた。
「安仁屋くん、周りが見えてないんじゃないか」と教頭は不安そうに言う。
安仁屋は江夏と差しの勝負をしているんだ!と言った。
「ピッチャー交代!!」と指示を受けた平塚がやってくる。
「平塚!今のは冗談だ!」と川藤。
平塚はがっかりする。
「てめえひとりで戦ってんじゃねえってことだ」
と新庄は安仁屋に言った。
 
「無駄だって言ったろ?」と江夏はバットを構えた。安仁屋は投げた。ストライク。バッターアウトチェンジ。
「カーブも投げんだよ、バカ」と若菜は捨て台詞を吐く。
「もうあの頃の俺たちじゃねえんだよ」と。
 
ニコガクは懸命にプレーしていた。
「短く持った…」と御子柴はバットを短く持った安仁屋を見て言う。
「安仁屋!俺はストレート一本だ」と江夏は言った。安仁屋は江夏が投げたボールを打ち返した。
「あいつらにダイヤモンドの光を感じます!」
と川藤は言った。
 
「岡田、まだ野球やってたんだな」と中学時代の同級生から言われる。
「大嫌いだったよ、お前のこと。不良のくせに野球がうまくてさ。けど、俺にも甲子園っていう目指す夢ができてよ」と岡田が言った。
 
 
初勝利の日に!
川藤は野球部たちを見て、「汚れたなあいつら」と言った。それはユニフォームの汚れをさしていた。平塚はわざと自分のユニフォームを汚してアピールする。
目黒川の雰囲気が最悪で塔子はため息を吐いた。
目黒川は徐々に仲違いが始まっていた。
「マジ逆転狙えんじゃねえ?」と川藤に言う若菜だったが、舐めたプレイを繰り返す目黒川を見て、川藤は我慢できずに叫んだ。
「なんて試合してんだ!!この目黒川!!これが野球か!?これがスポーツと言えんのか?恥ずかしくないのか??こんなつまらん馬鹿げたプレーしかできんならやめてしまえ!!」
「偉そうに言うな」と目黒川高校の選手が言い返した。
すると、川藤は目黒川高校の選手の名前を一人ずつ叫んだ。
「君たちは野球が好きで始めたんじゃないのか?!野球がうまくなれたのはそれだけの努力をしてきたからだろ?!そんな努力の日々を夢を野球を馬鹿にするなああああ!」と川藤は叫んだ。
「以上!プレー!!」
 
「あいつら、あっちの監督にほだされたのか」と江夏が言うと、仲間内で暴動になってしまった。目黒川の沢村監督は「しばらくこのまま見守ってくれませんか?」と言った。
その後、目黒川はトリプルプレーを見せつけてきた。
川藤は、そんな目黒川に「ナイスプレー!」とまさかの激励をする。
「褒めてどうすんだよ」と岡田につっこまれてしまう。
「お前ら!円陣組むぞ!!」と川藤。
「勝ちたいなら輪になれ!!」と全員は輪になる。
「後半間違いなくあいつらは巻き返してくるだろう。ここからがお前らの真価が問われるときだ」と言った。
「勝ちたいなら一点だ!一点でも多く取るしかない!」と川藤は鼓舞した。
「今日を初勝利の日にするんだ!」と言った。
「上等だ!」と安仁屋。
「ゴー!ニコガクゴー!!」と言った。
試合は進んでいった。
「江夏くん、ストレートのスピードが落ちてるような」
と塔子がつぶやいた。
そんな時に安仁屋のクセに気づいたのは、目黒川の選手だった。次々とカーブを見抜かれホームランに持ち込まれてしまっていた
そのクセは、グローブのなかで手を確認することだった。
 
 
諦めるな!
「どうした!最後の攻撃だぞ」と川藤。
「ほら!!しゃきっとしろ!おれたち全員にとってどういう日だ?とにかく最後まで戦ってみろ!絶対最後の瞬間まで諦めるな!」
「けど、7点差だぞ」と岡田。
「急に安仁屋のボールだってぼこすか打たれてんじゃねえか!」と
湯舟が言った。「さすがに7点差はきついだろ、ここから挽回なんて」
と湯舟が弱気なことを言うと、新庄が思い切り殴りつけた。
「亡霊みたいなツラしてんじゃねえよ!!こんなところで諦めてたまるかよ!俺は、俺たちはまだ何もかも途中なんだぞ!?ここで諦めたら、戻っちまうよ。あのくそったれた頃によ」
と新庄は言った。
「このままじゃ終われねえ!俺たちはこんなもんじゃねえだろ?」
 
 
手ぇ出すな!
新庄はその後ものすごいバッティングを見せた。
「ナイスファイト!!新庄!!」と叫んだ湯舟。
桧山がバッターボックスに立った。
桧山はバントして、新庄に走らせたが、失敗してしまった。
「惜しかったな。よくやった」と川藤は桧山に声をかけた。
次に、岡田は思いきり打球を頭に当ててしまった。避けることもできたはずだが、
「勝たなきゃなんねえんだよ絶対に」と岡田。次々と点を獲得していく。
満塁ホームランが出れば逆転というところまで追いついた。
「逆転ホームランぶちこんでやるよ!」と桧山は叫んだ。
「監督」と教頭。
「桧山!!」と川藤が大きな声で声をかけた。
「なんだよ、任せとけよ。俺だけ荷物扱いされてたまっかよ」
「タイム!」と川藤が叫んだ。
「ピンチヒッター!!平塚!!」と川藤が叫んだ。
「なんだとてめえ、ふざけんなこら!!」と桧山は川藤の胸ぐらを
つかんだ。
「俺が役立たずだからか!?なんとかいえよ!!」
「桧山、代われ」と川藤は言った。
「そりゃねえよ」と関川。
「そうだよ、桧山だって一生懸命」
「勝つためだ!!今日は当たってないんだ」
「しょうがないだろ」と岡田。
「勝つためだろ。そういうもんだろ、チームプレーって」
桧山は平塚にバットを渡した。
「頼む。俺たちの底力、見せてやってくれ!
頼むぞ、平塚!!」と桧山は言った。
「任せろ!!」と平塚は叫んだ。
若菜は桧山の肩を叩いて励ました。
「お前に俺たちの夢は潰させねえ」と安仁屋は江夏に微笑んだ。
「どんまいどんまい!ボールよく見ろ!」と桧山。
「平塚あああ!男を見せろ!」と川藤は叫んだ。
「平塚くん、うって!!」と塔子が叫ぶと、平塚は気合を入れた。
「逆転満塁ホームラン!!!」と川藤。
桧山は守りでも声を出して応援した。
川藤もどんどん声を出す。
江夏はもうバットが握れなくなるくらい疲れていた。
そこに出現したのは目黒川の不良集団だった。
「悪いな、江夏遅くなって!!」
「てめえ!!」と若菜は江夏に食ってかかる。
「座れよ若菜!」と安仁屋。
安仁屋は思い切り投げて、江夏の頭にあたってしまった。
不良集団は、どこ投げてんだ!?といきりたつ。
「誰が、手ぇ出せって言った!?入ってくんじゃねえ」と江夏は叫び、バットをフェンスに投げつけた。
川藤は不良集団を観戦に誘ってベンチに座らせた。
安仁屋と江夏の勝負が始まった。
安仁屋は江夏から三振を奪い取ることに成功した。
「っしゃあああ!」と安仁屋と野球部は叫んだ。
江夏がベンチから出てきて倒れ込んだ。
「もう十分だよ」と監督が近づく。
「あいつらなんかに負けるかよ、俺が」
「負けたんだよ、初心に戻ろう。また一から、
仲間と一緒にプレイする喜びを取り戻そう」
「江夏、お前が学校やめてくれてよかったよ。
お前とはもっとやりあいてえからよ」
「夏の公式戦、俺らと当たるまでぜってぇ負けんなよ。目黒川はお前らに絶対負けねえ!!」
「上等だよ」と安仁屋。
沢村監督は深く礼した。
 
 
先輩たち
その後、川藤は職員室で試合について力説していた。
「その話、3年生にしてやれよ」と教師に言われる。
 
国枝は面白くなさそうにしていた。
「先輩たちに謝って野球部に戻ってきてもらおう」と御子柴が提案する。
「せめて謝るだけでも。俺たちが先輩たちの夢を壊したからやめていったんだよ。甲子園目指したかったはずだよ。今だからこそ謝るべきだよ。けじめだろ?本当の」と御子柴が言う。
 
屋上では、3年生たちが安仁屋たちを殴りつけていた。
一切殴り返さず、拳をうける安仁屋たち。
「俺たちがどんな思いで!!」と先輩。
「すいませんでしたああ!」と安仁屋たちは頭を下げた。
それを見守る川藤と真弓。
「俺たちが辞めたのはこいつらだけのせいじゃないだろ。こいつらは諦めなかったんだよ」と国枝をなだめる。
「野球忘れようと思ってちゃらけてみたけどよ、つまんねえんだよ」と国枝。
「お前らそんな奴らじゃなかっただろ!?お前ら…ぜってぇ…ぜってぇに…辞めんなよ?!」と国枝が言った。
「先輩…」と御子柴。
「野球部はもうお前らしかいねえんだから。頑張れよ」
「ああ、見ててくれ…」と安仁屋。
「クソ野郎!」と国枝は言い捨てて、去った。
「本当に成長したわね、あなたの教え子たち…」と真弓はつぶやいた。
「いこう、甲子園に、先輩たちの思いも背負って…」と川藤は言うのだった。
第8話の感想はここをクリック
目黒川との激闘。凄まじかったです。江夏が男くさく人間臭く最高でした。
ニコガクの面々も過去の自分たちの亡霊である目黒川高校を倒すために一丸となっている姿勢が素晴らしかったです。
<見逃し動画>第7話 「許されざる敗北」
 
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第7話の公式あらすじ

一人、バッティングセンターで練習をしていた 桧山 (川村陽介) が、不良高校生に因縁をつけられた。暴行事件を起こすと甲子園への道が閉ざされてしまうと、桧山は握り締めた拳を納めグッとこらえたが、不良たちは容赦なく桧山に暴行を加える。そのとき、元ニコガク野球部で暴行事件を起こして退学した 江夏 (上地雄輔) が現れた。江夏は桧山の携帯を使って 安仁屋 (市原隼人) を呼び出す。ほどなく、バッティングセンターに駆けつける安仁屋たちニコガクナインは、ボロボロになった桧山の姿を見て愕然とする。そんな安仁屋たちに向かって、ニコガク野球部を侮辱する言葉を吐く江夏。グッとこらえていた安仁屋だが、ガマンも限界に達しぶち切れ、江夏に殴りかかろうとする。そのとき、「手を出すんじゃねぇ!」と、桧山が安仁屋を制止した。
 
「お前が辞めてくれたおかげで、今にも甲子園に手が届きそうなんだよ…」と、皮肉タップリに江夏に言う桧山。その言葉を聞き、江夏が手にしていたバットを桧山に振り落とそうとしたそのとき、御子柴 (小出恵介) から連絡をもらっていた 川藤 (佐藤隆太) が駆けつける。
 
桧山がここまで耐えた意味を理解できないのか… と、江夏を諭す川藤だが、江夏は聞く耳を持たない。そこで川藤は、野球の試合でケリをつけようと提案する。
 
その後日、江夏たち目黒川野球部を打ち負かすことは、お前たちの愚かだった頃の亡霊と決別するという意味がある… と、川藤は安仁屋たちニコガクナインに語る。そこにユニフォームを着た 池辺教頭 (浅野和之) が現れた。野球部の部長をやってもらうと川藤が伝えると、池辺はニコガクナインにファイルを手渡す。それは、池辺が学生時代に培った経験による練習方法が、びっしりとまとめられたマニュアルだった。
 
甲子園経験者の池辺教頭を監督に迎え、更なる一歩を踏み出したニコガク野球部。数日後に控えた目黒川高校との試合に向けて、安仁屋たちニコガクナインは練習に励む…。
 
<出典>ルーキーズ(ドラマ)公式

第7話のネタバレはここをクリック
試合で蹴りをつけよう!
安仁屋は江夏に殴りかかろうとしたが、桧山に
「甲子園出たいんだろ!?手だしてんじゃねえ!!」と止められ、思いとどまった。
「甲子園??」と江夏。
「おれたちギラギラバカ丸出しでよ」
と桧山は言った。
「お前がやめてくれたおかげで、今にも
甲子園に手が届きそうなんだよ」
桧山が傷だらけの顔でそういった時、江夏は、
「黙れ」と言って、金属バットを振り上げた。
「やめろ!!」
そこに間一髪で到着したのは、川藤だった。
「きみが江夏くんだな??桧山は高校球児だ。こいつがここまで耐えた意味を、その志を理解できんのか!?同じ男として!!」
江夏は川藤の胸にバットを突きつけた。
「才能のないやつを潰したいやつの気持ちも
理解してくれよ。同じ男として」
川藤は江夏を突き飛ばした。
「よし!試合だ!試合でケリをつけよう!!」
と川藤は叫んだ。
 
次の日。
川藤は目黒川高校との試合を取り付けた。
藤村校長は暴力事件のきっかけを作った生徒がいることを懸念し、試合する意味なんてないと反対される。
「見ていてください!今こそ我々の真価が問われる時が来たんです」と川藤は宣言した。
御子柴は、江夏は本当に嫌な奴だったが野球をしたかったのだろうと言った。
 
 
野球部の部長
川藤は教室にやってくるが、野球部がいないことに気づく。野球部たちは安仁屋が屋上にいったために追いかけたのだった。
「いや、なんつーか」と若菜。
「なんだよ」と安仁屋。
「あの時の試合、お前、せっかく出れてたのに。今更だけど、悪かったよ」と関川は謝った。
安仁屋は乱闘騒ぎの際、ひとり、ベンチにいてあの乱闘騒ぎに加わらなかったのだった。
「ばーか!んなこときにしてたらお前らとつるんでねえよ。あのあと野球部を潰しかけたのはおれも一緒だろ。あんなクソ野郎と試合やる価値ねえよ!」と安仁屋は言った。
「俺はやる価値あると思うけどな!」
屋上へやってきたのは川藤だった。
「喧嘩のかわりにすんなよ、あせんなよ」と、安仁屋。
「勘違いすんな。思い出したんだよ、江夏たちを見たとき。初めて会った時のお前たちを。人の夢を笑い、ただ敵意むき出しで、
暴力とともに生きていたお前たちを!!わかるか?今度の相手はお前たちの亡霊だ!あいつらを打ち負かして、愚かだった
あの頃と決別しよう!!本当の意味の勝利を手に入れるんだ!生まれ変わった野球部の初勝利を飾るにふさわしい相手だと思わないか!?」
「そのとおり!!」と横からいったのは教頭だった。
教頭は野球部のユニフォームをきていた。
「今日から教頭先生には野球部の部長になってもらう」
「君たちの力になりたいんだ!!」と教頭。
教頭は御子柴に「池辺マニュアル」というファイルを渡した。
「池辺マニュアル??」
「そこには学生時代を甲子園に捧げた教頭先生の練習方法が書いてある」と教頭は言った。
教頭は関川の身体を見て、なかなかの体だと言った。
「目指すは夏の甲子園!その前に亡霊に打ち勝つぞ!!」
と川藤。
「今のお前たちならできるはずだ。な?安仁屋!」
安仁屋は微笑んだ。
「見せてやるよ。俺たちの実力。おっし!!」本気出してくぞ!!」と安仁屋は叫んだ。
 
野球部たちは池辺マニュアルを読む。
塔子も関心していた。
関川は川藤に対して、「あいつ何もやることなくなるんじゃねえの?」
と川藤のことを馬鹿にして笑っていて、御子柴は心配そうにする。
川藤は、教頭の指導が入ることで甲子園が遠く感じているのではと思っていた。
「とことんあいつらに付き合いますよ!」と川藤は真弓に宣言した。
 
教頭のビシバシとした練習に野球部は参考になると関心していた。
川藤は今岡のピッチングの練習をしていた。
しかし、ボールがうまく取れない川藤はよろめいてしまった。そんな川藤を見て、へらへら笑う野球部。そんな部員を見て、御子柴は怒った。
「笑うなよ!先生だって頑張ってんだよ!」
「わかってるよ、あいつがいないと今の俺たちはないってこと」
と新庄。
「川藤とおっさんがいりゃおれたち最強じゃね?」と関川。
目黒川は適当に練習しているだろうと高をくくる面々。
「ねえ、御子柴くん、目黒川ってさ…」と塔子は心配そうに御子柴に話しかけた。
 
 
目黒川の実力
「ベスト16!?」と若菜。
目黒川高校はベスト16に選ばれている学校だったのだ。
御子柴と川藤は帰り道に、安仁屋がバットの素振りを練習している姿をみかける。
「負けられないんだよ、あいつらライバルだったから…」と御子柴。
「ライバル??」
「入学してすぐ試合にでられたのは安仁屋と江夏だけだったんだ。なのに夏の試合で逆転のチャンスで江夏が」と安仁屋。
 
昨年の夏。乱闘騒ぎの後、トイレで安仁屋は江夏に殴りかかろうとしていた。
「江夏!!」
「ニコガクのレベルじゃ甲子園なんていけねえ!!」
そう言われて江夏の胸ぐらをつかんだが、江夏に殴られてしまっていたのだった。
「野球でも俺に勝てないのかよ」と江夏。
 
川藤は目黒川高校の練習風景を見ていた。
それを監督の沢村に見られてしまった。
「失礼いたしました!!」
「先日のお電話の声。想像していた通りの方ですね。真面目で誠実でしかしどこかとぼけた愉快な一面もある。長らく監督をやっとりますと、人の内面ばかり見ることになって…」と沢村が言う。
沢村は試合当日のメンバーのメモを川藤に渡した。
「どうぞ、存分に偵察を」
「でしたら!!うちの高校にもいらしてください。うちの精鋭メンバーをご紹介します!」
 
