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「トリック2」はこちらを見てみてください。
トリック2
トリック3

<見逃し動画>最終回(第10話) 「真犯人はお前だ!!」
 
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最終回(第10話)の公式あらすじ

奈緒子を案じてアパートを訪ねた上田は里見と出会い、奈緒子に霊能力があり、その力で剛三が死んだと聞くが、上田は信じられない。その頃、奈緒子は黒津兄弟と共に黒門島に到着。早速、婚礼の儀式が行われる。
 
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最終回(第10話)のネタバレはここをクリック
奈緒子の覚悟
父親を殺した真犯人が自分だったことを知り、ショックを受けた奈緒子は、傷心のまま自分の運命に従うかのように母の故郷、黒門島へ向かった。
 
意味深に別れを告げられ、心配になった上田は奈緒子のアパートへ向かうと、部屋は荒れており、「もうここには戻らない」と記された置き手紙が残されていた。
奈緒子は黒津兄弟に黒門島へ連れられると、婚礼の式をあげると伝えられ、封印されていた霊能力がアナーキーによって解放されると言われた。
 
上田はアパートの外で里見に出会すと、里見から奈緒子が霊能力者で父親を殺したという話を聞かされるが、一向に霊能力を信じようとしない。里見は門構えに火という、存在しない文字を書いて見せた。聖地を意味し、色々な災いを防ぐのだと言うと、里見はこうなるのは運命だったと、奈緒子の力を抑え込んでいたことに後悔の念に駆られていた。
 
上田は奈緒子を連れ戻すと言うが、里見は全てを敵に回すことになると、断固止めようとした。
 
 
婚礼の式
黒門島では島をあげて婚礼の式が行われていた。代々カミヌーリの相手を務めるのは黒津本家の元男(柴崎蛾王)で、元男はこの島で1番の大きな男根を持つ男だという。
 
島民達は酒をかけながら踊り、宴を始めた。
そんな最中、奈緒子は元男と、まぐわいの儀を始めるところだった。
 
元男は体を寄せようと近付くと、奈緒子はすかさず股間を蹴り、その場を逃げ出す。その先にいたのは唯一の奈緒子のファンである照喜名(瀬戸陽一朗)だった。
奈緒子は黒門島に関係する一味かと勘違いし、どこまで付け回すのかと聞くが、照喜名はただの熱狂的ファンで、奈緒子を逃がすべく島民に立ち向かい助けてくれるのだった。
 
奈緒子が逃げていると、後ろから覆いかぶさり口を押さえる者がいた。
そ奈緒子の後を追って黒門島に来た上田だった。
 
2人は人気のない洞窟に逃げ、上田は奈緒子にここで隠れていろと言った。
 
「あのなぁ、山田、お父さんを殺したのはyouじゃない。島が死にかけてるのもyouやyouのお母さんのせいじゃないんだ。俺は絶対それを証明してみせる。少しだけ時間をくれないか」
 
「雰囲気出ますね」
 
「実はここにくる前にな、事件のこともう一度調べてもらうよう、矢部さん達に頼んでおいたんだよ」
 
「あの人たちが真面目にやるとは思えませんけど」
 
「先生のためやったら、そらもう全力で再調査さしてもらいますわ。ただ、明日から2週間ばかりバカンスなもんで、帰ってきてからじゃけんのう」
 
「どう見てもやる気ないですよ」
 
奈緒子は危険を犯す上田の身を案じるが、上田は島民を疑い、奈緒子の無実を証明しようと奮起していた。
 
「君だってあいつらのこと少しは疑ってるんじゃないのか?だから逃げ出したんだろ」
 
「あの薬の匂いがしたんです。ほら、上田さんがインチキ霊能力者が使う薬だって言って、私に飲ませようとした薬。お酒の中にあれが混じっていたんです。だから咄嗟に捨てちゃいました」
 
上田は奈緒子に食事を渡すと、洞窟で待っているよう告げ出て行った。
 
その頃矢部と石原は、どの観光案内にも載っていないと言う島でのバカンスを楽しんでいた。
 
 
カミヌーリが受け継ぐもの
上田は次男達と出会し、黒門島の歴史ついて聞く。科学者たちが調査に来る度、島は良くなるばかりか自然は壊れる一方で、近代化と称し島の文化を奪われつつあった。しかし次男は、カミヌーリだけはなんとしても守り通してきたと言い、奪わないでほしいと上田に告げた。
 
また、次男は納得できないなら本物の霊能力を見てもらうしかないと、上田をある小屋へ連れて行く。そこには里見の姿があった。
 
その頃、奈緒子が洞窟でひっそり隠れていると、そこへ元男がやってきた。連れ戻されると思った奈緒子だったが、元男は逃げたいのなら逃げればいいとあっさり言うのだった。
 
元男は続けて奈緒子に、黒津兄弟に騙されていると言った。元男は黒津家の本家なのだが、次男と三男は分家で、次男と三男は本家の元男にかわって島を乗っ取ろうとしているとのことだった。島を乗っ取るためには奈緒子と元男がそれぞれ代々受け継いでいるものが必要であり、それが手に入れば元男も奈緒子も殺されると告げた。
 
元男は用意してある船で逃げろと奈緒子に言う。
奈緒子は上田を待とうとするが、元男に上田は戻ってこないと聞かされた。奈緒子はそれでも上田を待つことにする。
 
 
里見の霊能力
「島に来れば私もあなたの敵になると申したはずです」
 
里見は上田にそう伝えた。
 
「脅されてるんでしょ?この人達に」
 
里見は上田に霊能力を示して見せると、わかったら自分たちには構わないでくれ、さもなければ霊能力で殺すと告げた。
 
上田はその場を切り抜け、追手を撒いて奈緒子のいる洞窟へと戻る。上田は里見に会った話をし、霊能力を見たと話すが、奈緒子は単純なトリックだと一蹴した。奈緒子は里見がなぜ見え透いたことをしたのか疑問に思う。
 
共に船で逃げようとした奈緒子達の目の前に、矢部と石原が現れた。2人がバカンスできていた島とは黒門島のことだったのだ。
 
停まっていた船の前には心配してやってきていた元男がいた。元男と上田は徐に近場で用を足しにいくと、上田の男根の大きさに驚愕する。
 
「あんたを真の男と見込んで頼みがある。これを預かっておいてくれないか。これとあんたの持ってるもんが合わさればシニカミの秘密がわかるはずさ。次男達はこの島を自分達のものにしようとこれを欲しがってる。シニカミが何か知ってるんだ。あいつらに絶対渡しちゃいけない」
 
そういうと元男は上田に木札を託した。
上田はそれを見ると何か思い付いたように広げる。
 
「そうか」
 
 
シニカミの真実
「あなた方がほしいのは奈緒子ではなくて奈緒子の頭の中にあるものでしょう?それなら最初から私に聞いてくださればよろしいものを」
 
里見は次男に告げた。
 
「ようやく答える気になりましたか」
 
「16年前お前たちは私の夫を殺した!16年間片時も忘れたことはない!」
 
里見はそういうと煙を纏わせ次男たちの前から姿を消した。
 
上田に木札を託した元男は、自分はもしものために偽物を持っていると言い、本物は絶対にあいつらには渡すなと念を押す。昔から本家と分家はそれを巡って対立ばかりだったと言う。
 
元男に詫びと礼を入れ別れを告げるが、元男は上田の男根が大きかったことを受け、自分じゃ物足りなかったのだろうと揶揄した。
上田と奈緒子を見送った元男。戻ろうと振り返るとそこには三男たちがいた。
 
船を漕ぐ奈緒子と上田。
 
「上田さんやっぱり戻りましょう。母は私達に言いたかったんですよ。あいつらはインチキだって、気付いてって。もしかしたら母は一人で何かしようとしてるのかもしれない」
 
「で、どうすんだよ。あいつらのところへ行って、むざむざ捕まるのか?」
 
もう一度島に戻るとさっきまで生きていたはずの元男が死んでいた。
 
そこへ島民があれよあれよと集まってくると、奈緒子と上田は三男に元男殺しの犯人に仕立て上げられ拘束されてしまう。
 
次男は奈緒子が受け継いでいるものを見せれば奈緒子を助けると交渉に出てきた。従わないなら拷問を受けてもらうと。
 
「話します」
 
奈緒子はそういうと、皆の前に連れ出された。
 
「120年に1度東の海よりシニカミは現れる。シニカミとは怪物でも神でもありません。シニカミとは、この島の元々の言葉で銭瓶、銭の入った瓶、つまり財宝を意味しています」
 
「それは強引じゃないか?」
 
「日本科技大助教授の上田です。21世記、すなわち来年には私は教授になる予定ですが、文献によると、平安時代以降この島には多くの海賊たちが現れ奪った財宝をですね、どこかに隠したとありました」
 
「島には密かに伝わる何枚かの札があるはずです。裏に模様が書いてありますよね?模様はそれぞれある文字の一部です。きちんと文字が形作られるように札を並べると1枚の地図になる」
 
「なんてゆう文字か?」
 
「口に出してはならない文字。この世には存在しない文字」
 
奈緒子は砂に門構えに火という字を書き出した。
 
次男と三男は木札を並べて、言われた通りの文字を作り出した。
 
「ちょっと待たんかい!あなたたちはこの札をどこから手に入れたんですか?元男さんを殺して奪ったものじゃありませんか?」
 
「これは私が本家から預かってずっと保管していたものだ」
 
「お前たちのやったことは全部お見通しだ!」
 
奈緒子が出来上がった札を裏返す。
そこには「次男と三男に殺されたのです」と文字が書いてあった。
 
「お前さんたちが元男さんから奪ったものは偽物だよ。本物はこっちだ。お前たちはこれを手に入れるために私を騙してここへ連れてきた。島の人たちを災いから守るためじゃない。財宝を独り占めするためだ。そのために、元男さんまで殺したんだ」
 
「観念しろ!」
 
そこへ陰で話を聞いていた矢部と石原がやってくると、次男と三男を無事拘束した。
 
事は一件落着し、奈緒子と上田は宝を探しに行った。
 
 
真の宝
上田は奈緒子に隠れてこっそり里見に話をしに行っていた。上田は事の全ては里見剛三の復讐のためにすべて仕組んだことだったのではないかと言うが、里見はそれを否定する。里見は上田に言われたことを思い出しながら日常生活に戻っていった。
 
奈緒子と上田は宝の場所を見つけて、砂を掘っていくと浮かび上がる文字を見つけた。
 
「後世のものたちへ宝は争いの元になるのですべて処分せしものなり。貧しくとも清く生きよ。この言葉こそ真の宝なり。」
 
石碑のようなものにはそう記されていた。
 
「宝って、これ?」
 
「まあ、いっか。120年に1度たった3時間しか現れない陸地に俺たちは立つことができたんだからな!感動的じゃないか!」
 
「3時間?てことは、もうちょっとで私たちは……海の中?」
 
自分たちの置かれている状況に気付き、遠くの船に向かって助けを呼ぶ上田と奈緒子だった。
最終回(第10話)の感想はここをクリック
いよいよトリック1の最終回でした!
 
結局一連の騒動が里見の仕組んだことなのかどうかについては曖昧さを残していたので、視聴者に考えさせるような終わり方だったのかなと思います。上田と奈緒子がお互いの愛を確かめることができた、なんてことは、あるのか、ないのか、2人の関係性もあやふやなままと言うことになりました。
 
2人の絆は確実に深まったのだと思います。この世に起こる不可思議なことはトリックなのか、本物の霊能力なのか、それを解明するために立ち向かう奈緒子と上田でしたが、このドラマは本当の要素もありつつ、トリックの種明かしをしていて、コメディ要素、ホラー要素のバランスがいいところがなんとも惹かれる魅力なのではないでしょうか。
 
様々な余韻を残しつつ、トリック2にまた続いていくことになり、シリーズ化した人気作品です。
<見逃し動画>第9話 「父を殺した真犯人」
 
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第9話の公式あらすじ

奈緒子は父・剛三の名を語る男からの電話を受けた。いたずらと思いつつも不安に駆られた彼女は翌朝、今度は差出人不明の手紙を受け取る。意味深な内容を怪しんだ奈緒子は、封筒から浮かび上がった住所に向かう。
 
<出典>U-NEXT公式

第9話のネタバレはここをクリック
シャーマン
沖縄にはユタと呼ばれる女性たちがいる。自らの中に霊魂を憑依させ、彼らの言葉を伝える、いわゆるシャーマンである。シャーマンは、世界各地に存在する。
彼女たちが病気を治し、災いを防いだ事例はいくつも報告されている。科学は、いまだそれを解明できていない。
 
「120年に一度、島の東の海よりシニカミは現れる」
 
「シニカミとは一体何か?」
 
「神の遣わし物。あるいは災いの始まり。死者が蘇ろうとしておる。我々に裁きを下すために。あの女を呼び戻すのじゃ島を捨てたあの女を……」
 
 
媚薬
上田は奈緒子を研究室に呼び出し、霊能力者の話を持ち出した。
上田の知り合いに文化人類学を学んでいる者がおり、南の島をフィールドワークした際、何人かの霊能力者に会ったようだった。そして霊能力者はインチキで、植物から取った薬物のようなもので人々を惑わしていると言う。その薬物には幻覚を見せる薬や媚薬などの類いも含まれていた。
 
奈緒子は上田に出されたジュースを飲むと、上田は顔を覗き込み、「効果はありそうか?」と聞いてきた。上田は奈緒子のジュースに媚薬を仕込んでいたのだ。しかし奈緒子は珍しくジュースを出す上田を不審に思い、グラスをすり替えていたため、媚薬入りジュースを飲んでいたのは上田だった。
 
上田は発情し、奈緒子の腕を掴むが奈緒子は罵声を浴びせ振り切り研究室を後にした。
 
家に戻った奈緒子の元に一本の電話がかかってくる。相手は死んだはずの父親、剛三だった。
剛三の声はドアを3回ノックしたら開けるように言ったが、奈緒子がドアを開けるとそこには誰もいなかった。
 
 
未来予知の手紙
翌朝奈緒子の元に「あなたの未来を知る者」という差出人からの手紙が届く。
消印からも投函されたのは昨日。手紙の内容は予知能力を証明するというもので、今日起きる事件の予言として、「蓮田で爆発が起きる」ということが書かれていた。
そこには奈緒子に関する予言も記されており、「あなたは今日素敵な男性に出会います。彼はあなたにびっくりするような未来をもたらしてくれるでしょう」とあった。 
奈緒子は封筒にうっすらと文字を書いた痕があるのを発見し、鉛筆で薄く擦ってみたところ、文字が浮かび上がってきた。
奈緒子は浮かび上がった文字の住所へと向かうと、そこには黒津次男(鴻上尚史)と弟の黒津三男(正名僕蔵)がおり、奈緒子を出迎えた。
 
2人は予知能力ブラザーズと名乗り手紙で予言をした人物だった。
 
「こんなの、予知能力じゃありません。あなたたちは昨日のうちひここの住所を書いて自分たちあてに手紙を出した。手紙を受け取ったあなたたちは鉛筆で書いた住所と名前を消し、代わりに私の住所を書いて、今朝私の郵便受けに入れておいた。だから消印は昨日のものになっているし事故のことは当たっている。これが証拠だ!」
 
奈緒子は封筒を見せると、次男と三男は拍手をしながら、こうまでしないと来てくれないと思ったと告げた。次男と三男は南の方にある小さな島、黒門島について話だした。2人は黒門島出身で、奈緒子の母里見も黒門島の出身だと言い出した。
奈緒子は黒門島の話を母から聞いたことは一度もなかったのである。
 
次男と三男は里見が島で何をしたのか知ってるかと尋ね、相応の償いをしてもらうと言い出すと、里見に直接真実を聞くよう促した。
 
逃げるように去ろうとすると、次男と三男は父を殺したのは誰か知りたくないか?と聞き、犯人は奈緒子がよく知る人物だと告げた。
 
奈緒子は母に電話し黒門島のことを尋ねるが、はぐらかされたことに怒り電話を切ってしまう。続けて上田に黒門島について調べてもらうよう頼み、石原の協力により父の死に関する詳細を資料で見せてもらった。
 
奈緒子の元へまた死んだはずの父、剛三から電話がかかってきた。剛三の声は電話越しにマジックを披露する言い出し、奈緒子にトランプのカードを引かせると、その数字を見事に当てて見せた。
 
外に出ると蝋燭を持った剛三の姿が見えた。
 
「お父さん!」
 
剛三は来るなと言い、蝋燭の火を消すとその場から跡形もなく消えてしまった。
 
 
黒門島の謎
部屋に戻ると毎度の如く上田が上がり込んできていた。上田は黒門島について調べ、媚薬の元になるカリボネという花が黒門島に生息していると報告する。
フィールドワークをしている友人に聞いたところ、奇妙な現象が起こり、理由もなく島の植物が枯れたり、岸壁が崩れて海に沈んで行ったり、島が死にかけていると言うのだった。
 
そこで科学者たちの調査団が入り調査したが理由は不明。島民は口々に、十何年か前に一人の巫女が島を抜け出し、島の霊達を怒らせたせいだと言っていたと言う。
 
奈緒子は自分の身に起きた奇妙な出来事を上田に話した。死んだ父の姿を見た奈緒子は、上田とともにその様子を再現しようとすると、昨日のまでついていた外灯が消えていることに気付く。上田は外灯を消して蝋燭を灯せば写真が揺れて見えるとし、誰かが仕組んでいたのではないかと推測した。
 
奈緒子は剛三になりすました電話の悪戯が黒津兄弟だと疑い2人の元へ行くのだが、下らないと一蹴されてしまう。
 
「君のお母さんは何かを隠していた。だから君はここにまた来たんだろ?」
 
「母は何をしたんですか?」
 
「島から逃げたんだよ」
 
30年前、里見には決められた結婚相手がいたのだが、その相手と結婚を拒んだ里見が島を逃げ出したのだった。
 
里見はカミヌーリという島に代々伝わる巫女の家系だった。里見が島を逃げてから島は死に始め、植物は枯れ、動物や鳥たちはいなくなり岸壁は崩れ海に沈んだという。 
 
黒津兄弟はさらに続けて、これからもっと恐ろしいことが起こるのだと告げた。
島には120年に1度、東の海よりシニカミが現れる災いをもたらすと。
 
黒津兄弟は母の代わりに奈緒子に島に戻ってもらいたいと告げた。奈緒子にはカミヌーリの血が流れており、霊能力があるのだと。
決められた人と結婚し、子供をたくさん産むことが奈緒子の役目だと不気味に笑いながら宣告される。
 
 
父の死の真相
奈緒子は長野の実家に帰り、里見に会うと黒津兄弟から聞いた話をした。里見は初めて黒門島のことを話し出し、剛三のおかげで逃げ出すことができたのだと言った。
奈緒子は剛三が死んだ要因となったマジックの資料を見ると、不審な点を見つけ、推理をしだす。それを聞いていた里見はもう過去のことは忘れたのだと言い張った。
 
奈緒子は里見に入ってはいけないと言われて家の蔵へ入る。剛三が奈緒子のために残していた秘密の箱を開けると、そこには剛三の脱出マジックで行方でなくなっていたはずの鍵が入っていた。剛三から里見に宛てた手紙を見るとそこには衝撃の事実が書かれていた。
 
父のマジックに使う鍵を盗み、父を死に追いやったのは奈緒子だったというのだ。
 
失意のどん底にいた奈緒子は気がつくと上田の研究室にいた。何かあったのかと優しく声をかける上田の前で、奈緒子は泣き崩れる。程なくして泣きはらしすっきりした奈緒子は「次に霊能力者に会っても追いかけない方がいい」と意味深に告げる。
自分の運命を呪い、永遠の別れを言うかのように「あなたに会えてよかった」と言い残し去っていった。
第9話の感想はここをクリック
今回は奈緒子の父を殺した真犯人の真相を辿っていくという言うことで、いよいよ核心に迫ったというところでした。しかし、父を殺したのは、奈緒子だったということがわかりましたが、どういうことなのでしょうか。ラストにさしかかり謎が深みを増しています。
 
また、奈緒子にはカミヌーリの血が流れていて、本物の霊能力を持っていたというのも驚きでした。奈緒子自身だけでなく上田もあんなに霊能力を否定していたというのに。奈緒子の身に起こっていた現象は霊能力の霊能力が惹きつけていたなんてこともあるかもしれませんね。
 
次回最終回となってしまいますが、奈緒子の運命は一体どうなってしまうのでしょうか。上田が奈緒子を助けにやってきてくれるのでしょうか?
 