川藤はそのメモを持ち帰り、御子柴に渡した。
「先生すごいよ!」
「いや、なんか向こうから教えてくれてね…」
「いや、先生がすごいんじゃなくて、すごいのはこのメンバーだよ!」
「知ってんのか?」
「ほとんど中学じゃ、名前の通っていたメンバーだよ!」
岡田たちは、そのメンバーの名前を聞いてなにか因縁を感じているのか複雑な目をしていた。
「何事をするにも人の和が大事だ」と川藤。
屋上の安仁屋のもとにやってきたのは、岡田と湯船だった。
「あのさ…」
 
岡田と湯船は泣き言を言っていた。
不良のくせに野球がうまい選手が紛れていたのだった。
「江夏だけならなんとかなると思ったけど、全員強いんだろ?」
「しかも江夏だろ。あいつらに負けたら甲子園どころじゃなくなるし」
と岡田と湯船は泣きそうだった。
「びびってんじゃねえよ!!バカ!」と安仁屋。
「ならお前は江夏に勝てんのかよ?」と岡田が安仁屋に言った。
「あいつ、あんな事件起こしたけど、レベルはお前より上だろ?安仁屋が勝てないのに、俺たちが勝てるわけねえだろうが!!」
と岡田が叫ぶと、安仁屋は岡田を殴り飛ばした。
「俺ひとりでやってんじゃねえんだよ!!お前らがいるから勝てんじゃねえのかよ!乱闘のあとな、江夏の野郎、俺になんて行ったと思う?ニコガクのレベルじゃ甲子園なんて
行けねえって言ってたんだぞ。あんな野郎に舐められて悔しくねえのかよ!?何が何でも勝って、俺たちの力見せつけてやりてえんだよ!お前らと甲子園に一緒に行きてえんだよ!!」と安仁屋は岡田に言った。
「情けねえこと言ってんじゃねえよ!バカ野郎!」と安仁屋。
岡田と湯船はそのまま教室を出ていった。
「やるだけ、無駄かもな」と新庄。
川藤は廊下から見守っていた。
 
次の日。
部室がピカピカになっていて部員たちは喜ぶ。
ユニフォームがなくなっていて驚いていた。
岡田と湯船はしょぼくれて歩いていた。
そんな部員たちが見たのは、川藤が洗濯を
している姿だった。
そばには沢村がいた。
「いつも頑張ってるあいつらに大サービス」と川藤。
沢村は安仁屋を知っていた。
「彼はエースです。甲子園への思いは誰より強くて、野球部のなかでいちばん頼りにされてるんです。これはキャプテンの御子柴といって、彼がいなければ今の野球部はなかったかもしれません。関川は、お調子者ですがすごい負けず嫌いで、
新庄は、不器用で誤解され安いやつですが、実は
いちばん友情に厚くて。若菜はムードメーカーです。
桧山は建かっぱやいですが、根性があります。
今岡は兵法としていますが、影で努力するようなやつで、
平塚は…えっと…スーパーポジティブです!あと…
この岡田ってやつは、見た目は派手ですが実は野球部で
いちばん冷静な判断ができるしっかりもので、湯船はいつもふざけた言葉使いをしてますが、彼の笑顔がみんなを和ませてくれるんです。以上10名!マネージャーの八木を含めた11人が我がニコガク野球部です」
「普段川藤先生は、どんな指導をしていらっしゃるんですか?」
と沢村監督は聞いた。
「指導ですか??わたしはただ応援しているだけです!!」
と川藤は言った。
「応援…」
「実はわたし野球は素人なんです。学生時代、団体スポーツに
縁がなくて。こんな応援しがいのあるスポーツも、応援しがいのあるやつらも始めてなんです!毎日つまずいたり悩んだり喧嘩したりばっかりですけど。それはあいつらが本気
だからなんです。やる気のない生徒たちを応援しても響きませんが、
奴らは体でぶつかってきてくれる。だからずっと応援してやるつもりです。
だから夢の甲子園という舞台に行くまで!」と川藤は言った。
川藤は岡田と湯舟が野球をしている姿を見て感動していた。
「あ、先生」と御子柴。
「お前ら!!スター選手がいる目黒川ぶっつぶしてやるぞ!
俺らがスターだ!!」と安仁屋は叫んだ。
 
野球部員たちは部活に勤しんでいた。
勉強する間も惜しみ、夜もひたすら練習していた。
 
「安仁屋、明日の試合どう戦う?」
「江夏には死んでも負けねえ。オール三振だよ」
「御子柴」
「フォーメーションにミスがないように全力で頑張ります」
「若菜」
「絶対盗塁させねえ。あと俺にことわりなくホーム踏むやつは
許さねえ…」
一人ずつ目標を口にするメンバーたち。
 
野球部員たちは目黒川高校にやってきた。
「今までやってきたことを信じろ!」と川藤は鼓舞した。
 
「安仁屋、こんなくそばっか集めてマジで甲子園行こうとしてんのか?」
と江夏。
「うるせえな!!」
安仁屋たちはがんつける。
「うらあああ!」と川藤は叫んだ。
「喧嘩したいやつはユニフォームを脱いでやれ!そして二度とここに
戻ってくんな!」と川藤は叫んだ。
ニコガクは円陣を組んだ。
関川は盗塁して、見事に御子柴は送りバントをする。
そして、江夏の前に安仁屋がやってくる。
安仁屋は三振をとられる。
川藤はツーアウトまで言ったことを褒めるが、安仁屋は
「あったりめえだ!!」と叫んだ。
「今の攻撃で確信したんですよ。努力は必ず実る。
だから相手が強ければ強いほど嬉しくなる。
それを知ったんですよ、あいつら」と川藤は言った。
第7話の感想はここをクリック
今回は教頭先生が部長に就任して意外な回でした。また、岡田や湯舟が弱気になってしまうシーンでは、中学生の頃のことを思い出してしまう彼らに同情しました。しかし、安仁屋たちがそんな弱気な彼らに喝を入れて、鼓舞するところに心強さを感じました。
 
一人一人について沢村監督に川藤が言うシーン感動しました!
<見逃し動画>第6話 「奇跡の初勝利なるか!? そして涙の別離が…」
 
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第6話の公式あらすじ

用賀第一高校との練習試合も9回裏を迎え、1点差を追うニコガクの攻撃。関川 (中尾明慶) を一塁において2アウトの状況でバッターは 若菜 (高岡蒼甫) だったが、若菜は 安仁屋 (市原隼人) の剛速球を受けすぎて左手の感覚がなくなり、バットが握れない… そんなとき、ユニフォームを着た新庄 (城田優) がグラウンドに現れた! 「同じユニフォームでここに立ちたかった…」という新庄に、代打はお前しかいないと若菜。そこで川藤 (佐藤隆太) は代打、新庄とコールする。
 
握り締めた拳を川藤に開いて見せた新庄が、ニコガクナインの想いを背負ってバッターボックスに立つ。静かに闘志を燃やしバットを構える新庄。豪快なスイングを見せるも、2ストライクと追い込まれた。固唾を呑んで見守るニコガクナイン。
 
ピッチャーが投げた3球目、新庄が渾身の力を込めてスイングすると、快音とともにボールがライト方向へとはじけ飛んだ。ランナーの関川はセカンド、サードと駆け抜け、ホームに突っ込む。バックホームされるボールをキャッチャーが受ける。静寂に包まれるグラウンド… ホームを見つめる川藤とニコガクナイン。果たして新庄は期待に応えることができるのか !?
 
練習試合が終わって数日後、川藤が試合中に殴ってしまった用賀第一野球部副顧問の 国松 (田口浩正) が、ニコガクへ抗議にやってきた。川藤を辞めさせないと高野連と教育委員会に訴えると、怒り心頭の国松が校長室で騒ぎ立てる。川藤は神妙な面持ちで立ち尽くすばかり…。
そのとき、「辞職というカタチで責任を取らせていただきます」と、村山校長 (伊武雅刀) が国松に向かって言う。
 
そのとき、その騒ぎを廊下で聞いていた安仁屋たちニコガクナインが、校長室に飛び込んできた。安仁屋たちは猛然と校長に抗議をするが…。
 
<出典>ルーキーズ(ドラマ)公式

第6話のネタバレはここをクリック
新庄の復活
「大丈夫だ、あんなに一生懸命突っ張ってたやつがやっと見せた素直な気持ち」と川藤。
「その勇気をわかってて、なんのためらいもなく、全てをあいつに託した」
新庄はフルスイングを見せた。
「そして、それをしっかりと受け止めた新庄。たとえ結果がどうなっても…」
新庄は空振りを続けるが、力強いスイングだった。
 
そして、新庄は打った。
ぎりぎりのところで関川がホームベースに滑り込んだが、アウトだった。
 
校長はそれを校長室から見ていた。
 
負けたが、「よく頑張った」という声が響き渡る。塔子は泣いていた。
「たまらんだろうな」
「でも、みんなよく頑張ったよ」
「嬉しすぎて…」と川藤。
ニコガク野球部は笑っていた。
「悔しがってたんじゃ…」
「悔しいことなんてあるもんか。持てる限りの力で戦ったんだ。自分たちの夢、仲間との絆、努力の大切さ、いろんなものを得ることができた」と川藤。
「あの!」
と香取が言った。
「先輩のこと、球拾い大臣とか馬鹿にしてすみませんでした!!」
「いいチームだろ?俺、ここのキャプテンなんだ」
「はい!」
と香取は笑顔で頷いた。
「ぎりぎり、こっちの大勝利だな」と川藤。
国松は影で悔しがっていた。
 
 
校長の改心
「まだ心配ですか?彼らがまた伝統を壊すような問題を起こすのではと」
と、教頭は校長に言った。
「ご自分の手で野球部を葬ってしまいたかったんですよね?そうですよね?村山キャプテン…」
「愚かだったよ。野球部の誇りを守ったのは私じゃない。あの子達の方だった…」
と、校長は言った。
「なぜ、彼のように大いに夢を語ることができなかったのか…なぜ、なぜわたしは…川藤くんのように…」
校長は涙ぐんでいた。それを見た教頭も悲しそうな顔をした。
 
「校長と教頭が甲子園?」と若菜。
「ああ」と川藤。
「それで俺たちを目の敵にしていやがったのか…」と若菜。
「それだけ大切だったんだよ、甲子園は」と御子柴。
 
翌朝。
国松は自分への暴力についてニコガクに訴えにきていた。
「試合中に殴られたんですぜ、この若造。
こんな暴力教師、早くやめさせてくれや」
と国松。
「わかりました。辞職という形で責任をとらせていただきます」
そう、校長は言った。
「それで、ご納得いただけますね?」
 
すると、外で聞いていた安仁屋たちが入ってきた。
「ふざけんな!」と安仁屋が掴みかかろうとすると、川藤が止めた。
「勝手なことぬかしてんじゃねえぞ!てめえが憎んでんのは俺たちのほうだろ?こいつは俺たちの監督なんだよ。こいつがいなくなると困るんだよ!!」
安仁屋は校長に掴みかかろうとした。
「甲子園行きてえんだよ。俺たちも栄光ってやつつかんでみてえんだよ。
だからもう邪魔すんじゃねえ!!」
「邪魔をするつもりなどない。辞職するのは川藤先生じゃない。この私だ…」と校長は言った。
「校長!」と教頭。
「実は理事会も教育委員会も了承済みなんだ。国松さん、それで
ご納得いただけますね?お引取り願えますか?」
国松は黙って去っていった。
 
「どうして…」と川藤。
「この間はいい試合を見させてもらったよ。心に残るいい試合だった」
「校長…」と教頭は悲しそうにする。
「ありがとう…」と校長は頭を下げた。
 
「このグラウンドには私たちの血と汗と涙が染み込んでいる」
「ええ」
校長と教頭はグラウンドに立っていた。
「勘違いしてもらっては困るが、わたしは不届きな部下の責任をとって辞めるんだ。いわば君の尻拭いだな。夢にきらめけ、明日にときめけ、だったね。君はしっかり夢に向かって頑張ってくれればいい」と校長は川藤を激励した。教頭は校長を見送る。
川藤と野球部もかけつけ、頭を下げた。
「キャプテン!!」と教頭は校長に叫んだ。
 
 
新しい校長藤村
「朝から授業をさぼる相談かね?」と若菜たちに話しかけた紳士がいた。
「部外者は立ち去るにゃー!」と湯船が言って、全員で笑う。
すると真弓がやってきた。それは新しい校長の藤村であり、真弓の伯父だった。
「あの子達は誰だ?」
「ああ、あの子達は、2年B組の生徒ですよ。全員野球部です!」
「あれが野球部か…」と藤村は言った。
 
御子柴は麻雀をしている部員に注意した。
すると、川藤が部室に入ってくる。
「ったく、ほら、朝礼行くぞ。今日は新しい校長先生がいらっしゃるんだ!」
川藤は野球部員たちを体育館へと連れて行った。
 
朝礼では、新しい校長である藤村が挨拶に立った。
「今日少し見させてもらいましたが、この学園にはいささか風紀を乱す者がいるようですが、特に校則に違反するような生徒たちは厳しくあたらせてもらいます!!」
そう言うと、川藤が部員を連れて体育館に入ったところだった。
「あ!あのじじい!!」と若菜。
「藤村教頭!」
「か、川藤!!」
藤村は川藤を見ると倒れてしまった。
 
「教頭から校長へのご昇進おめでとうございます!!」
川藤は藤村に最敬礼した。
「君、暴力事件を起こした野球部の顧問をしているんだって?」
「暴力は、もうもちろん振るっていません。校則も破りません。あいつらには夢がありますから!」
「村山校長がどんなやり方してきたか知らんが、わたしは容赦しないからね」と藤村。
「大丈夫です!見ていてください」と川藤は笑顔で言った。
 
若菜たちは面倒くさそうな校長だなと言った。
野球部たちはだんだんに人気が出始めていた。野球部は練習を始めていた。
「お前ら!!なんか企んでんだろう?」と安仁屋は若菜たちにいう。
「ほんと言うと実戦経験を積めたらいいんだろうけど」
と塔子。
「よし!俺に任せとけ!!」
 
川藤はソフトボール部に練習試合を頼む。
条件があり、安仁屋を出さないでくれと言った。
「だいたいなんでソフトボールに頼んでんだよ」
と安仁屋は言うが、ソフトボール部と野球部の試合が始まる。
安仁屋はその頃バッティングセンターで因縁の相手、江夏を見かけて追いかけるが見失っていた。
 
一方、練習を申し込んだソフトボール部はかなり強く、負けてしまった。
 
「江夏?見たのか」と新庄。
「いや、よくわかんねえけど」と安仁屋。
「そういや昨日の試合どうだった??」
若菜も新庄も黙り込む。
「夢っつーのはよ、そんな甘いもんじゃねえんだよ」
「俺たちには無理だって言いたいのか?」と関川。
「腹くくれっつってんだよ!!」と安仁屋。
そこから野球部は練習に励む。
新庄はかなり疲れ果てていた。
新庄は岡田を連れて、ノックの練習をしていた。
「おい、200超えたぞ、もういいだろ」と岡田。
「千本だよ」と新庄。
「お前らより遅れたぶん、取り戻してえんだよ」と新庄。
「お前らがやってきた努力くらい、俺がぶっちぎってやるよ」
「よーし!じゃあマジで千本とったら認めてやるよ」
と、安仁屋はノックを開始した。
 
平塚はスタメンを外されると藤子から聞いてしまい、安仁屋と練習を続けた。
「安仁屋、平塚の顔面狙って投げろ」と川藤。
「軽めでな」
安仁屋は平塚の顔面を狙って投げると、ホームラン。
「平塚のレギュラーもありだな!」と川藤。
 
「川藤先生が必死になって変えたんです、あの子達を」
「高校生は人間としてまだ未熟だ。彼らを信じきっている川藤先生も教師として未熟だよ」と藤村。
 
 
タバコの吸殻
塔子はソフトボールが帰ったあとで、タバコが捨ててあるのを発見した。安仁屋に犯人探すの手伝ってと言う。
塔子が拾ったタバコを見た安仁屋は、「こんなん女が吸うタバコだよ」と言う。
 
部室でレギュラーの話をしていた若菜たちは、外に出ると、タバコが落ちていてそれを拾う。するとそれを藤村に見られてしまった。
「君たちそこで何してるんだ?」
 
「吸ってねえっつってんだろが」と関川。
「タバコが一本でも見つかれば退学、野球部は廃部だ」と藤村。
「言ったはずだよ、校則を破る生徒には厳しく当たらせてもらうと」
「ですから!本人たちが吸ってないって!!」
と川藤。
「彼らは今まで平気でタバコを吸ってたんだぞ」
と他の教師が加勢する。
「どうして彼らを信じてやらないんだ!!たしかにこいつらはタバコを吸ってました。決して許されることじゃありません。
でも、彼らは反省してタバコをやめたんです!!だったらまず信じてやるのが教師の役目でしょうが!!」
と川藤。
「我々が信じてやらなかったら誰がこいつらを信じてやるんですか?
教師は這いつくばってでも生徒と同じ目線に立つべきなんじゃないですか?」
「教師は教師だよ。君の志を否定するつもりはない。だけどね、教師は生徒の立場になど立てないんだよ!」と藤村。
「なんと言われようと、俺は生徒を信じます!!定年を迎えてわたしが
教師をやめるとき、絶対同じことを行ってみせます」
川藤はそう言った。
「彼らの身体検査をお願いします」と藤村。
川藤ははむかおうとするが、若菜はいいよと言う。
「おれたち馬鹿だけどよ、信じてくれる奴のことは裏切らねえよ」と言った。
若菜たちは調べられても構わないと口々に言った。
「先生!」と塔子が入ってきた。
「これ、この子達が…」
真弓の生徒がタバコを吸っていた。
「すみませんでした」
「いいんです、疑いさえ晴れれば…」と川藤は言った。
 
安仁屋たちは寝転がりながら、去年のことを思い出していた。
桧山はレギュラーに入りたくて、バッティングセンターにきていた。そこにいた不良に絡まれてしまう。
桧山は殴ろうとするがやめる。
 
安仁屋たちはバットで殴った生徒は目黒川高校にいて野球を続けていた。桧山はボコボコにされていた。
そこに現れたのは、江夏だった。
教頭は、川藤に江夏の話をしていた。
 
すると、川藤のもとにも江夏が喧嘩を売ってきたと御子柴から電話が入る。
 
「どうせ年中練習ばっかりしてる草野球部だろ?」
江夏は馬鹿にする発言ばかり繰り返した。
「な、安仁屋。いっそあんとき廃部になってりゃよかったよな」
と言った。
安仁屋は、うるせえ!と言って江夏のもとへ飛び出していってしまった。
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因縁の相手である江夏が初めて登場した回でした。江夏は乱闘騒ぎを起こした張本人で、本当に嫌な奴だと思いました。
 
また、新しい校長も頭ごなしで嫌な人でした。周りがまた敵だらけになってきている気もしますが、今の野球部ならきっと乗り越えられると思います。
<見逃し動画>第5話 「負けたら解散…その時、最後の男!」
 
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第5話の公式あらすじ

あらすじ第5話「」2008年5月17日(土)よる7時56分
ついに練習試合の日がやってきた。川藤 (佐藤隆太) は「自信を持って戦ってくれ!」と部室で檄を飛ばし、ニコガクナインをグラウンドへと送り出す。感慨深げにグラウンドを見つめる、安仁屋 (市原隼人) たちニコガクナイン。その後、川藤は校長室で用賀第一高校の野球部副顧問をしている 国松 (田口浩正) と、あいさつを交わしていた。「試合を中止するなら今のうちだ」と 村山校長 (伊武雅刀) は忠告するが、「あいつらの本当の姿をお見せします」と川藤は自信に満ちていた。
 
ほどなく試合開始の時間となり、グラウンドで整列をする両チーム。選手と一緒に並んだ川藤を見て思わず笑い出す用賀ナインに、若菜 (高岡蒼甫) と 桧山 (川村陽介) が身を乗り出してすごむと、場合によっては没収試合とすると主審がけん制する。
気を取り直して、あいさつを交わし、いよいよ試合が始まった。後攻のニコガクナインがグラウンドへ飛び出し、各々のポジションに着く
 
プレイボールのコールで、ピッチャーマウンドに立つ安仁屋が、大きく振りかぶって第1球を投げた。空を切り伸びる剛速球! 次の瞬間、若菜が構えるミットにボールが刺さった。バットを構えたまま、唖然とする先頭バッター。初回からフルパワーで飛ばす安仁屋は、三者連続で三振を取る。攻守交替となり、ベンチへ戻ってくる安仁屋を笑顔で迎える川藤だが、安仁屋は笑みも見せず、みんなと離れて一人ベンチに座る。
 
攻撃の回を迎えたニコガク。先頭バッターは俊足の 関川 (中尾明慶) だ。
その関川に、川藤はバントのジェスチャーをする。
 
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練習試合
やってきた練習試合当日。
「本当に試合ができるんだな、おれたち」
と、御子柴は言う。
盛り上がる部員たちだった。
 
用賀第一高校の面々は「乱闘事件を起こした連中だろ」
と言う。
 
副顧問の国松が訪れていた。
「どうか穏便にひとつ…」と川藤に言うと出ていく。
「試合を中止するなら今のうちだ。公の場でことが起きて後悔しても遅いんだぞ」と校長。
「後悔なんてしません!!」と川藤は言い放つ。
「今日は校長先生に、あいつらの本当の姿をお見せしますよ!」
 
「ひとりでも退場になったら試合できなくなるだろ」と御子柴。
「新庄は?」と川藤。
「やっぱあいつはこねえよ」と関川。
そうして、試合は始まった。
川藤は一緒に並んでしまい、香取が吹き出すが、それを見て若菜と桧山がガンつけてしまった。
審判から注意をうけるニコガク野球部。
「お前ら大丈夫だよな!?」と川藤がたしなめて、試合がスタートする。
 
「しまっていくぞこらー!」と若菜。
 
その頃新庄はユニフォームを握り、土手で物思いにふけっていた。
 
安仁屋のピッチングは早く、用賀第一高校も動揺する。バットを振ることもできない。
「余裕だっつの」と安仁屋。
キャッチャーの若菜は安仁屋の剛速球を受けて、手を真っ赤にしていた。
安仁屋は投げ終わるたびにベンチに寝転んでいる。
 
関川はバントして走るが、瞬足だったのでセーフだった。御子柴は思い切り打つが、香取が取った。
「惜しいぞ御子柴!次だ!」と川藤が励ます。
若菜がバッティングボックスに立つが、
デッドボールになってしまい、喧嘩を売ってしまう。
「キレる前にまず深呼吸!!」と川藤が叫んだ。
「つまらないことで今までの努力を無駄にするな!」と言われて、若菜は深呼吸をする。
国松が野球部を叩いているのを見て、川藤はいてもたっても
いられなくなるが、御子柴に深呼吸してとたしなめられる。
安仁屋は6連続三振を奪う。
徐々に用賀第一高校に焦りが見え始めた。
 
安仁屋は投げ終わるたびにベンチで寝転がってしまう。
「安仁屋にだけ、でけえ面させんなよ」
安仁屋は27球投げており、かなり疲れていた。
「安仁屋くん走らせてつぶすつもりじゃないかな…」
と塔子は心配そうな声を出す。
用賀第一高校の戦法は、安仁屋のスタミナを奪う作戦だったのだ。
ニコガクは内部で揉め始めてしまった。
「もめてどうすんのよ、9人しかいないのに…」と塔子。
形成が逆転し始めてしまう。
「タイム!!ピッチャー交代!!」
と川藤は言ったが、交代っていったい誰に??と御子柴。
「今岡!!」と叫んだ。
「今岡!?」
「笑えるか、そんなギャグ!」と平塚。
「勝つ気あんのかよ」と安仁屋。
「勝つために温存するんだ!!」と川藤は叫んだ。
「ピッチャーは誰もやったことないから、あいうえお順!」
と川藤。
 
「まずは全員野球というところでしょうか」と教頭。
「いや、安仁屋は本気で勝つつもりだよ」と校長。
校長は、夜に安仁屋の練習を見ていて、本気でやるつもりだという話を聞いていたのだった。もし負けたら野球部を潰せとまで安仁屋は言っていたのだ。
 
若菜は「昨日爪が割れるほど投げ込んだのかよ」と安仁屋に言った。
若菜は安仁屋を殴り飛ばしてしまう。
「俺らに任せといたら勝てねえってどういうことだよ」
「お前らに任せたら勝てんのか!?」と安仁屋は若菜を殴り返してしまった。
川藤は慌てて止めに入る。
「勝つんだよ!!勝たなきゃならねえんだよ!!」と川藤に羽交い締めにされてしまう。
 
「安仁屋は私に約束したんだよ。必ず勝って、野球部を守ると…」と校長が
言った。
「安仁屋がそんな約束を…」と教頭。
 
「気持ちはわかるが、なんでそんな約束したんだ」と川藤は安仁屋に聞いた。
「マジでいきてえんだよ、甲子園。こんなところで負けてるようじゃ無理だからな」
川藤は去っていく安仁屋を見た。
「結局安仁屋は俺たちを信用できなかったんじゃないか」
安仁屋は帽子の裏に「one for all」と書いていた。
「安仁屋が相手チームを抑えたということは、全員で抑えたということだ。少なくともあいつはそう思っているはずだよ!」と川藤。
「面白いよな、野球って。どんなにうまい奴がいても、ひとりで叶うわけじゃない」
「俺たちが復活させた野球部だ。守るのも夢も見るのも全員一緒だよ」と若菜。
 
 
国松の仕打ち
「野球部守りたいの、けいちゃんひとりじゃないんだよ」
と、塔子は安仁屋に帽子を返す。
「行こうね、甲子園。みんなで」
「あー、お前がやらしてくれたらもっと頑張れんのにな」
と安仁屋。
「エラーした奴は殺す!!」と安仁屋は気合を入れた。
 
試合は進んだ。
国松は怒号を繰り返し、川藤はそんな国松をにらめつけた。
「どんまいどんまい!気にせず全力投球だ!桧山!!」
激励する川藤に、用賀第一高校の選手たちは不思議そうな顔をする。
そこへやってきたのは教頭だった。
「校長もここにくればいいんだ。きらきらしているよ、9人とも」
「教頭先生!!」
川藤は驚く。
「本当は…9人じゃありませんけどね。同じ目をした奴がもうひとりいるんです。野球部には…」
試合はさらに進んだ。
川藤は用賀第一高校の選手が倒れたのを見て、思わず駆け寄る。「大丈夫か!君!」
しかし国松は「はよ立たんかい!!」と厳しい言葉を投げかけた。
「敵に手借りてどないすんじゃ!」
「く、国松先生!!」
「うちの生徒がどうなろうがこっちの勝手やろ」
生徒たちは不審な目で国松を見た。
「ピッチャー交代!!」と川藤が叫んだ。
 
用賀第一高校のピッチャーのことだった。
「なんでやねん!!」
「せめて怪我を見て判断したほうがいいでしょう?」
「野球部やったら根性あるとこ見してみ!!」
「なあ!!君の夢はなんだ?」と川藤は用賀のピッチャーに尋ねた。
「もし、この試合を投げ抜くことが君の夢なら、何も言わない!!ただ、もっと大きな夢があるなら、今の自分に何が大事か、なんでもっと自分で見極めようとしないんだ!?」
「川藤はん…」と国松。
「それが本当の根性じゃないのか??」
生徒は痛そうにつらそうに顔をしかめた。
「何泣いとんねん!」と生徒を小突く国松。
「人を育てる気がないなら、教師やめてもらえませんか!?」
と川藤は国松にいう。
「ちょっと不良に野球やらしたからって偉そうに、若造が。だいたいそっちの不良どもに夢なんてあんのか?」
「甲子園だ!!甲子園に行くのが俺たちの夢だ!!」と安仁屋。
国松は笑った。
「暴力事件起こした奴がどのツラ下げて言うとんねん!!甲子園も舐められたもんやのう」
「人の夢を!!馬鹿にするなーーー!」
川藤は思い切り国松を殴りつけてしまった。
「しまったああああ」と川藤は言った。
「今のはなかったことに!!」
「できるかあああ」と国松。
「没収試合や!!」
「処分は私一人が受けます!!ですから試合は続けさせてください」
川藤は土下座した。
「うちの選手にとって、この試合は夢への第一歩なんです。ただの練習試合じゃないんです。お願いします!!わたしは退場でもなんでもしますから!!」と川藤は土下座した。
「帰るぞ…」と国松。
すると、用賀のピッチャーの生徒が手をあげて、「ピッチャー交代。お願いします」
と言った。
「え?」
「ピッチャー交代!香取に交代します」
「ピッチャー交代!!」と審判も叫んだ。
「何言うとんねん…こんなんスポーツマンシップもかけらもあらへんやないか」
「選手の健康管理を怠ったあなたが、スポーツマンシップを語れますか?まずあなたが省みるところがあるんじゃないですか!?」
と言ったのは審判だった。
試合は続行された。
川藤は正座していた。
安仁屋はホームランを打った。
 
その頃、部室前には新庄が来ていた。
「試合出るつもりできたんでしょう?」と真弓。
「俺の居場所なんてねえよ…」と力なく新庄は去った。
 
湯船がもう投げられないと弱音を吐いたときに、
「ピッチャー交代!!安仁屋ああ!」と川藤が叫んだ。
野球部の試合を見ようと、生徒たちが集まってきていた。若菜はその姿を見て、「見せもんじゃねえぞ!!と嬉しそうに涙ぐんだ。
教頭は甲子園の土を踏んでいた。
「野球部は我が学園の誇り。穢れなき誇りだったんだ…」と言った。
「今までささくれだっていた野球部と生徒たちの壁も、ここにはない。もう負けてもいい!!こんなに素晴らしい光景が見られたんだからね」
「負けたらだめなんです!!自分たちの夢のために努力したんです。自分たちで潰した夢をもう一度見ようとしてるんです!!
行くんですよ!また見たことない甲子園という夢の舞台に!!」
川藤はそういった。
 
「みんなちょっと円になってくれ!!ちょっと聞いてくれ!」
と川藤。
「40年前、二子玉川学園は甲子園に行っていたんだ。それから時代は変わり、お前たちは過ちを犯した。先輩たちが築いた栄光の歴史に泥を塗った。それがどういうことか、わかるだろう?わかればいいんだよ。反省は絶対に必要だが、過去の過ちに固執するのは愚かなことだ。人は誰でも平等に夢を持つ才能が
備わっている。お前たちは今それに気づいたんだ。そしてまた、夢に一歩近づくための努力を始めた。関川の盗塁も、若菜のヘッドスライディングも、岡田の送りバントも、湯船のタイムリーも、御子柴の守備も、桧山のホーム突入も、今岡のアンダースローも、安仁屋の剛速球やホームランも、平塚の……立ち姿も。どれも全部俺には感動の名場面だ!!いいか?この世のおれたちが理解する以上に
栄光に満ちている。みんなここまでよく頑張ったな!ここまで来たからには、なんて言うつもりはない!!!悔いのないように戦え!以上!行ってこい!!」
「エンジンくむぞー!」と御子柴。
「ラスト一回!絶対逆転しよーぜ!!」
 
真弓は新庄が来ていることを川藤に伝えた。
「え、新庄来てるんですか!?」
「けど、自分の居場所がないって…」と真弓。
 
 
新庄、現る
新庄は部室にいた。
ロッカーの中にはグローブとプリクラが入っていた。それを見て涙をながす新庄。
 
若菜はバットが握れなくなっていることに気づいた。水道で手を洗った。バットが握れないことに焦りを感じていた。
逆転の夢が潰えそうになり、御子柴は落胆していた。
「まだ負けたわけじゃねえぞ」と安仁屋。
若菜の手がおかしいことに安仁屋が気づいた。
「握れねえんだよ…力が入んねえ…」
と若菜は言った。
「お前があんなクソボールしか投げねえから」
と言った。「八木!俺の手をテーピングでぐるぐるにしてくれ!もうそれしかねえだろ!!」
全員が諦めかけたその時に、そこに現れたのは新庄だった。
 
「新庄…」と関川。
「あいつ…」と川藤。
若菜はバットを新庄に渡す。
「代打だよ、おいしいとこ持っていきやがって」
「一度帰ろうと思った。けど、ただ、ただお前らと、同じユニフォームでここでこうして立ちたかった」
と新庄は言った。
「もう新庄しかいねえんだって」と桧山。
「お前のほかに誰がいるんだよ、わかってたよ、結局こうなんの」と安仁屋が言った。
「安仁屋…」
「やっと全員揃ったか!!」
と川藤が言うと、新庄!!と言って、野球部は取り囲んだ。
「おーし!!代打新庄!!」
新庄は川藤に向かって、握った拳を突きつけるとそれをゆっくりと広げた。
「新庄…」と言って川藤は涙ぐんだ。
「よく来てくれたわね…」と真弓は言った。
第5話の感想はここをクリック
チームが団結して良かったです。
 
国松が酷すぎて見ていて悲しくなりました。他のチームにも目をかける川藤がかっこよかったです。
 
馬鹿にしていた香取くんも改心してくれてとても嬉しくなりました。
 
最後に新庄が掌を広げるシーンに胸が熱くなりました。
 
感動しました。
<見逃し動画>第4話 「どん底からの出発」
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第4話の公式あらすじ

用賀第一高校との練習試合まで、あと残すところ一週間というとき、ついに 安仁屋 (市原隼人) もニコガク野球部へと合流。グラウンドで誰がピッチャーになるかでもめていたニコガクナインを見て、笑顔をこぼす 川藤 (佐藤隆太) だった。その言い争いの中、「誰かキャッチャーをやれ」と、安仁屋がピッチャーへ名乗りを上げる。それを受けて「納得できるような球を投げられなかったら、俺たちに女を紹介しろ」と 若菜 (高岡蒼甫) がキャッチャーを買って出た。
 
ピッチャーマウンドに立つ安仁屋と、キャッチャーミットを構える若菜。次の瞬間、安仁屋から放たれた剛速球に、若菜たちニコガクナインは度肝を抜かれる。その投球を見た川藤は、安仁屋をピッチャーにすると心に決めた。
 
その後日、川藤が決めたポジションにそれぞれついて練習を始めるニコガクナイン。キャッチャーに抜擢された若菜だが、バッターがスイングすると目をつむってしまい、ボールがうまく取れないでいた。それを見た 桧山 (川村陽介) が「情けねぇ」と嫌味を言うと、二人は取っ組み合いの状態に。メンバーが二人を制止するが、若菜は桧山を殴り倒してグラウンドを出て行ってしまった。練習が終わり、若菜のことを心配するニコガクナイン。キャプテンに抜擢された 御子柴 (小出恵介) は、みんなを代表して若菜と話をしてみるという。
 
一方、野球部のメンバーとケンカ別れの状態となってしまった 新庄 (城田優) が、チンピラ風の連中に因縁をつけられてボコボコに殴られていた。と、ちょうどその時、川藤がそばを通りかかり、倒れている新庄を発見。「もう許してやってくれ」と、ケンカを止めに入るが…。
 
<出典>ルーキーズ(ドラマ)公式

第4話のネタバレはここをクリック
キャプテン御子柴
野球部たちはポジションについてもめていた。
「やっぱりピッチャーは人気があるんだな」と川藤。
安仁屋はピッチャーを名乗り出る。
若菜はキャッチャーを引き受けるが、
安仁屋の剛速球に倒れ込んでしまった。
 
「早い!」
「中学の時にMAX時速130は出てたんだよ」
と、塔子は得意げに言った。
「9人揃ったね、なんとか戦えそうだね」
「俺の目には強そうなチームに見えるよ!」
と川藤。
 