どんな展開になるのか気になります!
<見逃し動画>第8話 「千里眼を持つ男…」
 
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第8話の公式あらすじ

大家さんが奈緒子に「びっくり人間コンテスト」のチラシを見せ、「家賃の代わりに優勝賞品の温泉旅行を取ってこい」とほのめかす。上田がコンテストの審査員席にいる前で、奈緒子の手品が大受けするが…。
 
<出典>U-NEXT公式

第8話のネタバレはここをクリック
千里眼
明治43年。熊本に御船千鶴子という超能力者が現れ、病気の元凶や石炭鉱脈の場所などを透視して一躍有名になった。世に言う千里眼事件である。
当時の科学者たちは、千鶴子の超能力の是非を確かめようと、こぞって透視実験を繰り返した。だが真相が確認されぬまま、千里眼事件は千鶴子の自殺によって幕を閉じることとなる。
 
しかし透視療法と称して、当時の金額で20万、現在に換算すると億を優に超える金額を千鶴子が手にしていたという研究家もいる。千鶴子の超能力が本物であったかどうか、今となっては知る由もない。
 
 
びっくりコンテスト
奈緒子は家で寝ていると夜中に目が覚め、「寒い」と囁く声を聞き、火の玉を目撃する。部屋の外に出ると幽霊が姿を現し、驚愕した奈緒子はその場で気絶してしまう。 
翌日、奈緒子は大家の勧めでマジシャンとしてびっくりコンテストに参加することになった。大家はそのコンテストの優勝商品の伊香保温泉1泊2日旅行を当ててもらうため、奈緒子駆り立てたのだった。
びっくりコンテストの客層は高年齢で、司会は大木凡人が務めていた。そこで奈緒子は審査員として来ていた上田を発見する。
 
様々な個性あふれる者たちが出演する中、奈緒子のゾンビボールマジックの番になり、最初は盛り上がったものの、ボールの糸が切れ、マジックは失敗に終わってしまう。
そこへ千里眼を持つ男、桂木弘章(橋本さとし)が現れた。奇妙な眼帯をつけた桂木は、その場で本物の超能力を見せると言い放つ。
 
桂木はバラを飛ばし、無作為に選んだ一人の観客に好きな数字を書かせると、その数字を見事に言い当てた。それを見た上田は、物申すかのように自分が数字を書くと言い出し、羅刹した数字を書いた。しかしそれも見事に桂木に言い当てられてしまう。
 
奈緒子は大木凡人が数字を言葉に変えて桂木に教えていたのだと、上田に種明かしを説明した。
 
 
桂木の悪行を暴く
外に出ると、桂木に透視してもらうためにたくさんの人が集まっていた。ある老人が透視を受けると、腰の具合が良くなるとして高額な金の分銅を買わされているのを目撃する。
 
「あいつらの手口は全てお見通しだ!」
 
奈緒子は悪質な霊感商法だといい、上田に共に桂木に一泡吹かせようと提案する。
 
「騙されるな!そいつは大嘘つきだ!そんなもん買っちゃいかん!」
 
そこへ一人の初老の男、菊池(谷津勲)が叫びながらやってきた。
 
上田と奈緒子は菊池から事情を聞きに行くことに。
 
菊池は桂木の透視を受け、部屋の間取りをピタリと当てられ、神経痛が治るからと高額な金の分銅を買わされたという。しかしいつまで経っても菊池の神経痛は一行に治る気配もなかったと言うのだ。菊池は奈緒子と上田に桂木の化けの皮を剥がしてほしいと頼み、礼として伊香保温泉2泊3日旅行券を差し出すと約束した。
 
帰り道、奈緒子は上田の出身地を聞き、そこの商店街にある蕎麦屋や蕎麦屋の内部事情について質問しながら言い当てた。
 
「行ったことあるのか?」
 
「透視したんですよ。上田さんの頭の中を。えへへへ。さも自分は最初から知ってたかのように誘導尋問の要領で、色々と聞き出していく。コールドリーディングって言って、インチキ占い師がよく使う手なんです。ほら、母之泉でビッグマザーが使ってた」
 
奈緒子はコールドリーディングを使い、上田の地元の蕎麦屋の内部事情をさも知ってるかのように話すことができたのだった。この方法で菊池は桂木に部屋の間取りを当てられたのだろうと推理した。
 
 
奈緒子の部屋にあるもの
奈緒子と上田は早速調査を開始、桂木の透視を受けようと列に並んで順番を待った。
 
奈緒子は桂木から問いかけられる曖昧な質問に対し、「はい」としか答えようがない誘導尋問だと指摘、桂木は皆を騙すインチキ野郎だと皆の前で告げた。
 
「亀、金魚、まりも、ハムスター、かき氷機、豊胸パッドーーーー!!!今挙げたものは全てあなたの部屋にあるものですね?違いますか?ご希望でしたら間取りもお書きしましょうか」
 
桂木は叫びながらと、奈緒子の部屋の間取りをと全ての位置を正確に言い当てた。
 
「こんなのインチキだわ!」
 
奈緒子は反論するも、桂木に事実確認のために部屋に押しかけられ、とんだ屈辱を受ける。
 
上田はこの部屋に入ったことのある人間が桂木に教えたのではないかと言うが、奈緒子が部屋に入れたことがあるのは上田しかいなかった。
 
ふと奈緒子は一昨日の夜幽霊が出たことを思い出す。桂木がマジシャンである奈緒子がびっくりコンテストに参加すると予想し、幽霊の振りをして部屋を嗅ぎ回ったのではないかと予想する。
 
「ホットリーディングって言って、これもインチキ占い師がよく使う手なんです。本人には内緒で事前調査しておく。すると当てられた方は、どうしてそんなことまでわかるんだろうと信じてしまう」
 
次の瞬間突然電気が消え、奈緒子が幽霊を見たときと同じ、「寒い」と囁く声が聞こえる。恐怖を感じた上田はその場に気絶してしまった。奈緒子が外を見ると火の玉は大家の、幽霊は隣に住む留学生のイタズラだった。
 
 
豊胸パッドとゾンビボール
上田は桂木が透視した部屋の間取り図を観察している中で、一つ実際とは異なる箇所を見つけた。豊胸パッドの位置は箪笥の二段目にあったのだが、間取り図では異なる位置に書かれていた。そして間取りの指す位置には奈緒子がマジックで使った発泡スチロールの半球をくっつけたゾンビボールがあった。奈緒子はびっくりコンテストの前日にホームセンターで買い、コンテストの当日に球体を作っていた。そしてゾンビボールの材料を買って使う間の時間に部屋に来たのは宅配便の男だけだった。
 
奈緒子は思い付いたように言い出した。
 
「上田さん、おとりになってくれませんか?」
 
上田は桂木に会いに行く約束を取り付けると、奈緒子の予想した通り宅配便の男が上田の家にやってきた。2人は男を縛り、これで部屋のことはわからないだろうと確信して再度桂木に会いに行く。
 
しかし桂木は見事に上田の家の間取りを当て、置いてある物の正確な位置まで的中させた。宅配便の男は部屋を探りにきたのではなく、本当に届け物をしに来ただけだったのだ。
 
上田と奈緒子はなぜ間取りを当てられたのか考えるが、上田の家に来たことあるのは奈緒子と奈緒子の母しかおらず、検討がつかないでいた。
 
「そうか…わかったんですよ。あいつのトリックが」
 
 
千里眼の正体
謎が解けた奈緒子は上田と共に再度透視をしてもらいに桂木に会いに行く。
 
奈緒子と上田は自分たちが描いた何枚かの絵を透視してほしいと頼んだ。
 
交互に絵を描いていくと、桂木は見事それらを当てて見せた。しかし、最後の1枚、奈緒子が橋の絵を描いてみせると、桂木が当てて出したのは箸の絵だった。
 
「橋と箸聞き間違えちゃったんですよね?パートナーは同じ関東の人にしなきゃ」
 
上田の家のテーブルの上には橋の模型があったのだが、透視してもらった際、桂木は箸が置いてあると言っていたのだ。
 
上田は桂木の眼帯の受信機の存在を暴露する。桂木は助手に事前に調べさせ、口頭で答えを知らせてもらいながら透視をするというインチキをしていたのだった。
上田の部屋を調べた際、関西弁で橋と言ったのを、桂木は箸と聞き間違えていた。
 
悪事が暴かれ悪態をつく桂木。奈緒子は矢部と石原に来てもらうよう事前に指示していたため、桂木は矢部らにスムーズに逮捕連行されて行った。
第8話の感想はここをクリック
今回の千里眼の男は1話完結で、内容もギャグ要素が多く、完全なインチキとして楽しめたのではないかと思います。
 
上田と奈緒子が桂木の悪事を暴き、矢部がすんなり逮捕してくれて、テンポも良くわかりやすかったかと思います。
 
幽霊の下りは少し肝を冷やしましたが、ただのイタズラでした。豊胸パッドとゾンビボールはどう見間違えたのか少し疑問ですが、これもギャグ要素なのかなと思いました。
 
ただ、今回もインチキ霊能力だったということで、真髄に触れることはなかったです。
 
次回奈緒子の父を殺した本物の霊能者が出てくるのか楽しみですね。
<見逃し動画>第7話 「遠隔殺人意外なトリック」
 
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第7話の公式あらすじ

美幸が見えないナイフで行った殺人で、彼女が浴びた鮮血は被害者の血液と一致し、ナイフの指紋も美幸のものだと判明したが、霊能力殺人では逮捕はできない。勝ち誇ったように去る美幸を奈緒子は悔しそうに見送る。
 
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第7話のネタバレはここをクリック
代わりの殺人
奈緒子は美幸の着替えを持ってこようとアパートに戻る。ちょうど同じ頃、奈緒子と入れ替わりで石原が美幸の着替え用の服を上田の元に届けにきていた。
 
そんなこととはつゆ知らず、奈緒子は美幸の着替え用の服を探すが、どこを探してもマジックで使う派手な衣装ばかりが出てきた。ふと、奈緒子は里見の手紙を見て、母里見が東京に来て家に泊まりにくることを思い出す。
 
「代わり探さなきゃ……代わり……?」
 
その頃長野の村では瀬田が里見のもとにすいかを届けにきていた。里見は書道展があり東京に行くのだと言い、受け取らなかった。瀬田は男の気配がないかみてきてほしいと告げる。
 
 
共犯者
上田は矢部から電話を受け、美幸の衣服に付いた血液が被害者の者と一致し、凶器のナイフから出てきた指紋も美幸のものであると伝えられた。矢部は再度上田の元へ行くといい電話を切ろうとするが、上田は午後1時20分から55分の間は来ないでほしいと告げる。「哲!この部屋」という番組を上田は毎日見ており、その時間は避けてほしいとのことだった。
 
「今度こそ分かったんですよ!彼女の霊能力がインチキだって!」
 
「代わり?」
 
奈緒子がやってくると、誰かが時間と場所、殺害方法を示し合せ、美幸の代わりに2つの殺人を行ったと推理を始めた。
 
「最初の殺人は午後10時、カーブのある崖で彼女の代わりの何者かが梅木隆一を絞殺、2つ目の殺人は午前5時、水辺の公園、ここでも、代わりの何者が竹下文雄を刺殺」
 
「血はどうやって吹き出した?」
 
「多分手の中に小さな袋を隠して持ってたんだと思いますよ」
 
「袋?」
 
「ええ、見たことありませんか?フィリピンかどっかのインチキ心霊術師がメスなしで行う手術の映像。あれはあらかじめ鶏が何かの血液が入った袋を手の中に隠し持ってるだけなんです。彼女はそれと同じ方法で……」
 
上田は奈緒子に矢部から彼女が浴びた血と被害者の血液は同じだったということを聞き、血液の入手方法がわかれば、共犯者説は成立すると確信する。 
 
「病院じゃ!」
 
そこへ石原が2人の話に割って入ると、メッタ刺しで殺された竹下文雄が、殺される2日前に人間ドッグを受けており、その際に採血された血液が全部盗まれていたことを告げた。また、続いて矢部がやってきて、竹下文雄殺しの目撃者がいると、老女を連れてくる。
 
矢部は美幸の姿を老女に見せると、老女は間違いなく美幸が人を殺していたと怯えながは言うのだった。
 
 
霊能力の証明
目撃者がいたことで共犯者の線は消え、振り出しに戻ってしまう。
1人の人間が同じ時刻に別々の場所にいたとは考えにくい。奈緒子は何かトリックがあるはずだと考え込む。
 