「やりましたね、川藤くん」と教頭。
「あの不良どもに練習試合をする資格などない」
と校長は言い放ち、教頭は動揺する。
 
「なんで俺がキャッチャーなんだよ!!
やったことねえーっつの!」と若菜。
「誰だよこれ決めたの!!」
ポジション表を見て、若菜は不服そうにする。
「オレだよ!!」と川藤。
「ノックもできねえやつが勝手に決めるなよ!」
と文句をいう若菜。
「でもキャッチャーってムードメーカーだから若菜で向いているんじゃない?それに、関川は足が早いからセンター向いてると思うし。うん、他のみんなもバランスすごくいいって俺は思うけどね」
と、御子柴は言った。
「ほら見ろ!!キャプテンもそう言ってるじゃないか!!」と川藤。
「へ?」
「キャプテン!?!?」
若菜たちは大声で驚いた。
「せ、先生…」と動揺してしまう御子柴。
「お前は野球部の発起人でもあるし、みんなことをよくわかってると俺は思う」
「別にいんじゃない?御子柴で。な」と安仁屋。
「じゃあ頼んだぞ、御子柴キャプテン」
「俺がキャプテン??」
と、ぽかんとする御子柴。
「試合用ユニフォーム作るけど、先生のも作る?」
と、塔子が尋ねる。
「俺はいいよ、もう持ってるから」と言った。
「あの、さ、喧嘩とたばこは禁止にしない?
もし問題起こして一人でも欠けたら、また野球できなくなるだろ」と御子柴。
「あったりめえだよ!ばーか!!」
と安仁屋が言った。
 
安仁屋たちはユニフォームについて、ポジションについてギャーギャー言いながら帰っている。
御子柴はそんなみんなを見て微笑んだ。
 
「御子柴くんがキャプテンになったの?」
と真弓も意外そうにした。
あの御子柴がキャプテンとは、と職員室でも話題になるが、
「一歩踏み出す勇気です」と川藤は言った。
そして、川藤は土曜日が練習試合であることを教師たちに宣伝した。
 
引き続き練習する野球部たち。
安仁屋のボールが取れなくて苦戦する若菜。
桧山は見かねて「情けねえこと言うなよ」と言った。若菜は桧山ともめて喧嘩に発展しそうだった。
「何事も努力あるのみ!」と川藤は言ったが、
「やってられっかよ!」と若菜は去ろうとする。
「出たよ、若菜スペシャル。できないことあると、すぐギブアップするやつ。鎌倉まで逆立ちで行こうとした時もすぐ諦めてたよな!?」
若菜は、あまりの言われように桧山を殴ってしまう。若菜は引きとめようとした御子柴のことも肘鉄して倒してしまった。
不穏な空気が流れる野球部だった。
「明日になればまた部活に来るだろ」と川藤は言った。
「平塚、お前キャッチャーやれよ」と安仁屋。
「ポジションは今のままでいく、明日、あいつと話してみるよ。あんなことで投げ出すようなやつじゃない。俺、キャプテンだし」と御子柴は言った。
「頼んだぞ、御子柴」と川藤。
頼まれた御子柴は嬉しそうに言った。
 
「頼もしいぞ、御子柴」
帰り道に川藤は言った。
「ひとりも欠けて欲しくないからさ。本当は新庄にも戻ってきてほしいんだけどね」と御子柴は言った。
 
 
誰よりも友情を
新庄はその頃、ゲームセンターで喧嘩を売ってしまい、集団で暴力を振るわれていた。
そこに通りかかった川藤が助ける。
新庄は大切にしていたプリクラを取られ、返してくれ、と息も絶え絶え言う。
「ふざけるのもいい加減にしろ」と
川藤は不良たちを殴りつける。
「お前、もう殴らないんじゃ…??」
「話が別だ!俺の教え子は死んでも守る!!」
 
そのとき、パトカーのサイレンが聞こえ始め、
川藤は新庄の手首を取り、逃げる。
「新庄、これ大事なものなんだろ?」
「要るか、そんなもん」
「もう少し楽しそうな顔しろよ、せっかくみんなで
撮ってんだから!」
「お前さえ来なけりゃ、俺たちはうまくやってたんだよ」
「ああ、いつ嫌われるかと怯えながらな。わかってるんだろ。
自分が相手に心を開くのが苦手だから。相手も自分に
心を開いてくれないってことを。だから力で手に入れたんだ。
見せかけでも部室という居場所もできた」
「やめろ!!」
「だから、裏切り者が許せなかったんだろ」
「てめえに何がわかるんだよ!!」
と新庄は川藤の胸ぐらをつかんだ。
「人に好かれたいなら、まず人を好きになれ!!優しくされたいなら、優しくしろ!!信じてほしいならまず自分のほうから信じてみろ!俺は俺を信じて欲しいから、お前を信じるよ。そしてお前が俺を裏切らないことも知ってる。誰よりも友情の大切さを知ってる。お前だからな」
新庄は殴ろうとした拳を下ろす。バカ野郎、と言って、去っていく。
「勇気を出せば変われるんだぞ!!」
川藤はその背中に叫んだ。
「あいつらのところに戻ってくるなら大歓迎だからな!!忘れるな!俺はいつでもお前の味方だ!!」
「またわけのわかんねえことを…」と新庄は言った。
 
その頃、若菜は腐りながら街を歩いていた。
しかし街のチンピラに喧嘩を売り、傷を作って学校に来る。
「頼むよ、若菜。そんなことしたら、おれたち全員が」
「だったらクビにしろ!」と若菜。
「若菜、ほんとに辞める気か?」と桧山。
「冗談も通じねえのか」と言って、去っていく若菜。
 
部活に若菜が来ていなかった。メンバーが足りないことを心配し始めるメンバーたち。新庄を呼ぶことも案にあがるが、関川は
「あんな奴の話するのやめようぜ」と言う。
「けど、あいつこの間野球部の敵とってくれたじゃん」と御子柴は言う。
「あいつ何考えてっかわかんねえよ」と関川。
「新庄ほど人間臭い奴はいないぞ、お前たちは付き合い方が足りなかったんだ」と川藤。
「何あいつの肩持ってんだよ」と関川。
「そうじゃない!!けど、いずれ本当のあいつのことがわかるよ」
と川藤は言った。
「ほら!!練習まで時間ないぞ。平塚と今岡はもう練習してたぞ」
 
御子柴たちはジョギングを始める。
「みんなのってないね、若菜君いないと」と塔子。
 
若菜は屋上でタバコを吸おうとしたが捨てた。
「喧嘩か、その傷」と川藤が近づく。
「おれも壁にぶち当たったことがあるんだけどさ…。いつもお前たちに夢はどうこう言ってるけど、教職課程に進もうと思ったんだけど、ちょっと迷ったことがあってな」
「何語り始めてんだよ」
「お世辞にも出来のいい大学じゃなかったから、教師になるのは無謀だって言われてな」
「説教ならきかねえぞ」
「その時だよ!俺に勇気をくれた人がいたんだ。たまたまテレビで見たんだが、40日逆立ちで鎌倉まで逆立ちで行こうとした少年がいたんだ。30キロあるし、どう考えても無謀だと思ったが、しっかり地面を手でつかんで一歩ずつ進んでいく少年を見て、思ったんだ。おれも負けてられないって。その少年がゴールできたかは
知らない。でも俺はあの少年から勇気をもらったんだよ。だから
俺はここにいられる。今でも感謝してる」
若菜は去ろうとした。
「今度はゴールして見せてくれないか??俺たちにまた勇気をくれないか?
若菜!!」
「あのよ…」
若菜は振り返った。
 
安仁屋は塔子と御子柴と野球用具の店に来ていた。
そこで御子柴はかつての野球部の後輩、香取と会う。
「香取って用賀だったよな。こんど試合よろしくな」と御子柴。
「なんすか、それ」
「ニコガクとやるんだよ!!なぁ、キャプテン」と安仁屋もやってきた。
「ああ」
「キャプテン?!先輩、球拾い大臣から大出世じゃないですか!でも、ニコガクの野球部ってそんなレベルなんですか?」
「レベルが知りたきゃ教えてやろうか??あ?」
と安仁屋が怖く言うと、香取は足早に去っていった。
「あいつ、中学のときの後輩でさ」
「だっせえキャプテンだな」と安仁屋は怒って去ってしまった。
 
 
若菜の秘密
次の日、桧山は若菜の机を蹴り上げていた。
若菜がいないからだった。
職員室に御子柴が行くと校長がやってくる。
「野球部のキャプテンは慣れたか?たったひとりのために部が崩壊することだってあるんだよ」
そう脅かして校長はいなくなる。
廊下で若菜を見かける御子柴。
「何やってんだよ!!練習にも出ないで!!」
「また喧嘩か?」と桧山は若菜の顔の傷を見て言う。
「なんだよ、すっかり優等生だな」と若菜。
桧山は思い切り若菜を殴り飛ばす。
「今度は諦めずにやるんじゃねえのか!
一度でいいから俺にすげえって言わせてみろよ!!」
桧山は若菜を殴る。
「やる気がないならもう野球部やめてくれよ!!若菜のせいでチームがバラバラになるだけだよ!!」
と、御子柴は言い放つ。
そんな御子柴を思い切り安仁屋は殴り飛ばす。
「お前がいるからまたチームみんな集まったんだろ!?お前がそんなこと言ってんじゃねえよ!!本気でキャプテンやる気あんのかよ?なぁ?だから後輩に舐められんだよ、なぁ??」
若菜は黙って去っていった。
御子柴も怒っていなくなってしまった。
 
「御子柴も練習来なかったな…」と関川。
そこで夜学校で若菜を見かけたらしい。
「その話、桧山にしたのか?」と安仁屋。
 
川藤が夜野球の勉強をしていると、そこに
御子柴がやってきた。
「先生、あの、キャプテンをやめさせてください」
 
安仁屋は学校にやってきて、走る。
桧山が見ていたのは、若菜が壁にボールを投げて、それを顔で受ける練習をしている風景だった。桧山は微笑んだ。
 
「俺、中学のとき球拾い大臣って呼ばれてて、後輩にもなめられて。わかるでしょ?わらっちゃうよ、俺がキャプテンなんて。ごめん、若菜のこと説得できなくて」
「御子柴、ちょっと付き合え」と川藤は御子柴を連れ出した。
 
安仁屋が校内を何かを探して走っていると、安仁屋もまた若菜のその練習風景を見る。
そして川藤が御子柴を案内した先も若菜の練習風景だった。
「安仁屋??」
安仁屋は御子柴に、見ろ、と合図する。
「知ってたのかよ?」と川藤に言う安仁屋。
川藤は、若菜が目の前でバットを振られても目をつぶらないようにする訓練をしていることを知っていたのだった。
「言わないでくれって言われたんだよ」と川藤。
「若菜!!」と御子柴が叫んだ。
「若菜!なんで教えてくれなかったんだよ!!」
「ムードメーカーが下手な所見せて、お前らのテンション下げるわけにいかねえだろ。試合の前に喧嘩なんてするかよ、もったいねえ。今はもう、これしかねえって感じだ。やめろって言われてもやめねえかんな!」
と若菜は言った。「いちいち泣くな!!バカ!!」
御子柴は涙を流していた。
安仁屋は笑いながら走ってきて、若菜と肩を組んだ。
 
 
次の日。若菜は安仁屋のボールを取った。
川藤はノックを始める。ノックができるようになっていた。
「夜ひとりでバッティングセンターに通って練習してたんだって」
と塔子。
 
 
用賀第一高校
川藤と御子柴は用賀第一高校に挨拶にやってきていた。
「試合前に挨拶行くなんて聞いたことありませんよ」
と、御子柴は言った。
しかし、そこで2人は、試合をキャンセルされたことを知る。
「辞退してきたのはそちらです」と用賀の顧問は言った。
 
「どうして辞退なんてしたんですか?校長」と、その頃教頭が校長に言っていた。
 
用賀第一高校の教師は、せっかく挨拶に来た川藤と御子柴に
「一年生と練習試合をしてほしい」と言った。その横で、香取が失礼なことばかりを言って、顧問にたしなめられる瞬間もあった。
「その前に君、御子柴に謝ってくれ!うちのキャプテンを馬鹿にしたことを謝罪してくれ!!と川藤は言った。
「球拾いは好きだからやったことなんだ、やめてよ先生」
「好きでうまくなれればいいっすね」と香取。
「好きだとうまくなるんだよ」と御子柴は言い返した。
 
御子柴は学校に帰ると、安仁屋たちに1年生との試合が決まったと報告する。
「で、お前あのクソガキにぶちかましてやったのかよ?」と安仁屋は御子柴に言う。
「ああ、ぶちかましてやったよ」
「そうか。だったら文句ねえよな」と安仁屋は笑顔を見せた。
 
「相手は1年生といえど、推薦入学してきた選手ばっかりなんだよ」と校長は川藤に言っていた。
「こちらにはどん底の絆がありますから」
「単なる不良だろう」
「不良だってやるときはやるんですよ!」と川藤は微笑んだ。
 
背番号入のユニフォームに微笑む野球部たち。
「まだ一枚あるぞ、誰のだ」と平塚。
「うん、新庄君の」と塔子。
「部室来てって言っといたんだけど。新庄君も野球部だし」
その言葉に関川は苦々しい顔をする。
「俺、渡してくるよ」と御子柴。
関川はユニフォームを持って走っていく。
「試合は明日の午後一時半。このグラウンドだからな」
と関川は顔を背けて、新庄に渡す。
「似合うかよ、俺にこんなもんが」
「馬子にも衣装ってやつだよ」
新庄はユニフォームを持っていなくなる。
「きっと似合わねえけどな~」と関川。
 
「どん底から這い上がってきた硬い絆…、40年前もありましたね」
と教頭が言う。
「あんな不良どもと一緒にするな」と校長。
 
「夢にときめけ、明日にきらめけ。今はあの子達がいちばん噛み締めてるんでしょうね。
明日は頑張ってね、学校にあの子達の本当の姿を見せてあげて」
真弓はそう言って、川藤を激励した。
 
「みんなちょっと聞いてくれ。はっきり言って、今日という日を迎えられるかどうか
俺自身もわからなかった。過去の過ちは決して消え去るものではない。止まっていた
時間をやっと動かしてくれた。お前たちが考え行動し、野球部を蘇らせたんだ。
だから、今日の日を迎えられたことを誇りにしてほしい。俺はそんなお前たちを
誇りに思う。お前たちは立派な高校球児だ!自信を持って戦ってくれ!!
夢にときめけ!明日にきらめけ!目指せ甲子園!!」
と川藤は叫んだ。
第4話の感想はここをクリック
新庄のことを助ける川藤がかっこよかったです。御子柴が球拾い大臣というあだ名だったのには笑いましたが、御子柴が成長した回でもありました。
 
若菜の練習の仕方にも男気を感じました。チームが一つになってきた気がします。
 
新庄も早く仲間入りするといいと思いました。
<見逃し動画>第3話 「守り抜きたいもの」
 
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第3話の公式あらすじ

川藤 (佐藤隆太) が野球部の監督になってから、御子柴 (小出恵介) と 関川 (中尾明慶) に続き、若菜 (高岡蒼甫) と 岡田 (佐藤健)、湯舟 (五十嵐隼士)、桧山 (川村陽介) らも部活に合流した。練習試合に向けて、メンバーが集まりつつあった野球部だが、そんなとき事件が起こる。元野球部の 坪井 (松本寛也) らが何者かに襲われ、部室が荒らされたのだ。その事件は、野球部に恨みを持つ不良グループの仕業で、野球部が部活を再開したことで、安仁屋 (市原隼人) たち野球部が、今までのように暴力ができなくなると思い、報復を始めたのだ。
 
犯人を捜す若菜たちは3年生の 国枝 (鈴之助) に詰め寄るが、そのとき川藤が止めに入る。「また後戻りしたいのか!」という川藤の言葉に、「舐められたまま野球なんかやってられるか!」と言い残して、若菜たちは犯人を捜しにその場を走り去る。 一方、犯人の不良グループを察した安仁屋は、その一人に詰め寄るが、そこに 新庄 (城田優) が現れ「お前はおとなしく野球をやってろ」と安仁屋を殴り飛ばすと、野球部を襲った不良グループの元へ向かう。ほどなく、犯人の不良グループと対峙する新庄だが、その様子を 平塚 (桐谷健太) と 今岡 (尾上寛之) が見かける。それを知って部室からバットを手に飛び出していく若菜たちに「大事なものを守りたいなら、部活に行くと言え」と川藤が言い放つ。そのとき若菜たちは…。
 
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第3話のネタバレはここをクリック
野球部狩り
野球部狩りが始まってしまい、若菜たちは怒って、教室の窓ガラスを割ってしまった。
その惨劇を見て、川藤も怒る。
安仁屋は新庄を見かけるが、無視。
「やったやつを見つけてぶっ殺す!」と若菜。
川藤が宥めても効き目はなかった。
新庄は、死ねクズと書かれた部室の前に立っていた。安仁屋は新庄に殴られてしまった。
3年生と新庄がやりあっていると知り、若菜たちは走っていく。
そこへやってきたのは安仁屋だった。
安仁屋と新庄は立ち向かおうとした。
一方、若菜たちも金属バットを持っていく。
「おいちょっとまて、どこへいく?」と川藤が止める。
「俺たちは、はいそうですかって言うこと聞くほど人間できてねえんだよ」
と若菜。
「それなら、俺には部活に行くと言え。それからバットは置いていけ。今日の部活にバットはいらない!大事なものを守りたいんだろ?!なら部活に行くと言え!お前らの誇りに賭けて」
 
 
安仁屋と新庄は3年生相手に喧嘩を続けていた。
「おい、いいのかお前ら!お前らのせいで真面目に野球やってるやつらがもうできなくなるぞ!?」
そう脅されて、一瞬安仁屋と新庄は怯む。
「おい、この二人もう相手にならねえぞ」と3年生。
「おいおい、二人じゃねえぞ!」
そこへやってきたのは若菜たちだった。
 
 
先生ありがとう
「何が部活だ!」と教頭は怒った。
「もういい、全員退学だ」と校長。
「校長、何もそこまで…」と、教頭が横から言う。
「退学!?」と川藤。
「10人以上のけが人が出たんだ。我が校の伝統に背くは仕方ないだろう」
「待ってください。部活だと許可したのは私です。罰するなら、顧問である私ひとりを罰してください!」
川藤はそう言い放った。
「お言葉ですが怪我ならうちの部員もしています。それにやっと動き出した野球部を退学にしてしまうのが教育なんですか?それこそが暴力だと思いませんか!?校長先生!!」
と、川藤は声を荒らげた。
「私たちがしたことは許されることではありません。それについては謝ります。
でもみんな大切なものを守りたかったんです。プライドとか夢とか。今までいろんなものを失ってきたからこそ、守りたかったんです」
「校長、たしかに野球部だけを罰するというのは…」と教頭は言いよどんだ。
「校長先生の寛大な心でもう少しだけ見守ってくれませんか?」
「試合まであと2週間だ…」と校長は言った。
 
「ありがとう、先生」と御子柴は校長室を出ると言った。
関川たちも照れくさそうに微笑んでいる。
「あ、新庄!野球部の敵とってくれたんだよね?」と御子柴は新庄の背中に言った。
新庄はそのまま立ち去った。
「それよりどうすんだ、あと3人!」と若菜。
「なあ、安仁屋。お前さえよければ一緒に、野球」
「やんねえよ」
そう言って安仁屋も立ち去った。
「よし!!残り2週間だ!集まらなかったら6人でやるぞ!」
そういう川藤に、ルール知ってんのかと口々に突っ込む野球部たち。
安仁屋は楽しそうな川藤たちを見て切なそうな顔をするのだった。
 
 
目指せ!甲子園
若菜たちはそこらじゅうの生徒に野球部のスカウトをしていた。
一方、今岡と平塚はいつものように保健室の先生の出待ちをしながら、平塚は先日頬を叩かれたことで塔子を気にしていた。
川藤のもとには、野球部から脅迫を受けていると、各部活の顧問たちが
訪れていた。野球部が動くと問題ばかりだと批判されてしまう川藤。
川藤は安仁屋が野球部を眺めているのを見つける。
「みんな頑張ってるだろう?」と声をかけるが、安仁屋は去ってしまった。
安仁屋はやんねえよ、と口々に野球部がいう。
川藤は甲子園を目指すというポスターを貼るが、やることがこっぱずかしいと言われてしまった。
「安仁屋が入ってくれたら、少しは夢に近づけるのかな…」と御子柴はつぶやいた。
安仁屋が帰ると、塔子がいた。
「野球部試合できなかったら、川藤先生クビなんだって?なんで早く教えて
くんなかったのよ」
「教えたら、お前やれっつーだろうが」
「やれ!」
「お前がやらしてくれたらやってやる」
「甲子園連れてってくれるんじゃなかったの?ねえもしかしてまだ川上くんのこと
気にしてる…」
「やめろ」
「なによ、自分だけ傷ついてるみたいな顔しちゃって」
「うるせー!!帰れ!」
「言われなくても帰るわよ!!」
 
平塚と今岡を誘う御子柴たち。
「どうも八木に惚れてしまってるらしくてさ」と言った。
平塚は塔子と歌いたいためにコーラス部に入るのだと言い出していた。
「やっぱりみんなで野球やるべきだよ」と御子柴。
部室にやってきたのは安仁屋だった。
「もしかして…」と御子柴。
安仁屋は部室のペンキを触った指を見せた。
関川たちも皆同じ指をしていた。
安仁屋は微笑んだ。
御子柴たちが去った。
「なんで誘わないんだよ、仲間だろう」と御子柴。
「だからだよ」と関川。
「変に誘ってみろ、あいつブチギレて部室来なくなるぞ、
それでもいいのか、お前」
と、若菜は言った。
野球しなくても仲間ではいたい、という思いからだった。
部室に入ってきた川藤は安仁屋に会って驚く。
「野球のルールって複雑だよな」
と川藤。
「おお、お前も触ったのか」と指のペンキを見て、川藤も見せる。
「なんでだろうな、どうも触りたくなるんだよな、へへっ」
と川藤は笑った。
安仁屋はポスターをはがすと、部室を出ていった。
「なめんじゃねえぞ、ど素人が」
 
川藤は塔子をみかける。
「たぶん、甲子園行くなんて言ったから怒ったの。だって、安仁屋くんは甲子園に行くのがどれだけ大変かわかってるから。あれでもね、中学生の頃はちょっとしたヒーローだったのよ。ヒット打つところしか見たことなかったもん」
「なら、どうして?」
「知っちゃったのよ、自分の限界。川上くんっていうすごいフォークボール投げるピッチャーに当たっちゃったの。生まれて初めての三連続三振。自信過剰だったんだよね」
「それで野球を…」
「ううん、そのときは燃えてたんだけど、出場停止になったでしょ?そのとき川上くんが
入った高校が甲子園に行って」
川上は敗退し、川上を負かした学校も結局勝ち進むことはできなかったという。
甲子園の厳しさを知って、安仁屋は努力をしない人間になったのだという。
「あいつの前で甲子園の話をするなんてあたし馬鹿だ…」と塔子は言った。
 
安仁屋は小学生に教えていた。それを新庄が見ていた。
 
「俺は馬鹿だ、大馬鹿だ」と川藤は言った。
「誰か投げてくれ!」と川藤は叫んで、バッターボックスに立った。若菜はピッチャーになる。
デッドボールになってしまった。
「だめだ、全然だめだ…」
川藤はまた倒れ、もう一度立ち上がった。
「こんなんじゃだめだ…」
 
その日、真弓は川藤が素振りしている姿を見る。
川藤は手に血豆を作って練習をしていた。
「夢は自由だ!!」と川藤は叫んだ。
 
「私、野球部のマネージャーやることにした!」と塔子は安仁屋に言った。
「勝手にやれよ」
「うん、勝手にやる」と塔子。
 
塔子は野球部たちに調査票を渡す。
「八木さん、マネージャーになったんだよ」と御子柴。
「マネージャー!?」と驚く野球部員たち。
塔子は新庄にも同じように調査票を渡す。
「安仁屋は?」
「乗り気じゃないかもしれないから」
「そうでもないかもよ…」と新庄。
「え??」と塔子は戸惑う。
 
「彼もバットふったら見つかるかもよ」と真弓。
「あなたもそれで見つけたんでしょ?甲子園目指すって」
 
塔子がマネージャーになったということは、平塚と今岡も野球部に入るだろうと喜ぶ面々。そこに安仁屋が入ってきた。
「安仁屋、一緒に野球やろう。やっぱり安仁屋しかいないんだ」
と御子柴。安仁屋は御子柴の胸ぐらをつかんだ。
「中学レベルで、高校野球なめんな!!」
そう言った安仁屋を若菜は殴り、喧嘩になってしまった。
塔子は止めようとしたが、川藤が、やらせとけ!と制止する。
「あいつら、口じゃ思ったこと伝えられないんだよ、だったらいいじゃねえか」と川藤。
「夢見て努力したってもう届かねえんだ!!現実見ろよ、クソ野郎が」と安仁屋。
「俺たちは夢見ちゃいけないのかよ!?やっと野球やってつまんない毎日から抜け出せたんだよ」と御子柴。
「やりたいならやりたいっていえよ!」
「誰が…」
「だったらもう部室来んなよ!!俺たちに期待させんなよ!!」
と御子柴は叫んだ。泣いていた。
「俺だって野球しかねえよ。わかってんだよそんなこと」
そう力なく安仁屋は言った。
 
 
雨の対決
土砂降りの雨の中、安仁屋はグランドでバットを握っていた。そこにやってきたのは
川藤だった。川藤が投げたボールを打ち返した。
「やっぱり大したもんだな!!」と川藤が言うと、安仁屋は振り返った。
「この間は悪かったな!!ろくに野球のことも知らないで、甲子園に行くなんて言って。けどな、いくらお前に軽々しいと思われようが、やっぱり俺は甲子園っていう夢を目指すよ。頑張っていれば可能性は見いだせるんだ」
「口だけなら何とでもいえんだ」
「なら、俺と勝負してみるか??このバケツのボールがなくなるまでにお前から3回空振りとってやる!!成功したら一緒に野球やらないか。俺が負けたらお前の言うこと聞いてやるよ!」
「だったら野球部の顧問やめろ!!」
「わかった!!」と川藤。
しかしいくらバットを振ってもボールは打ち返されてしまう。
「まだやんのか!!無駄な努力すんなって!!」
「お前をメンバーに迎え入れたい一心でみんな努力してんだよ!!安仁屋、無駄な努力なんてないんだぞ」
「うるせーー!とっとと投げろ!!」
ボールはあと3個。
「一球でも空振りしたら負けにしてやろうか!?」と安仁屋。
「ふざけるな!!真剣勝負だ!!」
「くそやろう」
塔子のもとに新庄がやってきた。
「迷ってんなあいつ…全部空振りすりゃ、また好きな野球ができる…」
新庄はそういった。
空振りした安仁屋。
「わざと空振りなんてすんな!!野球がやりたいなら野球がやりたいと素直に言え」
「うるせえ!!」
「なら打ってみろ!お前の意地にかけて打ち返してみろ!!」
もう一球も空振りだった。
次がラストだった。
すると、鮮やかに打ち返す安仁屋。
川藤は膝をついた。
安仁屋はバットを置くと去っていってしまう。
 
次の日。安仁屋に塔子が話しかける。
「ねえ、試合まで時間がないんだけど」
「うるせえな」
「またやるなら、キスくらいしてあげようか?」
安仁屋は足を止めた。
「けいちゃん!」
安仁屋はタバコを捨てた。
「そんなんパチンコ屋の景品にもなんねえよ」
そう言って安仁屋は去った。
 
川藤はいきなり野球部を前に土下座した。
「実は昨日安仁屋…」
すると、安仁屋がユニフォームを着て、塔子と立っていた。
「安仁屋…」
「あいつあの格好」と若菜。
「安仁屋~~~!」と野球部。
「野球やったらこの女がやらしてくれるっていうからよ!」
言ってない!と塔子。
「安仁屋」
「勝負に負けたらなんでも言うこと聞くっつったよな」
「ああ、言ったよ」
「じゃあ、聞いてもらうぞ監督」
「監督!?」
「試合までにルール完璧に覚えろよ、恥かいたら困るからよ」
安仁屋と若菜たちはじゃれあっていた。
それを遠くで新庄が見ていた。
「そういや、誰か今岡と平塚に八木がマネージャーになったこといったっけ?」
と岡田。
「誠に申し訳ないんですが、今度の練習試合は辞退させていただきます」
その頃、校長はそう電話をかけているところだった。
第3話の感想はここをクリック
安仁屋が仲間になる話でした。本当は野球がしたいのにもかかわらず、素直になれない姿がいじらしく、もどかしかったです。川藤と安仁屋の雨の中のシーンは名シーンだなと思いました。
<見逃し動画>第2話 「夢を、どこまでも信じる」
 
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第2話の公式あらすじ

川藤 (佐藤隆太) が二子玉川学園高校へ着任すると、「みんなともう一度、野球がしたかった」という 御子柴 (小出恵介) の想いを叶えるために、野球部の監督を務めることに。安仁屋 (市原隼人) たち、野球部の不良グループは川藤に反発するが、「笑って高校を卒業したい」という 関川 (中尾明慶) は、御子柴とともに部活を再開する。
 
そんなある日、用賀第一高校から、練習試合の申し込みがあった。辞退するしかないという 村山校長 (伊武雅刀) だが、「もちろん申し出は喜んで受けます」と川藤が言うと、試合ができなかったら辞表を出せと約束させられる。
 
練習試合は一ヵ月後。川藤がそのことを安仁屋たちに伝えるが、野球部の生徒たちはまったく相手にしてくれない。そんなとき、「本当はサッカーがしたかった」と 若菜 (高岡蒼甫) が川藤に打ち明ける。それは川藤を困らせるための口実だったが、川藤は「はじめて夢を打ち明けてくれた」と喜び、若菜と 桧山 (川村陽介) 、岡田 (佐藤健)、湯舟 (五十嵐隼士) たちがサッカー部へ転部できるよう奔走する。自分たちのウソを真に受けて行動する川藤を煙たく思う若菜たちは…。
 
<出典>ルーキーズ(ドラマ)公式

第2話のネタバレはここをクリック
いい奴ら
湯船は部室があかないので、針金で開けようとしていた。
「なぁ、俺らださくね?」と岡田。
すると、湯船は見事に開ける。
部室には、遊び道具が何もなくなっていた。
 
そこにきたのは関川と御子柴だった。
「お前ら、どうやって入ったんだ??」と関川。
「ここにあったのどうしたんだよ?」
「部活に関係ねえもんは捨てた」と関川。
「部活!?」
「マジで言ってんのか!?」
「いいだろ、別に」
関川はそういった。「ひがんでんのか?」
「お前こら!」と若菜。
若菜は、輝く青春はどうなっちまったんだよと言う。
「これから輝くんだっつの」
と、関川は言った。そこにやってきたのは安仁屋だった。
「全部関川たちがやったんだよ」と若菜。
安仁屋は笑った。ソファー残ってんじゃんラッキー!と言った。
「なぁ、安仁屋。野球のことなんだけどさ、そろそろまたみんなで野球やらねぇ?」と関川はそう勇気を出して言った。
「なんでまた野球しなきゃなんねえんだよ!!ぶっころすぞ!!やりたきゃ勝手にやれ!」と安仁屋は怒り、怒鳴ってしまった。
「みんなでできないかな。野球やって、みんなで笑って卒業とかできないかな??」
と、御子柴も言う。
 
「甘めぇんだ、お前は。忘れたのか、俺たちの寒くて本当にかわいそうなこの8ヶ月間の日々をよ。いや、俺は忘れない!!」
若菜はそう言った。
 
「若菜…」と御子柴。
「笑う前に笑われて終わるのがオチだろ」
「川藤は笑わねえよ。マジで見てくれんじゃないかな、あいつは」
と、関川は真剣に言った。
「なぁ、川藤がいりゃ、おれたちまた…」
「でも、あいつ教え子ぶん殴ってクビになったって…」
若菜は呟く。安仁屋は睨みつけて、部室から去った。若菜たちも去った。
「お前ら新庄にあわねえようにしろよ」と若菜はそれだけ言った。
 
「いいやつだよな、あいつら、あんな裏切りしたのによ、あれで済んじまうんだから。俺たちのことをまだ仲間だと思ってくれてんだな」
「だから、気付いて欲しいんだよ。変わるのは今しかないって。若菜たちにも安仁屋にも新庄にもさ…」と御子柴は言った。
新庄は、その頃、土手にいた。
昔撮った野球部員とのプリクラを眺めていた。
 
 
本当の夢
職員室。
教頭のもとへ一本の電話がかかってきた。
「え!野球部ですか?」
教頭は校長に相談にいく。
「用賀第一高校からなのですが、毎年、野球部の練習試合の件でどうするのかと…」
「そんなもの辞退するに決まっているだろう」と校長は言った。
 
すると、校長室の外で声が聞こえた。
「辞退なんてとんでもありません!!」
と、川藤が電話で対応していた。
「もちろん、もちろん、よろしくお願いします」
教頭と校長が教員室へ行くと、川藤が用賀第一高校と電話しており、通話を終えた後だった。
「うちの不良どもが真面目に野球などするわけない。池辺先生、先方に電話入れといて…」
はい、という教頭。
「ちょっと待ってください!!あいつらは一向に更生していないかもしれない。
ですが、確実に何かを感じてくれた生徒もいるんです!他のやつらも素直になれないだけで、あと一歩踏み出せば必ず変われるんです!もし野球があいつらが変わるきっかけになるなら、応援してやってもいいじゃないですか!」
「保障はあるのかね?あいつらが野球をやる保障は…恥をかくのはあなたじゃない。私なんだよ」
「集めます!」
「もし集まらなかったら、責任をとって辞表でも書いてくれるのかね?」
「校長、何もそこまで…」と教頭が仲裁に入った。
「君はそういうのが得意だったよね?」
川藤は迷う表情を浮かべたが、わかりましたと言った。
「試合までに集められなければ辞表を書きます!!」
「試合は一ヶ月後だぞ」
「信じてみます!あいつらを!」と川藤はまっすぐな目で言った。
 
川藤は教室に入る。まだ掛布の授業中だったが、川藤は掛布を追い出した。
「実は生徒たちに急いで話したいことがあって。おいちょっと聞いてくれ!
野球部の練習試合が決まったぞ!!相手は用賀第一高校だ」
「できっかよ!メンバーもいねえのに!」と関川。
「いるじゃねえか!このクラスに!!スポーツの醍醐味はなんといっても試合だからな!これはお前たちの夢への第一歩だ!」
「やろうよ、若菜!」と御子柴は叫んだ。
しかし、若菜たちは教室を出て行ってしまった。
「ちょっと待て!!」と川藤。
 
「何が試合だあのバカ」と若菜は桧山に言った。
パンを買っている塔子と遭遇する。
「よかったじゃない!試合組んでもらえて!」
「やるかよ」
「やらないとも言ってなかったじゃない!」
若菜はパンのケースを蹴り上げた。
岡田と湯船は、試合までにメンバーが集められなかったら川藤が辞表を書くということを廊下で聞いてしまった。
 
「辞表!?」
と若菜は言った。
「誠実そうなつらして、結局てめえのことしか考えてねえんだ!」
「こら!!タバコは吸うなって言っただろ!!」
 
その時、屋上に川藤が入ってきた。
若菜は変わらずタバコを吸う。
「いいんだぜ、退学でも。俺たちが欠けたらメンバー揃わねえからな」
「夢にときめけ!明日にきらめけ!」と川藤は叫んだ。
「お前たち、いつまでもつっぱってねえで、お前たちも野球やらないか?力持て余してんじゃねえのか?」
「なぁ、先生。おれたち別にやりてえことがないわけじゃねえんだよ。
俺サッカーやるのが夢だったんだよ!な!?
それでも野球やれってのかよ?どうなんだよ」
「いいじゃないか!!サッカー!!俺はてっきり野球やりたいのかと思ってたんだよ。よしわかった!俺に任せとけ!」
意気揚々と川藤は去っていく。心配そうにする若菜だった。
 