美幸はそろそろ帰っていいかと聞いてきた。
石原は帰せるはずないと管を巻くが、霊能力殺人の立証は難しく、逮捕状が交付されない以上美幸を逮捕することも拘束することもできない。
 
「言ったはずですよ。科学が霊能力の存在を実証的に解明し、法律がその存在を認めない限り、誰にも私は裁けない。と」
 
「また来ます。私は3人の人間を殺すと言いましたからね。最後の1人を殺すときもあなたたちに証人になってもらわないと、私は殺人者になってしまうもので」
 
そういう美幸に奈緒子は食ってかかり、種を仕込みに行くのではないかと問い詰める。
奈緒子は美幸に3人目の男を今この場ですぐに殺してみせろと言った。
 
「ここにちょうどいい鉄パイプがあります。殺す男の名前は松井一彦」
 
美幸は鉄パイプで襲い掛かろうとするパフォーマンスを見せた。
 
「やめろ。もうやめなさい。これ以上罪を重ねちゃいけない」
 
上田は美幸を止めてこの場は帰ってもらい、次の殺しをする時は連絡するように告げる。
 
一旦家に帰ってシャワーを浴びた方がいいと提案されるが、奈緒子の家にはシャワーがなかった。
 
「そうだ、上田さん家ってオートロックでしたよね?」
 
「当然だ。僕は有名な物理学者だからな」
 
「お願いがあるんですけど」
 
 
偽装工作
奈緒子は一晩だけ上田の家を貸してもらい、里見をそこに呼ぶことにする。
 
なにも知らない里見は奈緒子の家だと思い込んでいる上田の家にやってくる。筋トレグッズが並ぶ中、手品道具や写真を飾ることでなんとかごまかしていた。
 
「ねぇ、お母さん、霊能力って本当にあると思う?」
 
奈緒子は里見に問いかける。里見は剛三が残した言葉を思い浮かべていた。
 
「俺は間違ってた……この世にはいるんだよ本当に……霊能力者が」
 
里見は振り切るように、霊能力者なんているわけないと奈緒子に言う。
 
母が健康器具に気を取られている隙に、上田が後ろを通っていった。上田は部屋を貸すとは言ったが出てってくれとは言われていないと屁理屈を言い、「哲!この部屋」を見始めた。
 
番組では双子特集をやっていて、ゲストは皆双子だった。
 
「そうか……そうだったのか!解けたぞ!トリックが」
 
上田は美幸が双子で、共犯者が双子の片割れだと確信し、奈緒子と一緒にそれを確かめに美幸に会いに行くことにする。しかし、奈緒子は双子トリックは恥ずかしくてどのマジシャンもやらない古典中の古典のトリックだとし、全く乗り気ではなかった。
 
「お前のやったことは全部お見通しだ!お前は双子だ!」
 
「その通りよ」
 
奈緒子が双子だと告げると、美幸はあっさり認め、双子の妹を目の前に連れてきた。双子のトリックで今までの殺人は説明がつくが、美幸は妹は何も知らないと言い、自分一人が霊能力で殺人をしたと言い張る。加えて美幸は妹と2人で監禁されることを望み、そうすれば美幸の霊能力が本物だと分かると宣言した。
 
 
双子と霊能力と殺人
美幸の提案通り、矢部ら警察と上田、奈緒子の前で美幸と妹は監視されることとなった。
美幸は監視された状態で3人目を殺すことができると自信満々に言う。
 
矢部は3人目の殺人に遭う男の名前を聞き、事前に松井一彦と連絡をとり、身に危険が迫ったら携帯に電話を入れるように伝えていた。
 
美幸はライフルを取り出し銃殺するかのようなパフォーマンスを始めると、その瞬間、矢部の携帯が鳴った。
電話越しからは殺さないでくれと怯えた松井の声と、美幸の引き金を引く動作と同時に銃声が聞こえたのだった。
 
現場を確認すると美幸の言った通り、松井一彦が銃殺されていた。美幸がパフォーマンスをした時刻、現場に落ちていた壊れた時計の時刻、矢部の携帯に電話がかかってきた時刻、いずれも全て午後2時45分だったが、言うまでもなくその時刻に、美幸達は上田達の目の前にいたのだ。
 
美幸達が帰ろうとした時、奈緒子は録音された電話の音声を聞き、何かに気付いた。
奈緒子はタイマーのようなジーっという音を聞いたと言い、上田と殺害現場へ向かう。
部屋にある水槽にはナマズが飼われていた。奈緒子は水槽の上にある自動的に魚に餌をあげるタイマーを発見し、それは午後1時にセットされていた。タイマーを動かしてみると、餌が水槽に入れられ、その音を聞いた奈緒子は瞬時に閃いた。
 
 
遠隔殺人のトリック
奈緒子は美幸に詰めかける。
 
「お前らのことは全部お見通しだ!松井さんのことを殺したのはあなたですね、美幸さん」
 
「面白いわね。あなたたちの目の前にいた私が霊能力以外でどうやって松井を殺せたと言うの?」
 
「殺害時刻は2時45分じゃない。あなたは1時に松井さんを殺したんです。松井さんを殺したあなたは、録音した声をパソコンにセットした。2時45分に矢部さんの携帯電話にかかるように。さらに部屋にあった時計を2時45分に合わせて壊し、そして、この研究室で時間を見計らいパフォーマンスを始めた。でもその時すでに松井さんは死んでいた」
 
「どうして私が1時に殺したなんてことがわかるの?」
 
奈緒子は水槽のタイマーが1時にセットされていたことを持ち出すが、美幸は反論する。
 
「その推理にはひとつだけ欠点があるわ。私に会いたいと連絡してきたのはあなたたちの方よ。もしあなたの言う通り、私が松井を殺したとしても、あなたたちからのコンタクトがなければそのトリックは成立しない。だってそうでしょ?あまり時間が経てば死亡推定時刻がずれてしまう。どうやって私にあなたたちの動きが予想できたと言うの?」
 
「その答えは僕がご説明しましょう。あなたは僕が1時20分になれば双子に気付き、必ずあなたの前に現れる、そう予測していたんです」
 
上田が必ず「哲!この部屋」を見るということを、美幸は聞き耳を立て聞いていたため、簡単に予測がついたのだ。そして全ては暴かれることになった。
 
「どうしてもあなたたちは私の霊能力を信じないのね……殺してやる!この場で全員殺してやる!」
 
「やめてお姉ちゃん。私達姉妹はこの世で最も愛する人を失いました。父です。殺されたんです。3人の男達によって。男達はお金を手に入れるため、保険金をかけて父を殺しました。事故に見せかけて」
 
美幸の妹は続けた。
 
「私達は復讐を誓いました。いつかこの手で必ず3人を殺してやる。3つの事件は全て私達がやったことです。姉が監禁されている間に、私が梅木さんと竹下さんを……松井さんを殺したのも私です。」
 
「嘘つけ、お前らが協力してあいつらを」
 
「違います!お姉ちゃんは関係ありません。全部私がやりました。お姉ちゃんはただ自分が霊能力があるんだって勝手に信じてただけ。私が一人でやりました。そうよね?お姉ちゃん」
 
「そうよ。この子の言う通りです。私はやってない」
 
「お前…」
 
「バカね、あなたも……」
 
美幸がそう言うと妹は口から血を吐き出し、その場で息絶えた。
 
美幸は妹に毒を盛ったのかと聞くが、罪を悔いて勝手に毒を飲んだのだと言い出す。
 
「そうだ、上田先生。霊能力で人は殺せないとおっしゃいましたよね。裁判でもそれ、ちゃんと証言してくださいね。それとあなた。あなたの求めている真実が必ずしも白く正しいとは限らない」
 
美幸は捨て台詞を吐き、その場を後にした。
 
上田の部屋に戻ると里見はおらず、奈緒子の本当の住まいのアパートに里見からの手紙が置いてあった。
 
「お母さん……でもどうしてここがわかったんだろ?」
第7話の感想はここをクリック
美幸が双子だったというのは想像つきませんでした。言われてみれば確かに、双子ならこの手の殺人も可能になるなとは思いますが、最終的な推理には少し無理があった気がします。結局は違ったようですが、トラックの推理の方がなんとなく事件らしくて良かったのかなと思います。
 
結果奈緒子のポンコツ推理という形で終わってしまいましたが…この話はこれで完結なので、ラストはかなりモヤモヤ感が拭えませんね。結局は美幸の思惑通りに全てが進んでしまったと言うことでしょうか…美幸はかなり入念な感じがしますし、美幸はあくまで霊能力を通していましたが、実際問題、霊能力よりも、こっちの方が恐ろしいと感じてしまいます。殺人を隠すために嘘の霊能力を利用し攪乱させたということでしょうか。
 
どうしてもスッキリとはしない、なんとも言えない、考えさせられる回になりましたが、上田と奈緒子が少しづつ仲良くなり始めてるのは、いいことなのかもしれません。
<見逃し動画>第6話 「瞬間移動殺人の秘密」
 
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第6話の公式あらすじ

奈緒子が上田の研究室に来ている所へ、矢部が霊能力で人を3人殺すと警察に申し出た女性・黒坂美幸を連れて現れた。矢部は彼女の監視を上田に依頼し、上田と奈緒子は美幸と3人で一晩を過ごすことになった。
 
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第6話のネタバレはここをクリック
丑の刻参り
ー丑の刻参りー
 
恨みに思う人間を呪い殺すために丑の刻、神社にでかけ、神木に藁人形を五寸釘で打ち付ける。古くから伝わる民間信仰である。第二次大戦直後、秋田県で、夫の浮気相手の名前を書いた紙を五寸釘で神木に打ち付け、呪い殺そうと願をかけていた農家の主婦が逮捕された。被害者側は殺人未遂罪での起訴を望んだが、裁判所は呪いと殺人の間に因果関係を立証することができず、止む無く脅迫罪を適用した。それは同時に人を呪い殺しても罪に問われないことを法が認めた瞬間でもあった。
 
 
霊能力で人を殺す女
奈緒子は上田に呼ばれ科技大の研究室に来ていた。結婚相談所のコンピュータにより出された3人の女性の写真を見せ、この中で一人選ぶとしたらどの女性を選ぶのか率直な意見を聞かせて欲しいと求めてきた。
 
ちょうどそこへ矢部と石原がやってくると、女性の写真を見ながらああでもないこうでもないと議論し始める。矢部は上田に相談があるとしてやってきたのだった。
矢部に呼ばれ、黒坂美幸(佐伯日菜子)という女性が研究室に入ってくる。
 
矢部は黒坂美幸と一晩過ごしてほしいのだと告げた。
 
美幸は霊能力で3人の人を殺すと言い、自分を監禁して監視してほしいと警察に言ってきた。事件が起こってない以上、警察での対処ができずにいた矢部。困り果てた後、上田にこの件を持ち込み、後を頼むと告げるとその場から去っていった。
奈緒子もその場を後にしようとするが、上田は、一晩女性と共にすることで愛のない過ちが起きることを懸念し、奈緒子にも付き合ってくれるよう頼む。奈緒子は自分の払えていない家賃を5ヶ月分もらうことでそのことを了承した。
 
 
美幸の能力
上田は奈緒子と美幸をプライベートで使っている秘密の研究室に連れてくる。上田は冷たく美幸に言い放つ。
 
「はっきり申し上げて僕は超能力とか霊能力とかいうものの存在に否定的な立場を取っています。すなわちどんな不思議な超常現象もすべて科学で証明できるんです」
 
「愚かだわ。霊能力は確実に存在します。けれど多くの人たちはそれに気付きもせず理解もせず認識もしない。何も知らないと言うことは幸せなことかしら。愚かなことかしら」
 
反論する美幸。
 
「いいでしょう。そこまで言うなら僕の前であなたの霊能力とやらを見せていただけませんか?」
 
「それは私に最初にあなたを殺せとおっしゃってるんですか?」
 
「そうゆうことじゃなくて、ちょっと見たいっていうか、無料体験コースみたいのが、あるでしょうね?」
 
上田がうろたえながら答えると美幸は快く了承した。
 
「I see.わかりました。無料体験コースですね?」
 
美幸は上田の手を取り、握るように言うと、タバコの灰を上田の手の甲に乗せた。
 
「私は頭の中でイメージしたことを現実に起こすことができます。霊能力で」
 
美幸はそう言うと上田の手に念のようなものを送った。美幸は手の甲から手のひらに灰が移動するとイメージし、上田に手を開くように言うと、上田の手のひらにタバコの灰が有働していた。
 
それを見た奈緒子は子ども騙しだと言い放ち、そのトリックを自分で実演して見せた。自分の指に灰をつけ、最初に上田の手を取った時にタバコの灰を手のひらに付けた後、開かせると手のひらには灰が付いていた。
 
奈緒子は美幸の茶番を目の前に何が目的なのか問いただすが、美幸はこれから霊能力で3人の人を殺すと言う。
 
「そんなことできるはずない」
 
奈緒子は強く言い放った。
 
 
法で裁けない殺人
「梅木隆一」
 
「え?」
 
「誰ですかそれ?」
 
「死に値する憎むべき男。これからその男を絞め殺します」
 
「あなたたちには見えるかしら?このベルトが」
 
美幸はそこにベルトがあるかのように見せ、首を締める動作をすると、梅木隆一を殺したと言い出した。崖の下を探せば真実がでてくると美幸は続けて言った。
 
上田と奈緒子は少し席を外し、ジャンケンでどちらが確認しに行くか決めると、じゃんけんで負けた上田が崖の下へ向かった。上田は崖の下をのぞくがなかなか見つからなかった。しかし、少し先へ行ったとき、崖の下に梅木隆一と思われる死体を発見する。上田は死体を見るや否やそこで気絶してしまう。
 
石原ら警察が駆けつけると、梅木隆一が絞殺され崖から突き落とされていたという。
死亡推定時刻は美幸がベルトで首を絞めるマネをしていた時間と一致。また、凶器のベルトの指紋も被害者が握っていた毛髪も、黒坂美幸のものと一致したと言う。矢部は美幸を逮捕しようとするが、美幸は上田と奈緒子と一緒に居て、アリバイがあった。
 
「はっきりしていることが1つだけあります。この先私が霊能力で何人の人間を殺そうとも、科学が霊能力の存在を実証的に解明し、法律がその存在を認めない限り、誰にも私を裁けない」
 
美幸は自信満々に宣言した。
 
「そういえば人を呪い殺してたとしても法では裁けないと聞いたことがある」
 
奈緒子はふと、気になることがあると言い、上田を連れ出した。奈緒子と上田がジャンケンをしている時間だけ美幸から目を離していた。上田は崖までは5キロもあり、物理的に不可能だと反論する。奈緒子はなにかトリックを使ったのではと考えるが、上田はもしや瞬間移動なのではと言い出した。奈緒子はマジックで瞬間移動をしてみせる。
 
奈緒子は朝届いた母里見からの手紙のことを思い出した。読んでみると、書道の展覧会があり東京に来るため、奈緒子の家に泊めてほしいとのことだった。奈緒子は断りきれず了承する。
その時トラックに轢かれそうになると、奈緒子トラックから崖の下に落ちたゴミをみて何かを閃いた。
 
「解けたんですよ!彼女のトリックが!」
 
 
血しぶきの霊能力殺人ショー
奈緒子は美幸のトリックを暴こうと美幸の元へ駆け寄る。
 
「美幸さん、マジシャンだった私の父がよくこんなこと言ってました。この世に霊能力なんて存在しない、どんな不思議な現象もそこには必ず種がある、トリックがあるんだって。父は生きてたころに何人もの超能力者のインチキを暴きました」
 
「それで今度はあなたが私の霊能力をトリックだと暴いてくれるの?
 
「ええ」
 
「楽しみだわ。どんなトリックなのかしら」
 
奈緒子は美幸が首を絞める真似をした時、梅木隆一はまだ生きていたと告げた。そして時間を確認させるため時計の前に立ち、パフォーマンスをしたのだと。
 
「じゃあいつ殺したって言うの?」
 
奈緒子の推理はこうだった。奈緒子と上田が部屋を出た直後、美幸は部屋を抜け出し外通路に行き、梅木隆一を殺した。梅木の遺体を下に停めてあるトラックに落とし、部屋に戻った。そのビルにはゴミの集積場に向かうトラックが行き来しており、ゴミ集積場へ向かうトラック運転手が頻繁にジュースを買いに自販機のところへ停まっていた。
トラックは死体をのせて走り出し、カーブのある崖に向かう。するとカーブを曲がる遠心力で死体が崖の下へ落ちる。
 
奈緒子の推理はかなり無理が多く、穴だらけで上田からも否定される。
 
「世の中には説明がつかないことがいっぱいあるんです。もっと素直に現実を受け入れてごらんなさい。不思議なことを不思議なまま受け止める。その方がずっと豊かなことじゃないのかしら?」
 
「ふざけないでください。霊能力を使って人を殺す?それがあなたの言う豊かなことなんですか?霊能力なんて、絶対に存在しない!」
 
「仕方ないわね。ここまで言ってもわからないのなら本物の霊能力がどんなものか見せてあげましょう」
 
美幸はまた霊能力の殺人ショーを始めた。
美幸は刃渡り20センチくらいのナイフがあると言い、ナイフを取り出し握る仕草をする。すると何かに向かって思い切りナイフを刺した。たちまち血飛沫が飛び散り美幸は全身血で真っ赤に染まっていた。もちろん目の前には人の姿や死体はない。美幸は狂ったように何度も何度も刺す動作を繰り返した。
 
「たった今一人の男を刺殺しました。時間は5時ね。覚えておいて。男の名前は竹下文雄」
 
上田は矢部に電話をかけ、殺人の概要を伝える。黒坂美幸が午前5時に竹下文雄を20センチほどのナイフで刺し殺したと。矢部と石原が事件と聞き駆け付け、目の前で見ていた死体がまさに、メッタ刺しにされた竹下文雄だった。ナイフの大きさ、時間も全く同じである。
 
「やっと見つかったようね。真実が」
 
美幸は不敵な笑みを浮かべた。
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今回の奈緒子の推理にはさすがに無理がありすぎましたね。完全に瞬間移動か、遠隔殺人か、本当に霊能力や呪いで殺したとしか思えません。さすがに奈緒子も上田も今回ばかりは完敗でしょうか。3人殺すと言っているので次回もう一人殺されてしまうのでしょうか。
 
そしてすでに起きた2人の殺人を立証することができるのでしょうか。どんな展開が待ち受けているのか楽しみです。黒坂美幸役の佐伯日菜子さんですが、演技がかなり怖くてこの回の不気味さを引き立てています。
 
以前はよくドラマに出ていて最近あまり見ないと思いましたが、映画などには出ているみたいです。
<見逃し動画>第5話 「村が消えた…解決編」
 
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第5話の公式あらすじ

上田らしき首なし死体が見つかり、村の出口が消えていた。奈緒子と矢部は改めて死体を調べるが、これが上田なのか確証を持てずにいた。その後、奈緒子はミラクル三井のビデオに映る家で怪しげな絵を発見する。
 
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首のない死体
首のない上田の死体を見て悲鳴を上げる奈緒子。矢部は事態を受け電話をかけようとするがどこにも繋がらない。
 
矢部と奈緒子は自分達も消されると思い、急いでその場を後にし、逃げ出そうとする。すると来た時にはあったはずの橋が消えて無くなってしまっていた。村と外を行き来できる手段はその橋以外にはない。
 
奈緒子は首のない死体が本当に上田かどうか確かめようと言い出す。上田が巨根に悩んでいたことを思い出し、股間を確かめてみるが、矢部も奈緒子もなんとも「微妙なとこ」という判断で、確信は持てなかった。
 
2人は上田が夜中に詮索していた場所を探してみることに。上田が見ていたであろう儀式の絵が書かれた巻物を見つける。そこにはこう書いてあった。
 
「母の悲しみは25年に1度この世に大きな災いをもたらす。災いを防ぐただ一つの方法は…」
 
その絵に見覚えを感じた奈緒子。ふと儀式の場所のような石の建造物があったことを思い出し見に行くと、それはまさに巻物に描かれていた絵と同じだった。
 
「余計な詮索はしない方がいい。あなたたちも上田先生のようになりたくなければ」
 
ミラクル三井が目の前に現れ、上田の首から上を別の世界へ送り込んだと言ってきた。
奈緒子はミラクル三井のやったことは全部手品のトリックだと責め立てる。
 
「ものを消す力なら私にもあるんですよ」
 
奈緒子はトランプを1枚ミラクル三井に引かせる。カードはスペードのエースだった。カードを全てミラクル三井に持たせ、スペードのエースを消すと言い出し、カードに念を送る奈緒子。
 
「消えました。どこにもスペードのエースはないですよね」
 
スペードのエースはミラクル三井のポケットの中に入っていた。
 
「で?それが何か?」
 
ミラクル三井は驚きもせずに冷静に返答する。
 
「あの、他にも見たければ色々……」
 
「けっこう。それより私がもっと面白い消失現象をお見せしましょう。最も私のは手品じゃありませんけど。あなたたちあの建物が気になっているようですね。ではあの建物を消してご覧に入れましょう」
 
マントで石の建造物を奈緒子達の視界から消すと、それは一瞬してなくなってしまった。
 
ミラクル三井は、次は奈緒子を消すと言ってきた。
 
「あなたに私が消せるはずがありません」
 
布が奈緒子を覆いかぶさる。気付くと奈緒子ではなく、ミラクル三井と矢部が姿を消していた。
 
 
宝女子村の風習
奈緒子は道で食事をしている白い服の少女を見つけ、問いただそうとする。
 
「見つかったら殺されるの。私は生きていてはいけないんです」
 
少女はそう言うとその場から立ち去っていった。
 
奈緒子は民家に戻るとそこにはなんと上田が立っていた。心配していた奈緒子をよそに上田は興奮気味に村の風習について語り出そうとする。民家にあった巻物を見て、村の風習に気付いたのだった。上田は村について調べている最中、仮面のミラクル三井を見て気絶し、納屋にほぼ裸の状態で縛られていたという。そして、ある女性がやってきて上田を助けその場から逃し、神社の裏に来て欲しいと告げたのだった。
 