安仁屋はとある工場に来ていた。
「なぁ、お前なんだろ。川藤に殴られて全治1ヶ月になったって野郎は」
そこは張本が働いている工場だった。
「お前は川藤を信じてんのか?それとも疑ってんのか?」
「信じる必要あるかよ」と安仁屋。
お前も洗脳されてるのか?と言う
安仁屋は、張本に思い切り殴られた。
張本は暴力沙汰になったことを工場長に謝った。
「おい、川藤の足引っ張ったらお前マジころすぞ。借りがあんだよ、あいつに」
殴った張本は安仁屋にそういった。
「なにも悪くなかったんだよ。俺の退学を阻止する代わりに、自分で全部かぶって
やめてったんだよあいつは」
「安仁屋ああああ!」と川藤が入ってくる。
「何やってんだ!お前は!!」
「先生」と張本。
「すまなかったな。ここで働いているのか」
「ああ、いえ、親が病気で学校どころじゃなくて」と張本。
「なんつーかその、夢見つけて」
「夢?」
「俺今定時制通ってっから。教師になりてえんだよ」
「そっか!そうか!頑張れよ張本!」
「不良が教師かよ!ヤクザでも育てんのかよばーか!!」
 
安仁屋はまた張本に食ってかかったが、張本のかわりに安仁屋の肩をつかむ川藤。
「人の夢を馬鹿にするな!取り消せ!バカって言ったことを取り消せ!!」
「気持ちわるいんだよ!!触んな!」
川藤は安仁屋と帰っていた。
「どうして張本のところに行ったんだ??…安仁屋は、親父さんのこと好きか?
俺は大嫌いだったんだ」
「何急に語ってんだよ」
「俺の親父はな、問題児ばっかり集めて空手を教えてたんだよ。いつも夢を持てって説教して、小さい頃はそれが原因でいじめられてな、なんで不良ばっかり可愛がるんだろうって。親父が死んだとき、いつも
はむかってたやつらが、声をあげて泣いたんだよ。なんか無性に嬉しくなってな。
悲しいはずなのに。それからな、みんなおやじがずっと言ってた夢を持てって言葉を
守ってくれたんだよ。すごいと思わないか?夢が教え子の数だけあるなんて。
だからおれも夢を応援できる仕事に就きたいって思ってな。なぁ、安仁屋の夢ってなんだ?」
「ねえよ」
川藤は微笑んだ。
「あ、そうだ!こんど試合やるぞ!!練習試合だよ。毎年やってんだろ?いつまでも意地はるなよ」
「そんなんじゃねえよ!!いくら努力しても、手の届かないもんがあるんだよ」
安仁屋はそう言って去った。
 
「川藤のやつ、辻に頼んだらしいぞ。若菜たちをサッカー部に入れてやれって」
若菜はトイレで噂話を聞いてしまった。
「いい迷惑だよなあんなクズ」
「誰がクズだ!ごら!」と若菜は個室から出てきて、掃除用具で生徒を殴りつけた。
川藤のもとへ若菜がやってくる。
「川藤!!どういうつもりだ!!」
「おお!!若菜ー!やったぞ!!サッカーグラウンドの草むしりをやったら、サッカー部に入部してもいいそうだ!やってやれないことはない!!おれも手伝う!!」と川藤は言って、若菜を連れ出そうとする。
「やだよ、草むしりなんか!!」
「目的を持って頑張ってる人に悪いことをする暇はないんだ。好きなことを思い切りやれよ!大丈夫だよ!あ、そうだ!桧山たちにも言わないとな」
若菜は脱走してしまった。
 
「若菜たちが??」と御子柴。
「ああ、それでおれも手伝うことにしたから」
「あいつらの言うことなんて信じないほうがいいって」
「何言ってんだ!信じるに決まってるだろう。あいつらが初めて夢を教えてくれたんだ」
御子柴は微笑んだ。
「おまえがサッカーやりたいっていうから!!」と桧山。
「でもよ、俺たちがサッカー部入ったら、あいつ、野球部集められなくてクビになんだよな??」
と言ったのは、岡田だった。
若菜たちは悩んでしまった。
屋上から下を見ると、草むしりの準備をする川藤がいた。
「あれ??」と川藤。
「あいつらまだか?」と。
「喜んでたぞ、川藤」と関川が報告にやってきた。
「本当にサッカーやりたいの?」と御子柴。
「うるせえ!」と若菜は言い返した。
「雑草部よりましだろ」
「誰が雑草部だ!?こら!!」と関川。
 
 
草むしり
朝。
「お前たち!なんで昨日来なかったんだ!?授業始まるまで草むしりやるぞ!!」
と川藤がやってくる。
軍手を渡す川藤。
「誰も頼んでないぞ!!」と若菜たちは脱走する。
 
「若菜君たちのため?」
と、塔子。
「サッカー部に入る条件なんだってさ」
と御子柴。そのすぐ近くを川藤と若菜たちが走り回っている。
川藤は若菜たちを追い掛け回しているのだった。
「ほんとなの?サッカーやりたいなんて」
「さぁ。でも先生は、信じるに決まってんだろって。きっと嬉しいんだよ、何かにつまずいた奴がもう一回夢を見るってことが嬉しいんだよ」
「先生のこと、信頼してるんだね」
「あの人のこと信じたいんだ。みんなも強がってるけど、ああいう人がそばにきてくれるのを待ってた気がする」
御子柴はそう言った。
 
若菜たちが帰ろうとするとそこには川藤が立っていて、若菜たちは踵を返していた。
川藤は毎日草むしりを続けていた。
草むしりがはかどるグランドを安仁屋は見つめた。
「どうすんだよ」
若菜たちは悩んでいた。
「なぁ若菜、あの山って、お前らと川藤となんか関係あんの??」
「関係ねえよ」
やってきた安仁屋にそう返す若菜。
「どうしたんだ」
「若菜が言ったこと信じてんだよ、クビだってのに」
「クビ??」と安仁屋。
 
「いつやってんだ、あいつ」
「もしかして夜ひとりでやってんじゃねえ??」
「お前ら手伝わなくていいのか??」と関川。
「草むしりのリミットって明日なんだろ??」
「付き合ってられっか!!」と言って若菜は去った。
 
夜、麻雀をしていても心ここにあらずな若菜。そして学校に来る若菜。グラウンドをのぞくと、そこには川藤の姿があった。若菜は何も声をかけなかった。
次の日、川藤が大の字になってグラウンドで寝ていた。
「おい若菜、どうすんだよ、あのバカひとりでやっちまったぞ」
と桧山。
「おーーい!」と川藤。
「あの野郎!!」と若菜は川藤に近づく。
「おまえがいくらこんなことやってもな!!こっちななんにも感じねえんだよ!!」
若菜は草むしりで集めた山を蹴り飛ばしてしまった。
「おい!!」
「俺たちが野球やんなきゃてめえ首なんだろ!?教師のくせに頭悪いんじゃねえのか!?」
「なんだそんなこと心配してくれてたのか!!」
「してねえよ!つーか、てめえがクビになったらな、腹抱えて笑ってやるよ!!」
そう言って、若菜は走り去った。
若菜のもとに安仁屋がやってきた。
「あいつわけわかんねえよ、クビだっつーのに。なんで企んでんのかな」
「そのほうが楽なんだけどな。あいつは直球しか投げられんねえよ」
若菜と安仁屋は、川藤が直談判しているのを見てしまう。
「こっちにクズどもを押し付けるなよ」と教師がいう。
「生徒たちが通る廊下でタバコを吸うなんてマナーが悪すぎます。
よくこんなことをして、やつらをクズなんて呼べますね??」
「なにぃ??」
「あいつらは一度道を外されたかもしれませんが、あいつらはクズじゃありませんよ!!」
と川藤は言い放った。
そして土下座した。
「先生!!お願いします!若菜たちが初めて夢を打ち明けてくれたんです!
あいつらの夢を摘み取ってしまわないでください!!」
「やめろよ!サッカーがやりてえなんて、うそだよ!それなのに、イヤミ言われてんのに
土下座なんてしやがってよ、なんだよ!なんで俺たちのためにそこまですんだよ!!」
「俺の教え子だからだよ!お前が夢をつかむところを見たいんだよ。若菜」
「うぜえんだよ!てめえよ!!」
若菜は川藤に追いかけられていたが、グラウンドに倒れ込んでしまった。
「夢なんて見たってしょうがないだろ、今更、いくらお前が信じたって俺は信じねえよ」
「お前は自分を信じればいいんだよ。もっと自信持てよ若菜。なんでもいい!やりたいことはなんだ!」
「お前をぶっ殺してええ!」
「ころせ!さぁかかってこい!!」と川藤はグラウンドに大の字になった。
「雑草だよ…どうしようもねえんだよ」
「若菜」
「けどクズじゃねえ!クズにだけはなりたくねえ…久しぶりだよ、グラウンドこんだけマジで走ったの、やっぱ気持ちいいな」
「野球部として走ったらもっと気持ちいいんじゃないのか?お前はクズなんかじゃない!もともと立派な野球部員だろ」
「やらせろよ!野球!やらせろっつってんだよ」
「ああ!大歓迎だ!!」
 
野球をやることにした若菜に桧山たちは驚く。
「あいつの直球はんぱねえよ」
 
 
桧山たちは自分たちは忙しくて楽しくて仕方ないのだと自嘲気味に言った。
悔しそうな顔をしてお互いを見る桧山たち。
そして、野球部に参加することにした。
「お前たちもやる気になったか!!」と川藤。
若葉たちは御子柴が保存しておいたユニフォームを着て練習を始めるのだった。
第2話の感想はここをクリック
若菜の回でした。川藤の真っ直ぐで生徒を疑わない姿勢に感動しました。最後の方で不穏な動きもあったので、今後どうなるのか気になりました。
<見逃し動画>第1話 「新人教師と不良たちの熱き闘いが今始まる」
 
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第1話の公式あらすじ

騒ぎが落ち着いた校内に、「生徒は体育館に集合」との朝礼の校内放送が流れる。野球部の部室でたむろしていた 安仁屋恵壹 (市原隼人)、新庄慶 (城田優)、岡田優也 (佐藤健)、湯舟哲郎 (五十嵐隼士) は、新しく着任した先生を見に行こうと体育館へと向かうが、一緒にいた 御子柴徹 (小出恵介) は、切ない表情でその場に立ち尽くす。
 
体育館では 村山校長 (伊武雅刀) の話の後、池辺教頭 (浅野和之) が川藤を紹介していた。「夢に向かって一緒にがんばろう」と川藤があいさつをすると、それを聞いた安仁屋たちは揃って爆笑。夢をあきらめるなと川藤が続けると、「無駄だ」と安仁屋が言い放つ。にらみ合う川藤と安仁屋たち。 朝礼が終わり、職員室へ戻った川藤が隣の机を見ると、前任校で同僚だった 真弓りえ (吹石一恵) がいた。偶然の再会にびっくりする川藤に、「今回はいろいろと気をつけてくださいね」と真弓が言うと、その意味深な言葉に掛布が聞き返す。そのとき就業のチャイムが鳴った。担任となる2年B組へと向かう川藤。教壇に立ちあいさつをすると、教室の後ろの席が空いているのに気づく。八木塔子 (村川絵梨) が野球部の人たちの席だと教えてくれると、彼らを探しに川藤は野球部の部室へ向かった。
 
<出典>ルーキーズ(ドラマ)公式

第1話のネタバレはここをクリック
乱闘騒ぎが起き、二子玉川高校野球部の甲子園の夢は
潰えてしまった。
 
 
夢に煌めけ!明日にときめけ!
川藤はネクタイを結ぶのに手間取り、遅刻してしまった。
教頭は「よりによってなぜあんな男を」と
校長に抗議していた。
「彼が前の高校でやったことは教育者としてあるまじき行為なんですよ」と。
「だから採用したんだよ」と校長。
村山は、乱闘騒ぎの新聞記事を眺めていた。
二子玉川学園高等学校の前に、川藤が到着した。
「お世話になります!」と一礼する川藤。
すると、学校の窓ガラスが次々に割られた。
かけつけると、そこは暴力をふるう生徒だらけの学校だった。
「おい!やめろ!」と川藤。
廊下をバイクが走る始末だった。
「この野球部のクズどもが!」と、掛布が叫んだ。
 
その頃、御子柴は、野球部の部室前で野球のボールを握っていた。
そこにやってきたのは、若菜たちだった。
「朝から派手にやったらしいな」と言い合い笑う。
「この学校っていつもああなんですか?」と言う川藤に、教頭は学校内を案内していた。
そこを通りかかった新庄は、「誰だ?」いぶかしげな顔をした。
「安仁屋、悪りい!」と、お楽しみ中だった安仁屋がいる部室に勝手に入ったことを言う若菜たち。
「ただいまより、朝礼を行いますので、生徒のみなさんはただちに体育館に集まってください」と校内アナウンスが入る。
「そういや、今日は新しい担任が来る日だったな」と噂する安仁屋たち。
「オンナかにゃ?」と浮き足立つ湯船だった。おおお!と盛り上がる。
「多分、野郎だ」と新庄。
「行くか??」と安仁屋が笑った。
そんな安仁屋たちを御子柴は心配そうに眺めた。御子柴は名残惜しそうに野球のボールを触っていた。
関川は「んなもん触ってるとまたいびられるぞ?」と心配そうに忠告する。
 
全校生徒が集まる朝礼。
教頭は挨拶を終えた。その頃、体育館にやってきたのは安仁屋たちだった。
生徒たちは恐怖の視線を彼らに向けた。
そこへ川藤が挨拶する。川藤は緊張し過ぎて口調がおぼつかない。
「川藤幸一です。受け持ちは現国。教師になってまだ1年目のルーキーですが、夢に向かって、一緒に頑張りましょう!」
夢だってよ!と笑われる。
「夕日に向かって、ひとりで叫んでろよ!ばーか!」と若菜はやじをとばした。
「夢は不満足から生まれる。満ち足りた人間は夢を見ない。これはフランスの作家
モンテルランの言葉です。いろんな意味で皆さんは未完成だと思います。だからこそ夢を持てるのではないでしょうか。夢を持つと、その夢をかなえようと努力する。明日がきらきら輝いてくる。もしこの中にまだ夢を持ってない人がいたら、一緒に見つけましょう!もしこの中に夢にくじけた人がいたら、あきらめないで一緒に頑張りましょう」
「無駄だよ!!」と安仁屋は叫んだ。
「待ってたって夢はかなわないぞ。だから、こっちからつかみにいこう!!みんな!夢にきらめけ!明日にときめけ!!」
安仁屋たちはそんな熱い川藤をにらみつけた。
 
 
野球部部員たち
教頭に「いいかい?ネクタイってのは教師の権威の象徴なんだよ!」と川藤は注意される。
校長がやってくると、川藤はお辞儀する。
「川藤先生は今まで通りのやり方で生徒を教育してください」
校長はそう言って、川藤と握手を交わした。
「期待してますよ」
「はい、頑張ります」
川藤は教員室で、教師になれたことを喜んでいた。すると隣にいた真弓に驚く。
「真弓先生!!」
「どうも」と真弓。
「真弓先生、こいつと知り合いなんですか?」と掛布が聞く。
真弓は前の学校で川藤と顔見知りだった。
「今回はいろいろと気をつけてくださいね」と真弓。
チャイムが鳴り、川藤は張り切って教室に向かった。
2年B組の教室に入る川藤。
「おはようございまーす!」と大声で言った。
「今日から皆さんと一緒に勉強することになりました川藤幸一です!!よろしくお願いしてください!!」
川藤はお辞儀しながら、変な日本語だったことに顔をしかめた。爆笑するクラス。
席が何席もあいていたので、川藤が聞くと、生徒の塔子が、「あそこは野球部の人たちの
席です」と教えた。
「野球部??」と川藤。
 
「何が夢にときめけだ、ふざけたこと言いやがって」
安仁屋は苛立っていた。部室で遊びに興じる野球部たち。
「そういや、川藤とか言ってなかったっけ。
生徒を半殺しにした教師が、川藤って言ったろ」と若菜。違うだろと言い合う生徒たち。
「でもよ、さっきの川藤みたいな暑苦しいやつって結構手ごわいかもな」
と、関川が言うと、新庄は思い切りダーツを投げた。関川の顔すれすれだった。
ぽかんとする関川。
「どんな球がとんでこようが、今までどおり」
「ここはおれたちのパラダイスだけどな」
そう言って騒ぐ野球部たち。
御子柴は外でボールをいじっていた。
「なあ、御子柴。お前何が楽しくて学校来てんだ?こんなとこいたって、もう野球はできねえよ」と関川。
「わかってるよ、そんなこと」と御子柴。
そこにやってきたのは、川藤だった。
「おい、関川!御子柴!授業始めるぞ」
「なんでお前俺たちの名前知ってんだよ!」と関川。
「他の連中は??この中か??」
川藤は部室の中に入ろうとした。
それを関川と御子柴は止めた。
部室の中の話し声が聞こえてしまう川藤。
「行けるわけないんだよ、甲子園なんて!無駄な夢見やがって、バカジャネーノ!?」と言って、安仁屋が高笑いした。
そこへ川藤が入ってきた。
タバコを慌てて消す生徒たち。
「今バカと言ったのは誰だ!くだらない夢だといったのは誰だ!!」
と川藤。安仁屋は笑っている。
新庄は金属バットを川藤に突きつけた。
「出てけ!ここは18歳以上立ち入り禁止なんだよ」
新庄をにらみつける川藤。
「なんだ??殴るのか??」と新庄。
「無理すんなって、ルーキー先生」と安仁屋。
「小鳥は鳳の志を推し量ることはできないんだ。志の大きさはその人間の大きさだ。夢に向かって努力する人のことを馬鹿にするな!!」
新庄の金属バットを川藤は握る。そして去っていった。
 