奈緒子は上田に石の建造物が消えたことなど、事の経緯を話す。2人は再度石の建造物の場所へ向かった。上田は調べた村の風習の概要を話し始める。
 
「江戸時代の終わり頃、この村に1人の犯罪者の青年が流れてきた。青年は村の娘と恋に落ち、やがてその娘は女の子を生んだ。ところがそれを知った村人達は彼女から子供を取り上げ、その子を殺してしまったんだよ。子供を失った母親は村人達を恨み自殺した。それ以来25年に1度、女は蘇っては村に大きな災いをもたらすとされてきたんだ。災いを防ぐ方法はたった一つ。村から幼い女の子を一人選び、生贄として捧げること」
 
「生贄?」
 
「それが母親の怒りを鎮めるたった一つの方法と言い伝えられてきたんだよ。だからこの村では女の子は宝物とされた。そして生贄が一人捧げられるたびに、その子の代わりに石像が道の傍に置かれた」
 
上田はこの村に石の建造物がまだあったことから、まだその生贄の風習が続いていることを察する。そして今年がちょうど25年に1度の年だと言い当てた。
 
 
消えた橋の行方
上田は助けてくれた女性に言われた通り、神社へ向かった。そこには石像があり、「裏へ回ってください」と手紙が残されていた。神社の裏へ行くと女性が神妙な面持ちで話し始めた。
 
「私は大変な罪を犯しました。ずっと隠し続けてきたのですが、これ以上耐えられなくなりました。今からお話することは全て真実です。それを外の人に伝えていただきたいんです」
 
「外って、あ、でも橋が消えちゃったんで僕たち外に出られないんですけど」
 
「橋は消えてなどいません。ちゃんとあなた達の目の前にあります」
 
女性はそう言うと突如何かを目にし、恐怖に怯えて逃げ出してしまった。
 
上田と奈緒子はもう一度橋を確かめにいくが、橋はやはり消えていた。
 
「あれ?土の色が違う」
 
奈緒子はあたりの土の色に異変を感じ藪の中を入っていくと、そこには整えられた道があった。
 
「そうか、私たちが来たのはこっちの道なんですよ」
 
道を進んでいくとそこには確かに橋が存在していた。橋が消えていたのではなく、実際は道が隠されて、消えかのように錯覚させられていただけだった。
 
「物が消えたのは全部トリックだったんです。ミラクルはやっぱりインチキ超能力だったんです」
 
 
死体の正体
奈緒子は上田だと思っていた首のない死体をもう一度確認してみることに。よく見ると体は大きく、鍛えられており、指にタコがあった。奈緒子は体の状態から、警察官の遺体ではないかと推理し、上田と再度家内を捜索してみることにした。奈緒子は警察手帳を発見すると、それが前田のものであると言うことがわかったが、写っている写真の前田は消えた前田とは別人のものだった。
 
「この人が前田さん」
 
「俺たちと一緒にここに来たあの男は?」
 
「前田さんの偽物ですよ」
 
「じゃあ本物の前田さんはどこいった?あの死体か……!」
 
本物の前田は殺され、偽物の前田とミラクル三井はグルだったいうことになる。そうすると偽物の前田が消されたトリックは説明がついた。
 
問題は石の建造物が消えたトリックだ。ミラクル三井は奈緒子と矢部が石の建造物に近づこうとした時に呼び止められたことを思い出す。奈緒子はミラクル三井にとって、その瞬間に石の建造物を見られるのは都合が悪かったのではないかと思考を巡らせた。
 
「これ、何の跡でしょうか?」
 
「ここにも石の建造物あったってことか?」
 
「そうか、わかりましたよ、どうやって建物を消したのか……ここにあった建物は夜のうちに壊されてなくなってしまった。そして外見だけそっくりなものをそっちに建てておく。私も矢部さんはあちらから見てましたよね。ここにこうゆう風に大きな鏡が置いてあったとしたら?」
 
「鏡?」
 
「私達が見たのは鏡に映った建物だったんです。ミラクルは鏡の前に立ちマントを広げ、その隙に鏡を退かしてしまえば、一瞬にして建物は消えてしまう」
 
「なるほど、そんなバカな。確かに原理はそれで説明できる。しかしそれだけのことミラクル一人でできるか?」
 
「だから、彼一人じゃなかったんですよ。
本当は誰も消えてなんかいないんじゃないでしょうか。実はこの村にはものすごく沢山の人がいて、私達を監視してるんじゃないんでしょうか」
 
 
消えた村人達
話を聞いていた村人達が一斉にゾロゾロと目の前に現れた。そして消えたはずの偽物の前田も姿を現した。
 
「本物の前田はその村に来た最初の日に死んだ」
 
村人達をかき分けるかのように村長が現れ、生贄の風習の話をしだした。上田の推理通り、25年に1度生贄を捧げなければ、災害が村を襲うと言うのだ。
 
本物の前田が村へ赴任してきた最初の日。村はまさに生贄の儀式の最中だった。本物の警官の前田はその儀式を目撃し、通報しようとして殺されてしまった。そこで偽物の前田が警官の前田の振りをし、本物の前田の資料を全て消し去り、村の秘密を守ろうとしたのだった。
 
また、ミラクル三井の消失現象は全てマスコミの仕組んだもので、三井はもてはやされ、利用されていただけだった。やがてインチキを見破られるとミラクル三井は傷心し、世間から姿を消した。その後しばらくして三井は突然村へ戻って来たという。前田に儀式を見られた村人達は咄嗟に三井を利用することを思い付き、三井の超能力で前田が消されたという事実をでっち上げた。
 
そして有名な物理学者である上田が調査にくるとわかり、上田を騙せばミラクル三井の超能力を証明できると確信した。村人達は上田を騙すため全員でミラクル三井を持ち上げ、消失現象を創り上げたのだった。
 
囚われていた矢部、逃げ出した女性も生きており、その場に投げ出された。
 
「もう誰も生かしておくわけにはいかねぇ」
 
上田達に襲い掛かろうとする村人。
上田達は空手を披露し抵抗しようとするも虚しく、結局捕まってしまう。
 
 
伝説に囚われた者達
上田と矢部と奈緒子は、溶岩流が流れ、有毒ガスが立ち込めていると言う、生贄を捧げる扉に放り込まれてしまった。
 
村長が再び扉を開けるとそこには上田達の姿はなかった。
 
「どこいっちまったんだあいつら?」
 
「ここだっちゃ」
 
「おめぇたち!」
 
上田達と囚われていた者たちが出てきた。
 
「どして?」
 
「驚くのはまだ早いですよ。奇跡は本当に起こるんです。はっ!」
 
奈緒子が念を唱えると白い服の少女が出てきた。
 
「死んだ母親の祟りなんて存在しない。25年に1度捧げられた生贄たちは誰一人死んじゃいない。みんなこっそり逃げ出していたんですよ」
 
「なんだと?」
 
「中には秘密の抜け道があるんです。閉じ込められて暗くなると、そこから光が漏れて初めてわかる」
 
「日照りや大雨なんて昔からしょっちゅうあったことでしょ。たまたま儀式が行われなかった年に何かが起きればそれがみんな母親の怒りのせいに思えてくる。伝説の正体なんて、所詮みんなそんなもんだ」
 
その時半鐘が鳴った。
皆が音の方へ向かうと、火の見櫓にミラクル三井が立っていた。
 
「私がインチキだと?バカな!さあみなさん最後にとびっきりのものを消してご覧に入れましょう」
 
三井はその場から消えてしまった。しかし実際のところ三井は見櫓から落下し瀕死の状態だった。
 
「満足か?私を偽物と決めつけていい気持ちだろう。愚かな女だ。私は本当の霊能力者を知っている」
 
「どこにいるのその人は?」
 
ミラクル三井は続けて何か言おうとし、その場で息絶えた。
 
事件は無事解決して、上田は奈緒子を家まで送って行く。上田は今度こそ本当にお別れだ、と言うが、奈緒子は変な寝言を言いながら眠っていた。
第5話の感想はここをクリック
上田の首が消えたのかと思ってびっくりしましたが、別の死体とわかり、謎が解けほっとしました。しかし結局のところ、風習を守ろうとした村人達が、存在しない祟りや伝説に囚われて、自分達が創り上げた悪夢により、自分たちが自分たちを苦しめるという衝撃の結果になっていました。
 
宝女子村のように、忌まわしい風習があるような村が、もしかしたらどこかに存在するのかもしれませんが、実際は今回の伝説のように恐れ慄く村人達の思い込みよるものなのかもしれませんね。
 
ミラクル三井に関しては完全インチキと言うことがわかりましたが、本物の霊能力者を知っていると言い、詳細を言う前に息絶えてしまいました。
 
まだまだ謎に包まれた本物の霊能者の存在が今後どのように明かされていくのか気になります。
<見逃し動画>第4話 「村人が全員消えた」
 
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第4話の公式あらすじ

ある離村の駐在所に赴任した警官から「村人が全員消え、村に派遣された捜索隊も行方不明になった」との一報が入る。調査を依頼された上田が駐在所の警官から話を聞くと、村でミラクル三井という男に会ったと言う。
 
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第4話のネタバレはここをクリック
消失現象
あらゆるマジシャンにとって巨大な建造物を一瞬にして消すということは究極の夢であった。1970年代初頭、ロベール・クレマンという男は、観客が見守る中、エッフェル塔を一瞬にして消して見せたのだ。その後、飛行機、自由の女神、レインボーブリッジなど、マジシャン達があらゆる消失現象を生み出していたが、そこには心理学という巧妙なトリックが潜んでいた。しかし本当にそれがすべてなのだろうか?
 
 
矢部のマジック
居酒屋にて。矢部はトランプのマジックを披露していた。矢部は石原にマジックの仕掛け人を頼み、席を外させると、そこへ居酒屋でバイトをしていた奈緒子が注文された食べ物を届けにくる。矢部は自分にテレパシー能力があることに気付いたと奈緒子に告げ、マジックを披露してみせたが、あえなく失敗に終わってしまう。
 
 
村人消失事件
ある日公安課長の伊藤(中丸新将)と大月が科技大の上田の元にやってきた。そして村が丸ごと一つ消えたという奇妙な事件の話をしだす。
 
宝女子村(ほうめごむら)の駐在所に新しく派遣された警官の前田(加賀健治)が大月に電話をかけてくるやいなや、村に人が一人も居ないと言い出した。大月はその場では特に取り合わずにいたが、再度電話がかかってきて、前田は「この村は呪われている」と言った。その後前田が戻ってきたのだが、ショックで口も聞けない状態になっていたという。
その後村人が消えたのは事実とわかり、どこに電話しても応答がなかったため、捜索隊を派遣したのだが、その捜索隊も誰一人として戻ってこなかった。
 
上田は伊藤に事件解決を促され、仕方なしに前田の元へ事情を聞きに向かう。前田は「村に戻ってはいけはい、行けばみんな消される」と言いながら事件の概要を話し出した。
 
 
本物の霊能力者?ミラクル三井
奈緒子がアパートに帰るとそこには既に上田が居座っていた。
 
「本物の霊能力者の話聞きたくない?」
 
奈緒子にミラクル三井(篠井英介)という霊能力者の消失現象の記事を見せる上田。前田はミラクル三井が宝女子村の人たちを消したと言っていたのだった。前田は消えた村人を探している際、ミラクル三井の姿を目撃し、目の前で石像や鶏など、様々なものが消されたのだった。
 
ミラクル三井は宝女子村の出身で、村人達に激しい憎悪を抱いていた。寺の僧侶の子として生まれ寺を継ぐはずだったが、修行中の最中に不思議な力に目覚めたという。 
彼が消すのは物だけでなく、痛み、病、借金までも消してしまうというのだ。
ミラクル三井は村で霊能力者として活躍後、東京に出向き、目に見える世界と別の世界があり、ものを行き来させることができると言うと、度々そこらで消失現象が起きた。
しかしその後ミラクル三井の消失現象がトリックであることが暴かれる。彼は姿を消し、村人達も恥晒しと彼を迫害した。上田はミラクル三井が復讐のために村人を消したのではないかと推理した。
 
「要するに上田さんは一人で村を調べにいくのが怖いんじゃないんですか?」
 
奈緒子は上田の真意がわかり、一度は断ったものの、結局は上田と共に宝女子村に出向くことになった。
 
 
宝女子村
里見は習字教室の最中、瀬田から自分の選挙事務所の看板を書いてほしいと頼まれた。一瞬何かに思い当たり、悪い予感を感じていた。
 
上田と奈緒子が村へ向かおうとする中、警官の前田と、助っ人として矢部も道中を共にすることになる。矢部は宝女子村への調査に全く乗り気ではなく、案の定上田達を村に通じる唯一の道まで連れて行くと、あとで迎えに行くと言い残しその場を立ち去ってしまった。
 
村に入ると、人がいないどころか、人の気配すらない。村のあちこちには道祖神の石像が建っていた。とある民家に入ってみると、部屋はちらかったままで、奈緒子はそこに一瞬人の気配を感じた。
村を散策していくと、途中で何か儀式をした後のような石碑や、石造りの柱が見えた。
奈緒子はそこで白い服を着た少女を見かけるが、少女は何も言わずその場から消えてしまう。
 
「助けてくれー!助けてくれー!」
 
前田が民家の方を見て突然叫びだす。
 
前田が見る方向にはミラクル三井の姿があった。
 
「その男です!その男が村の人たちを消したんです!」
 
「落ち着いてください。私分かったんです。この人にそんなことは、無理」
 
「その人の言う通りです。私ミラクル三井が村の者達を消した!私を迫害した罰として」
 
「しかし、どうやって?」
 
「私にはその力がある。どんなものでも立ちどころに消してしまう力」
 
「うそ」
 
ミラクル三井はおもむろにVHS取り出した。
 
「これを見なさい。これはかつて私が科学者達に見せた消失現象です。この世界には我々がいるのとは別のもう一つの世界がある。私はあらゆる物体をそこへ送り込むことができる」
 
映像の中でミラクル三井は1台の車を見事消し去ることに成功していた。
 
「待ってください。これはただの映像のトリックです。しかもありがちな」
 
奈緒子はトリックを暴いてみせようとした。車が消える前と後で車の横の影の位置が違うため、カメラ自体が幕と一緒に動いていたと言うのだ。
 
「昔の映画撮影で使われた単純な技法だ」
 
「15年前にもあなたと全く同じことを言った人間がいた。これを撮影した日はたまたま強い風が吹いていた。影が変わっているのはそのせいで照明がずれたんだろう」
 
「そんなの言い訳だ」
 
「その男もそう言った。でもね、どこにそんな証拠がある!?私はその男の無責任な一言のおかげでインチキと決めつけられ一生を台無しにされた!私の力が信じられないなら今ここでやって見せましょうか?そうだあなたを消して見せましょう!」
 
ミラクル三井は前田を消してみせると言い出し、同時にその映像を録画し始めた。
 
「ただ消してしまうだけでは面白くない。では、こうしましょう。この人の過去ごと消してしまいましょう」
 
そう言うと目の前にいたはずの前田は姿を消し、部屋のどこを探しても姿は見当たらなかった。
 
 
父を殺した霊能力者
奈緒子は矢部に電話し事情を伝える。矢部と石原が前田の資料を探してみるも、何も出て来ず、前田に関する情報が忽然と消えていた。
 
「もしかしたらミラクル三井の一生を台無しにした人って、私の父かもしれません」
 
奈緒子は前田が消えた録画映像を見ながら考え事をしていた。
マジシャンであった奈緒子の父剛三は霊能力者たちのインチキが許せず、「全ての霊能力は奇術のトリックで再現することができる」という信念のもと、彼らの挑戦を受けては次々とトリックを暴いていたのだった。
 
「じゃあ君のお父さんを殺したのも……」
 
剛三の死とミラクル三井が何か関係するのではないかという考えが頭をよぎる。
 
 
謎の少女と儀式
その頃矢部は恐る恐る宝女子村にやってきた。中へ入っていくと白い服を着た少女が目の前に現れ、「来てはいけない。来ればみんな消えてしまう」と言い残し去っていった。
 
矢部は上田と奈緒子が合流するが、携帯電話も繋がらず、少し前までは繋がったという電話も回線が切られていた。
 
奈緒子達はその民家に寝泊まりすることにする。
その頃、長野にいる里見は、またもや奈緒子の身に何か起きるかというような不吉な予感を感じ取っていた。
 
奈緒子達が眠りにつく中、上田は部屋を物色し、宝女子村の儀式に関する巻物を見つける。中を見ていると突如物音がし、振り返るとそこには得体の知れない仮面をかぶったミラクル三井が立っていた。それを見た上田はその場で気絶してしまう。
 
 
首の消失現象
翌朝矢部は朝食を振舞おうと準備をしている。奈緒子と矢部は上田を起こすため様子を見に行くが、そこに上田の姿はなかった。
ふと意味深にVHSが置かれてあるのを発見した矢部。再生するとミラクル三井が現れ、そこには気絶した上田の姿があった。
 
「今日私は人間の体の一部を消すと言う、新しい消失現象に挑戦したいと思います」
 
ミラクル三井は上田の頭に箱をかぶせ念のようなものを送る。箱を開けると上田の頭が消えてなくなっており、そこには胴体だけが残されていた。
 
驚く矢部に、奈緒子はただのトリックだと告げ落ち着かせる。
奈緒子は箱の中に鏡を斜めに入れると、箱の中が鏡に映し出され、正面から見ると何も見えなくなるトリックだと説明した。
 
「でも、上田さんどこ行ったんだろう?あ!もしかしたら、この中だったりして」
 
奈緒子が、扉を開けてみると、首のない胴体だけの上田が倒れ込んできた。
第4話の感想はここをクリック
なんと上田の首だけ消されてしまうと言う驚愕のラストでした。閉鎖的で人里離れた村、何かの儀式、白い服の少女、消失現象など、あらゆる要素が出てきており、何が解決の糸口なのか予想がつきません。ミラクル三井は本物の霊能力者で、村人や前田や、上田の首は本当に消されてしまったのでしょうか。それともそこには奇術のトリックが隠されているのでしょうか。奈緒子に父親とも何か関係あるのかなど、謎がたくさん散りばめられていました。
 
今回は上田が消えてしまっているので、次回で奈緒子(矢部も?)が事件解決してくれるのか、次回の見どころが満載です。
 
それにしても、VHSやビデオデッキが出てくるあたり、時代を感じますし、とても懐かしいですね。今はおそらくほとんどないのではないかと思います。またこのVHSの今の映像とは異なる不鮮明さが消失現象の怖さを引き立てているようにも感じます。
<見逃し動画>第3話 「母の死」
 
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第3話の公式あらすじ

青木の家で霧島澄子の肖像を発見した奈緒子。矢部刑事たちを前に、奈緒子は津村たちが帰ろうとするのを引き止め、美和子殺しの犯人とそのトリックを暴いていく。 ポイントは昨晩、青木が作ったキジ汁にあり…。
 
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共謀
奈緒子は水道の蛇口から漏れる水を見て蛇口を閉める。思い返すと自分と美和だけが部屋で急な眠気に襲われ、眠ってしまっていたことに気が付いた。部屋を散策すると部屋の奥にはビッグマザーこと霧島澄子の肖像を発見する。
 
「あいつらとグルだったんですね。私達を助けるフリをしてあなたは美和子さんを殺す手助けをした」
 
奈緒子は自分たちを匿ってくれた家主の男、青木に殴りかかった。
 
上田は自身の極度の偏食から、昨夜青木が出してくれたキジ汁を飲んでおらず、奈緒子と美和子だけがそのキジ汁を口にしていた。青木がキジ汁に睡眠薬を入れたのだ。 
 
青木は部屋には奈緒子、廊下には上田がいたこともあり、密室で美和子を殺すことは不可能だと反論する。
 
「上田さん昨夜、部屋に入ってきた人間は誰もいないって言いましたよね。でも逆に、出てった人はいるんじゃないんですか?美和子さんとか」
 
奈緒子が上田に問うと、美和子は確かに夜部屋を出て水道の水を飲みに部屋を出ていた。青木は隙をついて津村達を中に入れ、水道の蛇口を外し、毒を入れた。その毒は水道管を広がっていったのだ。そして翌朝青木がどさくさに紛れて、遺書と毒の入った薬瓶仕込んでおき、美和子を自殺に見せかけた。水道は蛇口を開けておけば流れ出て証拠は残らない。
 
「もう一度母之泉までお越しいただけないでしょうか?そこでじっくり話し合おうじゃないですか」
 
津村はニヤリと笑いながら言った。奈緒子達は蛇に睨まれた蛙のように従うしかなかった。
 
「わかりました。行きましょう」
 
 
賭け
母之泉に着くと、儀式の部屋で霧島澄子は奈緒子に賭けを申し入れてきた。
 
「私はあなたの心を読むことができます。今からそれを証明して見せましょう。心の中に2桁の数字を思い浮かべてください。どんな数字でもかまいません。思い浮かべたら私に見えないよう紙に書いてください。私はその数字を当ててご覧にいれます」
 
霧島澄子は自分が負けたら権威を失い、母之泉は壊滅してしまうだろうと言った。奈緒子が勝った場合は、それ相応の代償として、奈緒子の人差し指を献上するよう要求してきた。
 