真弓は、夏の予選大会で相手のピッチャーをバットで殴り、乱闘騒ぎになって、野球部は半年の活動禁止処分になったと説明した。
「わたしもねあのこたち…」と言いかける真弓だったが、戻ってしまった。
川藤は当時の事件を新聞で調べた。
川藤は赴任前の自分の暴力事件のことを思い出していた。
御子柴はグランドでボールを持って悲しそうにしていた。そこに川藤が通りかかる。「御子柴??」
 
 
御子柴の想い
川藤は御子柴の退学届を教師から受け取る。
「クズがひとり消えて助かりましたね」と教師の一人が言う。
「なんで止めてくれなかったんですか」と川藤は言った。
 
安仁屋たちはその頃、先輩たちに喧嘩を売っていた。
「いいこと教えてやりますよ、バットってのはボールを打つもんなんすよ」そう言って、安仁屋はフェンスにくくりつけた
先輩たちに向かってボールを打とうとしていた。フェンスにくくりつけられた生徒たちは、恐怖に声をだしている。
 
その頃、川藤は、御子柴の家を訪れていた。
「御子柴くんは?」と姉に尋ねた。
川藤の姿を見つけると、御子柴は逃げてしまった。
 
「先輩たちいじめて楽しい??」と塔子に聞かれる安仁屋。
「バットの使い方教えてやっただけだよ」
「へえ、使い方まだ覚えてたんだ。ねぇ、そろそろ野球やったら?」
「お前がやらせてくれたら考えてやるよ」
「いいよ」
「は??」
「ばーか!」
「ねえ、けいちゃん」
「けいちゃんって呼ぶな!!」
と言った。
 
川藤は御子柴を追いかける。そして追いつくと、御子柴の胸ぐらをつかんだ。
「御子柴!どうして逃げるんだよ!俺は怒りにきたわけじゃないんだ」
「俺は学校やめたんだよ!!ほっといてくれよ」
「おまえがグランドで投げたボール、これ大事なものだろ??」川藤は御子柴のボールを持っていた。
「…捨てたんだよ」
「学校辞める理由はそれか??」
 
その夜。安仁屋は土手で話す川藤と御子柴を見る。
「偉そうなこと言ってるけど、いろいろあって夢を諦めかけたんだ」と川藤。
「いろいろって?」
「夢を叶えるのって難しいよな」
「かなわないから、夢なんだよ」
「聞いたよ、去年の夏の事件」
「あれから変わったんだよ、みんな。もともとまじめな方じゃなかったし。甲子園目指すとか口にはしなかったけどさ、みんなそれぞれ思いとか夢とかあって、みんなちゃんと部活には出てたのに」
「活動禁止の期限って、終わったんだろ??」
「先生、知ってる??授業にでなくても、出席したことになってんだよおれたち。退学にすんのも体裁悪いから、俺たちが自主退学すんのを学校はじっと待ってるんだよ。
俺が甘かったんだけど。半年間我慢すればまた野球できるようになるって思ってたんだ。
だけど活動禁止になったことで責任取れみたいになって。周りからは野球部をつぶした
不良集団っていうレッテル貼られちゃって。みんな流されるみたいに野球する雰囲気
なくなって、自分たちで潰したことってわかってるけど、諦めるしかなかったんだよ。
だったらそんな学校いてもしょうがないし。どっか就職して社会人野球でもいいかなって。先生俺ね、向上心を持って辞めるんだよ。野球やりたいから。下手だけど野球しかないから」
そう言って御子柴はボールを握り締めて泣いた。
「でも、でももしできたら、みんなともう一回野球したかったな…」
悲しむ御子柴を川藤は見つめた。
「俺が応援する!約束する!!卒業するときは笑ってみんなで卒業しよう!」
「でも…」と御子柴。
「あいつらは、それでも野球部やめなかったのはなんでだ??」
川藤は預かっていた退学届を御子柴に渡す。
「これを出すのは、俺を見てから決めてくれ」
御子柴はそれを受け取った。
川藤はネクタイを川に捨ててしまった。
「よーし!!やるぞーー!」と川藤は叫んだ。
「教頭のネクタイだー!!」と川藤はネクタイを拾いにいった。
その様子を忌々しい顔で見る安仁屋だった。
 
 
野球部顧問
次の日、川藤は荒れ果てたグラウンドを見た。
「ぜひ、野球部の顧問をやらせてください」
と教頭に訴える。
「彼らとはあんまり関わらないほうが…」
「よろしくお願いします!」
川藤はネクタイを返却した。
 
川藤は廊下で掛布に絡まれてしまったが、安仁屋が投げつけてきたボールをよけ、掛布を突き飛ばした。
「適当になんてやってられないな」と川藤は決意を新たにした。
教室にやってきたのは安仁屋だった。
塔子がにらみつける。安仁屋は机を蹴飛ばして、席についた。
「遅れてすいませんね」と安仁屋。
「安仁屋、歓迎してくれるのは嬉しいんだけどな、ウェルカムってこうじゃなかったっけ?」
と飛んできたボールを見せる。安仁屋は顔をしかめた。
「いい肩してんなぁ」と言った。
 
屋上では野球部がたむろしていた。
川藤が野球部の顧問になったらしいという話をしながらタバコを吸っている。
御子柴はパンを大量に買い、屋上にかけつけた。
そこにやってきたのは川藤だった。
川藤は「火事だ!!」と言っていた。
窓の外から煙を見て勘違いしたのだ。
川藤は安仁屋のタバコを持った手を握り締めた。
「二十歳未満は喫煙禁止だぞ。捨てろ」
安仁屋ははむかった。
すると、川藤は殴られてしまう。
手をひねられたところが痛い安仁屋。
御子柴は、もういいよ先生と言った。
「やっぱ無理だ。俺たちのことはほっといてくれよ」
そう言って御子柴は走り去ってしまった。
川藤は血だらけになってしまう。
「教育って痛いんだな」と言った。
「利き腕つかまれてカッとしたんでしょ」
そう言って塔子は安仁屋を威嚇した。
新庄は御子柴の胸ぐらをつかんで殴られた。
「てめえのせいで安仁屋がくびになるかもしれないんだぞ。どうなるかわかってんだろうな」と脅されてしまった。
 
川藤は、教員室で、退学より更生させることが目的なのではと言った。
そして、自分の怪我は殴られたのではなくて転んでしまった傷だと言い張る。
「最初にいったはずだよ、川藤くんのやり方に任せると」校長はそう言って微笑んだ。
 
部室では野球部で「処分なし!?」と野球部たちが驚いていた。
「自分で転んだんだって言い張ってんだよ、川藤のやつ」
関川はそう言った。
「安仁屋とおれたちをかばったってことかよ?」と言った。
「やばいかもしれないぞ、あの野郎、俺たちを変えようとしてやがる」と新庄は言った。
 
 
俺たち変われる?
御子柴は退学届を眺めて、川藤に言われたことを思い出していた。
「川藤って何者なの?」と関川。
「なんでもいいけどお前気をつけろよ」
「なぁ!!関川!おれたち変われるかな!?」
「あ?」
「応援するって言ってくれたんだ。笑って、みんなで卒業しようって言ってくれたんだ。変わりたいんだよ、俺」
そういう御子柴のいうことを真剣に聞く関川だったが、変わらねえよと言った。
川藤は草むしりをしていた。
「おー!関川!!」と川藤は関川に気づいた。
「お前何やってんだよ」
「草むしりだよ!!こんなに荒れてたら野球できねえだろ」
「だれもやんねえよ…」
そこへ現れたのは教師だった。
「川藤くん、そこの万引き常習犯とっとと連れてってくれよ」
「万引き??」
「関川、だからお前を陸上部に入れなかったんだよ、問題起こされると迷惑だからな」
教師は陸上部に戻った。
関川は殴ろうとするかと思いきや、一緒に走り、陸上部の面々を次々と抜いて1位になった。
「おお!関川ぁぁぁ!すごいぞ関川!」
と川藤は拍手した。
安仁屋の家は酒屋だった。
「勉強しねえんだったら家の手伝いせえ!!」
と言った。
真弓に、川藤はドリームチームを作るんだと言った。
「関川はものすごい瞬足ですし、安仁屋はいい肩してますし、御子柴にはやる気がありますし、甲子園も夢じゃないかもしれません」
「野球部もまだ再開してないのに?」
「見ててください」
「あの子達を甘く見ないほうがいいと思うけどな」と真弓は心配そうにした。
 
川藤が教室に入ると、クラス全員揃っていた。
野球部はニヤニヤしている。
「ん?どうした?」と川藤。
 
川藤がなぜ神田川高校をやめたか知ってるか??と校長は教頭に語りかける。
 
クラスの黒板を見て、川藤は真顔になる。
そこには暴力教師という内容が書かれていた。
若菜は「聞いたよ、萩本ってやつを半殺しにしてクビになったんだって?」
と言った。
新庄は「なんとかいえよ!!」と叫んだ。
教室の雰囲気は重苦しいものになった。
「本当だ」と小さい声で川藤は言った。
「化けの皮がはがれたな!!偽善者!」
「辞めてくれよ!てめえみたいな暴力教師がいたんじゃ、みんな怖くて勉強どころじゃねえんだよ」と新庄。
やめろコールが野球部で繰り返される。
廊下で真弓はやめろコールを聞く。
「やめなさい!!」と真弓は入ってくる。
「いいんです、事実ですから」と川藤。
「でも…」
「黙ってて、すまん。人間的に未熟で猛烈に反省した時期があった。一時は教師になる夢を捨てようと思った。だけど…生徒を応援したいという夢は、その夢だけはどうしても
捨てられなかったんだよ。俺にはそれしかないからな。そんな時に校長先生からチャンスをもらったんだよ。だから、俺はこのチャンスを最大限使わせてもらう」
「つまんねえこと言ってんなよ!」桧山は机を蹴り上げる。
「俺がつまんなかったらそのときは容赦なくやれよ」と川藤。
「どうでもいいが、てめえに選ぶ権利なんてねえんだよ」
と新庄は言った。
「新庄、てめえの夢はなんだ?」
「…分かんねえ野郎だな!!」と新庄は川藤を殴ろうとするが、川藤の手でとめられてしまう。
「手って不思議だよな。握れば拳、ひろげればたなごころ。手の心って意味だ。俺はいつかおまえがこの拳を開いてくれる日がくるって信じてるからな」
安仁屋たちは去ろうとする。
川藤は野球部全員の名前を言った。
「お前たちの試合はまだ終わってないぞ。4対1。9回裏。ツーアウト満塁。今が逆転のチャンスだ!!」
野球部たちは川藤をにらみつける。
「この試合に勝てば、必ず光が見えてくる。夢に一歩近づく。お前たちなら勝てるって俺は信じてる!!」
川藤は叫んだ。
野球部は黙って教室を出ていった。
それを校長は廊下で見守っていた。
真弓は黒板を消していた。
「ねえ、川藤先生のことだけど、前の学校にね、気に入らないことがあるとすぐ暴力に訴える生徒がいたの。その子が退学に追い込まれた時に必死に更生させようとしてたんだけど…それで、一ヶ月の怪我を負わせちゃったの」
「それでクビに?」と御子柴。
「川藤先生ね、全部自分で責任をかぶって辞めたのよ。そういう先生なのよ
川藤先生って」と真弓は言った。
 
部室。
「きれいごとぬかしやがって。なぁ?」と新庄。
「俺たちは俺たちなりにやってきただろ。俺たちの最高の場所作ってきただろう。若菜、お前まさか」
「んなわけねえだろ!何てめえこそイラッときてんだよ!!」と胸ぐらをつかむ。
関川は部室を出る。
「どこ行くんだよ」
「家の手伝いがあんだよ」
一人ずつ帰っていく野球部たちに新庄はいらだちを隠せなかった。
御子柴は部室の中の新庄を気にした。
 
「ずっと野球やってたのか?」
川藤は土手で草野球を見ている安仁屋に話しかけた。
「うるせえよ!」
「俺はガキのころからずっと空手をやってたんだけど、
一度、あんなふうに仲間と一緒に思う存分戦ってみたかったな。
野球ってチームワークが大切なんだろ!?」
「知らねえよ」
「お前たちのあの最強の結束力があれば、いいチームが作れるんじゃないのか?」
「無駄だって言ったろ」
「心を閉ざしてるうちはな」
川藤は微笑んだ。転がったボールを拾い、川藤が安仁屋に渡した。
「投げ返してやってくれないか」
安仁屋はボールをそのへんに捨てて帰ってしまった。
 
 
部室の鍵
次の日。川藤の下駄箱に部室の鍵が入っていた。
部室のドアには、部室の鍵は俺が預かったという紙が貼られていた。
それを見て新庄たちはイライラする。
「野球部のみなさんにお知らせします。野球部を今日から再開します。放課後、部室の前に集合してください」
と、校内アナウンスをする川藤。
「なお、部室の鍵はわたしが管理させていただきますので、一声私にお声がけください」
と言った。
 
「あんなことしたらむしろ逆効果よ」と真弓は川藤に言った。
「わかってますよ、部員と私への
宣誓ですから!」と川藤は宣言する。
「俺が野球部を守ってみせます!」
と川藤は言った。
 
新庄は部室のドアを蹴破ろうとしていた。
「今頃、甲子園いくとか息巻いてるんじゃないか?」
と岡田は、御子柴のことを言う。
「でももしそれで俺たちが甲子園に行くことになったらすごくね??」
と、ふと関川がつぶやいてしまったとき、新庄のスイッチが入り、関川に近づいていった。
「いや、別に…」
「てめえ!!くだらない夢見てんじゃねえよ」
関川は新庄に胸ぐらを掴まれた。そして、部室の鍵を取り返してくるように言われる。
関川は鍵を取り返しに教員室に入っていった。川藤の引き出しから鍵を取り出すと、慌てて隠れる。
そこへ川藤と教頭がやってくる。
「君に忠告しておかないとならないことがあるんだ。君を我が校に招いた本当の理由だよ。君は前の学校を全部自分で責任を取る形で辞めただろう?校長は、また同じ作戦でやめさせるつもりなんだよ。川藤先生はいつか暴力事件を起こす。そしたら全員を自主退学に追い込むつもりなんだよ!」
「それで、採用されたんですか??」
川藤は唇を噛む。
「ひどいじゃありませんか!!」と話を聞いていた真弓が入ってくる。
「川藤くん!!野球部の顧問はやめたほうがいい!」
と教頭は説得する。しかし川藤は立ち上がった。
「やめませんよ!!本当に野球やりたがってるやつもいるんです。他の奴らも素直になれないだけなんです。俺はあいつらを信じます。俺を信じてぶつかってきてほしいな。
風よけでも盾にでも何にでもなってやります。夢を捨てたあいつらをほっとくなんて俺にはできません。二度と暴力事件なんて起こさせません。あいつら全員守ってやります」
川藤はそう言った。
影で聞いていた関川は泣いていた。
 
川藤が部室に行くとそこには誰ひとりいなかった。
「これを守りたかったのか」
と、部室を見て呟く川藤。
「まるで山椒魚だな」と言った。
 
関川が部室に入ってきた。
「おう、関川、ちょっと手伝え」
川藤の手伝いをさせられる関川を新庄は睨みつけていた。
「何してんだお前」
新庄は一人になった関川に言った。
「鍵はどうした??」
「さぁ、わかんねえ」
新庄は関川に詰め寄った。
「う、疑ってんのか?何があっても信じるのが仲間じゃねえのか」と関川。
「てめえ、さっき川藤と何やってたんだよ!!」
「離せよ!てめえがいつも言ってる仲間って、こういうことすることなのかよ!こんなん大した仲間じゃねえよ!!」
関川は新庄を突き飛ばして去ってしまう。
「関川ぁぁぁ!!」
新庄は野球部を突き飛ばして、関川を追いかけた。野球部は危機感を感じて新庄と関川の行方を追った。
 
 
半殺し
その頃、川藤は授業をしていた。
内容は山椒魚だった。
トイレにいた関川に追いついた新庄は、関川に暴力をふるう。
トイレの窓ガラスが割れて、流血する関川。
若菜たちは懸命に新庄を探した。
安仁屋はその頃、部室から出された遊び道具を眺めていた。
 
トイレに安仁屋がやってくる。ボコボコにされ、のびている関川を見る安仁屋。
「お前見たかよ、部室」
安仁屋は、そう言った新庄を殴る。
「だせーんだよ」
「裏切るのか?!」
「裏切ると思ったか、おれたちが!」
安仁屋と新庄は喧嘩になり、そのときに若菜たちがかけつける。
「野球部が仲間割れしてるぞ」
という声を聞いて、御子柴が駆けつけた。
「やめろよ、新庄!!俺が部室の鍵を先生に渡したんだよ!野球やりたかったんだよ、みんなと一緒に、もう一度。野球やりたかったんだよ、変わりたかったんだよ」
「この野郎!!」
「何がパラダイスだよ!あそこは真っ暗なあなぐらだよ!」
新庄は御子柴の胸ぐらを掴むと、どこかへ連れて行ってしまった。
川藤は関川のもとへかけつける。
「全部お前のせいだよ、勝手に夢なんて押し付けやがって。その結果がこれだ」と、安仁屋。
「本当にそう思ってるのか?」と川藤。
「御子柴くんは!?」と塔子がやってくる。
川藤は、御子柴を探し、やがて屋上で新庄が御子柴に乱暴しているのを見つける。
関川は保健室で寝ていた。
「大丈夫か、関川」と安仁屋。
「助けに行かないと…」と関川は言った。
「このままじゃ校長の思うツボだ…」
 
「川藤先生を犠牲にしろとおっしゃるんですか?」
その頃、真弓は校長に詰め寄っていた。
「あなたそれでも…!」と教頭。
「わたしには、学園を守る義務があるんだ」と校長。
 
「新庄!」と川藤は新庄に向かっていく。
「みんなで野球やりたいとかぬかしやがって!!くだらねえ夢なんて見るもんじゃねえよな。殴りたいんだろ?たなごころだっけ??なんだそれ。おいどうした、殴ってみろよ!!暴力教師!!」
「新庄ーー!」
川藤が殴ろうとすると、関川がやめろーー!と止めた。仲間たちに担がれていた。
「殴ったらおしまいだろ!おまえがやめたら、誰が御子柴の味方になってやんだよ!誰が盾になってやんだよ!守んじゃねえのか!
野球部を!!」と関川が叫んだ。
「御子柴はな、お前のこと信じて部室の鍵渡したんだろうが!」
「御子柴…、ごめんな…」
川藤は御子柴のそばに行き、「すまん!!」と謝った。
新庄は川藤に思い切り頭を踏んづけられてしまった。
「お前のせいだ」
新庄はそう言って、去ろうとした。
すると川藤は立ち上がった。
「俺を見ろ」
新庄は振り返った。
「お前ら全員俺を見ろ!!明日が見えないんだろ。お前ら全員明日に連れてってやるから、俺を見ろ!!」
新庄は再び川藤を殴った。
「しつけえんだよ!てめえは!」
「4対1!9回裏!一発逆転のチャンスだ!!」
川藤は何かを言うたびに新庄に殴られた。
「諦めるな!!お前らの悔しさ!全部受け止めてやるよ!!」
「黙れ!!」と新庄は殴り続けた。
「夢から逃げるな!!」
「黙れっつってんだろ!!」
新庄は川藤をひたすら殴り続け、川藤は倒れ込んでしまった。
「くそったれ…」
新庄は泣きながら戻ろうとするが、安仁屋を見つめる。
「わかってたよ、結局こうなんの」
新庄は去っていった。
「新庄…」
安仁屋は涙ぐむ。
 
安仁屋たちは土手に寝転がっていた。
「けど、あんな教師初めてみたにゃ」と湯船。
「だけど、今更甲子園なんていけないよな」
「このまま卒業待つのがいちばん楽だしな」
「うおおおおお!」
安仁屋は突然走り出し、それに全員続いた。
川に入り、雄叫びをあげる野球部たち。
 
御子柴は関川と保健室に一緒にいた。
「さすがに川藤もこりたんじゃないのか?
あいつ馬鹿だよなー、この前もひとりで草むしりしててさ。んなことしても何も変わらねえのによ」と関川。
「関川、あれ…」
保健室の窓の向こうで、川藤は草むしりをしていた。
唖然とする御子柴と関川。
御子柴は眺めていた退学届を破り捨てた。
「御子柴?」
「だって俺、野球部だからさ」
「卒業してえよ、もしできんなら笑って卒業してえよ、俺だって」
と関川。
川藤は夜になっても草むしりを続けていた。
朝、草むしりをする関川と御子柴。
「しまった!!寝てしまった!!」と川藤が目覚めると、
関川と御子柴でキャッチボールをしていた。
安仁屋たちはその様子を見ていた。
第1話の感想はここをクリック
川藤の熱さがよかったです。新庄の本当は寂しいところが心に伝わり、切なくなりました。御子柴はまっすぐで真面目で良いキャラクターだと感じました!

ルーキーズ(ドラマ)の内容

公式サイト

将来に希望を抱けず、自分が何をしたいのかも分からない現代の若者たち。
そんな彼らに「この世は希望だらけだ」「夢を持つ人間をバカにするな」と叱ってくれる先生がいる。
 
彼の名は、川藤幸一。希望に燃える新任教師である。
 
舞台となる高校では、野球部が試合中に起きた不祥事により活動停止状態になってしまう。教師に裏切られ、責任をとらされた野球部員は、何よりも夢を大切にし、生徒のためなら職を捨てる覚悟の川藤と本音でぶつかりながら、まだ夢を捨てていない、捨てたくないという心の叫び声をあげる…。
 
そんな高校野球を通して問題児たちを更正させる熱血教師の活躍と、不器用ながら再び這い上がろうとする問題児達の成長を描く、それが「ROOKIES」で
 
<出典>TBS公式

<出演者>

川藤 幸一:佐藤隆太
安仁屋 恵壹:市原隼人
御子柴 徹:小出恵介
新庄 慶:城田優
関川 秀太:中尾明慶
若菜 智哉:高岡蒼甫
平塚 平:桐谷健太
岡田 優也:佐藤健
湯舟 哲郎:五十嵐隼士
桧山 清起:川村陽介
今岡 忍:尾上寛之
八木 塔子:村川絵梨
藤田 カオル:能世あんな
島野 右京:平山広行

<各話の視聴率>

第1話 新人教師と不良たちの熱き闘いが今始まる 12.2%
第2話 夢を、どこまでも信じる 14.8%
第3話 守り抜きたいもの 15.4%
第4話 どん底からの出発 13.1%
第5話 負けたら解散…その時、最後の男! 16.4%
第6話 奇跡の初勝利なるか!? そして涙の別離が… 15.4%
第7話 許されざる敗北 14.2%
第8話 はるかなる夢…明日への勝利 14.7%
第9話 汚された誇り 14.6%
第10話 最終章前編〜最期の夏…そして 12.5%
最終話 最終章終幕〜さらば愛しの恩師… 19.5%

第1話から最終回まで全話配信中です

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ルーキーズ(ドラマ)の感想

50代男性

新人先生が巻き起こしたのは、学生時代に忘れられない思い出をつくったことでした。不良生徒たちを束ねることは至難の業ですが、共通しているのは同じルーキーなことです。なぜ野球を選んだのかは、チームプレイを必要とするスポーツだからです。個人的に成績が良くても試合には勝てません。いくら選手層が厚くても勝てないスポーツが野球です。不良生徒たちは野球をしているうちに勝ちたいと思い始めて、チームが一丸となっていました。野球は適材適所で活躍することができるスポーツなので、自分の役目を果たせれば勝利が見えてきます。野球はそこまで激しいスポーツではありません。人間である以上、誰でもミスはすると思います。その人のせいにするのではなく、誰かがミスを帳消しにするスポーツが野球です。ミスした人は、挽回してくれた人に感謝する気持ちが湧いてきます。お互いが信頼関係を築くことができて、結束力が生まれます。打てない人やエラーする人はどこにでもいます。その人を責める前に、どうやって追いつくかが野球の醍醐味です。ルーキーズはいつの間にか勝ちたい気持ちが強くなり実力をつけました。選手が阪神タイガースOBの名前なので覚えやすかったです。卒業前にいい思い出ができました。

20代男性

ドラマ主題歌であるGReeeeNの「キセキ」を聴くと、今でもこのドラマの数々の名場面を思い出す。それほどまでに私の記憶に残っている名ドラマです。佐藤隆太さん演じる熱血教師、川藤幸一が全力で不良生徒たちに向き合い、次々と生徒たちの心を開いていく姿には本当に感動します。市原隼人さんや佐藤健さん、城田優さんなど、野球部員のキャスト陣もとても豪華。そして出演者一人ひとりにそれぞれ感動の名場面が用意されているので、何度も何度も涙しました。ドラマの前半は、暴力事件を起こしてバラバラになってしまったメンバーを再び野球部に戻すために川藤先生が奮闘する話が中心なのですが、この過程で野球部メンバー一人ひとりの抱える過去や仲間たちへの熱い思いを垣間見ることができ、野球部再建後に甲子園を目指す彼らを全力で応援したくなってしまいます。特に私が一番好きなのは、大きな挫折を経験して甲子園を目指す夢を諦めてしまい、野球への情熱を失ってしまっていた市原隼人さん演じる安仁屋が、川藤先生の説得により自分の気持ちと素直に向き合い、野球部に戻ってくるシーン。安仁屋の葛藤と川藤先生の直球のぶつかり合いは二人の熱演もあり迫力満点でした。その後も甲子園を目指す中で次々と大きな壁が立ちはだかりますが、その度に深い絆を武器に乗り越えていくニコガク野球部の姿に勇気をもらったことを今でも忘れられません。

30代女性

元々漫画を読んでいて作品自体が好きだったので、最初は誰がどのキャラを演じているのかなど気にしながら見ていて、キャラによっては違和感を感じる部分もありました。しかし、話が進んでいくにつれて俳優さん達の熱量がそのまま作品にも表れているようで、原作とか関係なく自然とドラマを楽しめるようになっていました。正直、主人公教師の川藤役は漫画を読んでいた時からビジュアル的に勝手にぐっさんこと山口智充さんをイメージしていたので、佐藤隆太さんが演じると分かった時はイメージと違うと感じドラマに入り込めるか心配でした。他の生徒役も不良の役なのに体格的に細かったりして原作とは別物として見た方が良いかもしれないと思ったりもしました。しかし、ドラマの中で川藤と生徒達との距離が近づいていくにつれてどのキャラも原作とかドラマとか関係なく愛着をもって自然と楽しめるようになっていきました。川藤が野球を分かっていないところから始まるので野球のルールが分からなくても見ていくうちに一緒に分かるようになるでしょうし、彼らを応援しながら青春を味わえるような不思議な感覚になって心地よい熱さを感じることができます。くすっと笑えて感動もあり、家族で見るのに良いドラマだと思います。

40代男性

原作の漫画は話題であり、大人気作品であったのです。作者は有名なろくでなしbluesの作者であります。ROOKIESというドラマはこの作者が手掛けた漫画家によって連載されていた漫画であるので、私も実に楽しみにしていた作品でした。佐藤さん演じる川藤が漫画の中では阪神の川藤と酷似しておらず、しかしとても面白かったのを当時の記憶として蘇ってきます。ドラマの見どころとして「人生に目標があるなら堂々と口に出して言うべき」や「夢にときめけ明日にきらめけ」などという熱血指導のセリフが特に印象的であり、熱い思いがこみ上げてくる作品でありました。このドラマをきっかけとして大ブレイクする俳優も多く出演しており、市原隼人を筆頭に城田優や中尾明慶が出演しているというところも非常に良いと思いました。この当時にしては大変珍しく視聴率19.5%という記録を達成している2008年を代表する大ヒットドラマとなったというのも頷ける内容であり、同時には珍しくなくなっていた漫画を原作としたドラマの隆盛を代表する作品になっていたと思います。野球漫画と言うよりかは青春ヤンキー漫画といったような事が多いですが、原作を壊すことなくイメージ通りのドラマとなって放映されていたというところに好感が持てると思いました。

40代男性

漫画をドラマ化したのがルーキーズなんですが過去の野球漫画は弱小チームが強くなるというパターンでした。しかしルーキーズというのは弱小以前に野球に真剣に取り組まない不良が甲子園を目指すというハードルが高すぎる状況です。このドラマの見どころは不良が揃った野球部をまとめきる教師の川藤がすごいなと感じました。若き熱血教師の川藤が野球を知らないのに野球部の監督になり不良達が最初は反発していたのが川藤の生き様に惚れてしまうというのが印象的でした。試合中に選手を大事にしない相手監督を殴ったり相手選手を叱咤激励するような前代未聞の監督ぶりでした。相手選手に文句を言う監督というのはリトルリーグの時に田舎のおっさんではいましたが高校野球の監督は基本的には教師な訳で先生ではそうそういないよなと感じながら見ていました。とにかく前代未聞の存在ではありますが川藤の人間性が素晴らしく生徒達の問題などにどう川藤が答えるのかというのに注目ばかりしていました。夢を持つことの大事さを常に語っていたり、どの生徒にも同じように愛情を注ぐところが凄いなと感じながら見ていました。普通の先生とは異色な存在の川藤を見ているのが本当に面白かったです。

20代女性

出ている俳優さんが気になっていたのとあと個人的にすごくヤンキー映画が好きだったので楽しみにしていた作品でした。放送しているとき私は中学生だったのですが、この影響でなのかそれが基本だったのかわかりませんが、野球部はヤンキーが所属する部になっていました。この作品でとても高校野球というのに興味を持ち、観てから毎年の春と夏の高校野球に興味をもち見始めました。青春をしていて夢に向かって輝いているスポーツマンはどうしてあんなにかっこいいのかなと思いました。この作品でマネージャーの仕事というものも初めて知ってとても興味が湧きました。高校球児たちを近くで応援したいと思っていたので高校に入ったらマネージャーをしたいと思っていたのですが、志望校には野球部がなかったのでとても残念でした。ヤンキーが先生と仲良くなって真面目になっていく姿は定番ではありましたが、どんなドラマを見てもいいなと思います。あんな熱心に指導してくれる先生がいたからみんな頑張れたんだし、あんな先生がいたら私も学生時代になにか努力することができたんじゃないかなと改めて思いました。ヤンキーだったみんなが野球を始めてみんなが全員坊主にするという設定があったら絶対面白かったんだろうなと思いました。

50代男性

この物語はある高校の野球部を題材に描かれたアニメが原作のドラマです。ある暴力事件をきっかけに廃部寸前に追い込まれた高校の野球部の監督に赴任してきたのは若い熱血教師。彼は一生懸命に部員達を説得したりなだめたり、時には暴力ではなく「愛のむち」で彼らと正々堂々と向き合い、徐々に更正させて、また甲子園を目指して闘っていくというドラマです。感想は一言で言えば、ラグビーの「スクールウォーズ」バスケットの「スラムダンク」に似ていますが、それらの作品以上に、友情・裏切り・親愛・チーム愛といったものがよりいっそう深く描かれています。どうしようもなく悪で手のつけられない彼達を、生徒そのものはもちろん、校長や最終的には高野連さえも、その熱血漢で動かしてしまう、という暴力的な描写も多々ありますが、実際には青春の感動を描いたドラマだと思います。
知らず知らずに元の部員達が集まり「チーム」になっていき、仲が良いのか悪いのか?という場面も随所に見られ、怒り・悲しみ・友情・チーム愛という見所満載の作品です。最終回では因縁のライバル(かつての大事件をおこした相手)との試合になるわけですが、そこまでたどり着く長い長い教師と生徒との闘いや友情がみられ、何度涙したか分かりません。是非もう一度観てみたいドラマの一本です。

30代女性

このドラマの主題歌を聞くとこのドラマを思い出して胸がぐっときます。TVで放送される野球の観戦もしないし、全く野球に興味はないのですが、このドラマは好きでハマりました。
川籐先生が不良少年と一緒に野球を頑張ると言うありきたりな内容なのですが、一人ひとりの生徒のきちんと彼らの思いが入っており、どの生徒をとっても無駄に不良なだけでは無いと言う事が分かります。こんな経緯があったからこそ、ひねくれてしまった事を理解する事が出来るでしょう。
印象的なシーンは、ルールと規律を生徒に伝えるのですが、それは生徒の身を守る為の物だと本心で生徒に訴えるのです。ただただルールと規律を守れと言われても、生徒にとっては押しつけられているだけの印象を受けてしまいますが、何故それをしないといけないのか、それをしないと生徒自身を危険に晒すからだと説明するのですそのシーンはさらっと放送されるのですが、生徒にとってはぐっと来るものがあります。押しつけた同じ様に管理しているのではなく、自分の身を守る為に言ってくれているんだと理解すると、その後先生の言葉をきちんと受け入れる事が出来ると思います。皆、何を考え、どうしたいのか、その気持に寄り添いながら生徒と関わる事が出来る先生だと思います。男くさいドラマですが、女性でも見ていてこんな仲に交じりたい!!と思ってしまう事でしょう。

20代女性

このドラマのおもしろいところは野球のことが全く分からなくても楽しめるところです。ルールも私はよく理解できていませんでした。しかし、見ながらポジションやアウトの取り方、守り方などの戦術まで勉強になりました。最初の方はみんなが普通にヤンキーで、殴り合いみたいなけんかシーンばかりなので、全く野球には関わりませんでした。そこはストーリーとしては楽しかったですが、もうちょっと野球に関わってほしかったと思ってます。急に野球が入ってきて、ノックがはじまって、見ながら理解はできましたが、分からない言葉などは検索して調べました。初心者からするとストレートは言われて分かりますが、スライダーとかフォークとか言われても理解できません。なので、そういった具体的な球種などは調べる必要がありました。でも、調べることが苦ではないほどストーリーはもちろん、感動シーンもたくさんあって、とても私にとって印象的な作品だったと思います。また、メンバーがみんな個性があって素敵です。足が速いやつ、肩がめっちゃ強いやつ、守備がめっちゃうまいやつ、みんな特技があってチームとして成り立っていました。とても仲がいいチームで、甲子園を目指しながらチームの結束力を強めていき、試合に勝っていく姿はかっこよかったです。

30代男性

森田まさのりさんの原作マンガ「ROOKIES(ルーキーズ)」がドラマになった時は、とても嬉しかったです。マンガを何度も読み返すほど「ROOKIES(ルーキーズ)」が大好きだったので、正直どの役者さんが誰役で出てくるのか、それがしっくりくるのかなど楽しみな気持ちが半分と世界観が壊れてしまうんでは無いかという気持ちが半分でした。ですが「ROOKIES(ルーキーズ)」が始まってすぐにそんな気持ちは吹っ飛び、すぐにドラマの世界にのめり込んでいけるほど完璧にどハマりしてしまいました。キャスト陣が本当に豪華すぎて見た方はドラマでこのメンバーがでてくるの?と一瞬めを疑ってしまうんでは無いでしょうか。佐藤隆太、市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶、高岡蒼甫、桐谷健太、佐藤健、の他にも綾瀬はるかさんや上地雄輔さんなどもゲスト出演しています。このドラマを知らない方!「ROOKIES(ルーキーズ)」は不良達が甲子園を目指すという内容です。単純なようですが、笑って泣ける最高のドラマです。一度見ていただければきっとすぐに「ROOKIES(ルーキーズ)」のファンに誰もがなってしまうと思います。それ程までに面白い作品だと個人的には思っています。