奈緒子は74という数字を思い浮かべ、恐る恐る紙に書いた。
 
霧島澄子は数字が書いた木札を2つ目の前におき、奈緒子に一の位と十の位を言わせた。木札をひっくり返して見せると、そこには奈緒子の思い浮かべた7と4の木札があった。
 
奈緒子と上田は隙を見て2人で逃げようと試みるが、すぐに捕まり、縛られて拘束されてしまう。約束通り奈緒子の指をもらうため、津村は「断指式」を開くと告げる。
 
「待ってくれ、彼女だけは助けてやってくれないか。彼女は俺が無理矢理ここに連れてきたんだよ。もしどうしてもと言うなら、代わりに俺の命をくれてやるから」
 
「別にそれでも私たちはかまいませんよ?」
 
奈緒子を庇う上田。津村達は断指式が断頭式になったと気味悪く笑いながら去って行った。
 
「上田さん……どうして?」
 
「俺にも世間体ってものがあるだろ」
 
上田は耐えきれずすすり泣く。
 
「上田しゃんは死にましぇん!諦めるなんて バカです」
 
奈緒子は励まそうとする。
上田は神妙な面持ちで最後に言いたいことがあると言い始めた。
 
「僕はそれほど巨根というわけじゃないんだ」
 
「はい?」
 
「君は勘違いしてるかもしれないがな」
 
「上田さん巨根だったんですか?」
 
「違うと言ってるだろ」
 
「俺は優秀な物理学者なんだ。
俺が優秀な物理学者だということを今証明したい。どうすりゃいい?」
 
「助かる方法考えてください」
 
上田は死ぬ前に自分が優秀な物理学者だと証明しようと、4桁の四則演算の暗算をやって見せると言い出すが、奈緒子はそもそも答えが合っているかどうかわからずに戸惑う。堂々巡りの言い合いをしている間に、奈緒子は手首を縛られたロープを解いていた。
 
「知識は入試問題は解いてくれるけど、ロープは解いてくれない」
 
奈緒子は縛られる際、故意に隙間ができるように手首の向きを変えていたのだった。
 
 
読心術のトリック
拘束を解いた2人は儀式の部屋へ向かい、もう一度仕掛けがないかどうか捜索しようとしていた。
上田は部屋に貼られた無数の数字や文字の書かれた半紙を見ると何かを察知し、奈緒子が思い浮かべた2桁の数字を当てたトリックを推理しだした。
 
「霧島澄子からなんでもいいから一つ数字を思い浮かべろと言われた。君はどうやってその数字を考えた?」
 
「どうやってって……」
 
「君は出来るだけ無作為な数字を選ぼうとしたはずだ。なるべく規則性のない、行き当たりばったりの数字を」
 
「ええ」
 
「だが無作為な数字を選ぼうとすればするほど、人は無意識のうちに幾つかの数字を排除してしまうんだ。例えば33とか55。ゾロ目になるような数字は選ばない。それからもう一つ、どこかで見たような数字も選ばない」
 
奈緒子はもう一度部屋を見渡すと、壁に貼られた半紙には0、1、2、3、5、6、8、9、10の数字が書かれていた。
 
「ビッグマザーは君にこの部屋を調べるようそれとなく促した。見た通り数字が書かれてあるものが色々とある。否応なしに君はそれらを目にする。そして知らず知らずのうちに君の中に数字がインプットされていく。君は無意識のうちにそれらの数字を排除する。残りは限られる。君が選ぶ可能性のある組み合わせは4と7。しかも向こうは、2枚の札を用意して、君の答えに合わせてそれらをひっくり返した。2つの数字のどちらが十の位でどちらが一の位でもかまわない。当たる確率は2倍になるんだ。これがビッグマザーが君の思った数字を当てたトリックだよ」
 
奈緒子は上田の推理を聞き、心理的に4と7を選ぶ可能性が高いことは分かったものの、その方法ではあまりにリスクが多いため、自身では腑に落ちていなかった。
 
部屋に誰かがやってくる物音がし、隠れる2人。上田は霧島澄子に会いに行き、トリックを突きつけると宣言し、30分経っても戻らなかったら刑事達に連絡しろと奈緒子に告げた。奈緒子はそうなった時は自分だけで逃げると宣言した。
 
上田は信者達の目の前に立ちはだかり、ビッグマザーに会わせろと告げるが、股間を蹴られ気絶し、またも連行されてしまう。
 
気絶したかに思えた上田だったが、突然むくりと起き上がり、廊下にあった鏡を見ながら気味悪くぶつぶつ言い出した。
 
「鼻だ。嘘をつくと鼻が動く」
 
上田は奈緒子に見破られたトリックが自分の鼻の動きにあったのだと気付いた。喜びも束の間、上田は信者たちに拘束されてしまう。
 
戻って来ない上田を心配する奈緒子の目の前に青木が現れる。
 
「あんただけでも逃げなさい」
 
「ビッグマザーのインチキを認めろってことですか?」
 
「ビッグマザーは本物の霊能力者だ」
 
「みんなくだらないトリックに騙されてるだけなんです」
 
「どんな奇跡も確かに手品のトリックで説明できる。だがそれが何になる。ビッグマザーがトリックを使ったという証拠はどこにもない」
 
「だからあなたは息子さんや美和子さんを見殺しにしたんですか?」
 
「そうしなければ私が殺されてた。ここはね、あんたが思ってるより、ずーっと恐ろしいところなんだよ」
 
「何が知ってるんですね?ビッグマザーは何を企んでるです?」
 
「上田さんはまもなく死ぬよ。あんたが殺すことになる」
 
青木は吹矢で打たれ、その場で死亡した。
 
 
空中浮遊
奈緒子は最初の儀式のあった場所へ向かうと、そこにはビッグマザー、霧島澄子がいた。
 
「お待ちしておりましたよ」
 
「上田さんはどこですか?どうして青木さんまで!」
 
「青木は私達を裏切ろうとしました。神が罰を与えたのです」
 
中央にあったカーテンが開かれると着物を着せられ宙に浮く上田がそこにいた。
 
「上田さん」
 
「これもトリックですか?」
 
「ガラスのマジックでしょ。見えているのはガラスに映った上田さんで、本物の上田さんじゃない!こんなもの100年も前の奇術のトリックですよ」
 
「もしあなたがこれをガラスのマジックだというならその猟銃で撃ってみなさい」
 
上田は撃たないでくれと叫んでいたが、よく見ると上田は見えやすいように鼻をひくひく動かしていた。
 
奈緒子は勢いよく猟銃を発砲すると、見事にガラスが割れ、上田が張り付けられた空中浮遊の仕掛けが姿を現した。
 
醜態を晒された津村は奈緒子に向かって吹矢を吹き殺そうとする。
 
「おやめなさい津村!いつかこうなる運命だったんです。もう終わりにしましょう」
 
「ビッグマザー何をいうんです?」
 
「すべてはあなたたちの私利私欲のため、信者のことなどどうでもよかった」
 
「俺もこの女に騙されてたんだ!」
 
「津村、流しましょう。私達の人生」
 
ビッグマザーは毒を飲み、口から血を流しながらその場に倒れ込んだ。
 
 
本物の霊能力者
「どうして、どうしてこんなことを」
 
奈緒子が駆け寄っていくと、霧島澄子は蚊の鳴くような声で話し出した。
 
「あなたは一つだけ間違っていますよ。私が人の心を読めると言ったのは本当なの。この世にはね、そうゆう不思議な力を持った人間がいるものなのよ。」
 
母の泉ができる前、霧島澄子は何もかも失い、自殺にも失敗した。澄子は目が覚めた時、不思議な力が備わっていることを感じ、様々な人々の気持ちを感じ取ることができた。そしえその噂を聞きつけた津村が澄子の元へやってくる。津村はその後、母之泉を創り、澄子をビッグマザーという名の霊能力者にに仕立て上げたのだった。
 
「あなたの記憶が見える。あなたの心の闇が見える。幼いあなたは湖のそばに。水辺にはお父さんとお母さん。あなたは見たはずよ。そこで何があったか。あなたのお父さんはね、殺されたのですよ。本物の力を持った霊能力者に。その人に戦いを挑んで殺された」
 
「どこにいるんですか?その人は」
 
「いずれあなたの前にも現れますよ。あなたはその人に殺される……」
 
そう言い残し霧島澄子は奈緒子の腕の中で息絶えた。
 
上田は必死にビッグマザーや母之泉は幻影だったと信者達に説得するが、信者達は目が覚めてはっとするどころか、呆然と立ち尽くすばかだった。
 
「正しいことをしたつもりか?見ろ。なんも変わっちゃいねぇ。ビッグマザーを失ったあいつらに何が残る?希望も救いもねぇ人生が待ってるだけだ。本当にあいつらを救おうとしたのはどっちだ?お前達か?俺たちか?……母之泉は永遠だ!すぐ戻ってくるぞ!」
 
津村はそう言いながら矢部らに連行されて行った。
 
奈緒子は母、里見に電話をかけ、無事を確認する。高熱を出して祠で倒れていた里見を瀬田が看病し、付き添っていたのだった。電話に出た瀬田は奈緒子が鼻声なのを感じていた。里見が風邪を引くと奈緒子も風邪をひき、里見が怪我をすると奈緒子も怪我をするなど、奈緒子と里見は通い合ってる、とふと思い出したように言うと、里見は意味深に笑い出した。
 
上田は奈緒子に自分の芝居に気付いてくれて良かったと安堵していた。上田は空中浮遊がガラスのマジックであったことから、助けてという“嘘”をつき、鼻を動かすことで嘘を表現していたつもりだったのだ。上田は嘘をつく時に鼻が動くことで奈緒子がトランプのカードを見破ったと思っていたが、実際は上田の時計をしている手が逆だったことで、奈緒子は空中浮遊がガラスのマジックだと分かったのだった。
 
「上田さんはね、一生私に嘘付けないんですよ」
 
「まあいい、二度と君に会うことはないんだからな。インチキ超能力とも、君のクソ手品ともな。これでやっとお別れだ」
 
「はい。じゃあ」
 
奈緒子は霧島澄子に言われた、「本物の霊能力者」「殺される」という言葉を頭の中で反芻し続けていた。
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奈緒子達を匿ってくれた青木がグルというのは衝撃的でした。とんでもないインチキがどのように明かされるのかと思いましたが、驚きのラストが待っていました。
 
空中浮遊はインチキでしたが、ビッグマザーの読心術は本物だったんですね。上田は信じていないようですが、過去をしっかり言い当てられた奈緒子は心を動かされています。
 
ビッグマザーは父を殺した本物の霊能力者が今度は奈緒子のことを殺しにくると言いましたが、ビッグマザーが亡くなってしまったため、これ以上その霊能力者の存在を確かめる術がなくなってしまいました。奈緒子はこの忌まわしい予言をどう回避するのでしょうか。
 
まだ謎は残ったままですが、これで母之泉編は完結したので次回からの展開が楽しみです!
<見逃し動画>第2話 「壁抜け」
 
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第2話の公式あらすじ

上田と共に話題の集団「母之泉」の2度目の儀式に参加した奈緒子は、「貧乳」が悩みだと書いて封筒を提出した。すると澄子は見事「貧乳」を言い当てたが、奈緒子は封筒を透かして中を読むその方法を暴く。
 
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ラーメン屋の年収はサラリーマンより良い
今回はラーメン屋の家政婦をすることになった舞と三田園。
依頼当日、ラーメン屋”りきや”の妻・奈美の元へ訪れる。
奈美は腰を痛めてしまいその手伝いをしてほしいと依頼したのだ。
 
閉店後、清掃する従業員たち。
 
そこへ店主である力也がやってくる。
従業員に厳しい力也はテーブルに油汚れが残っていることを叱りつける。
そこで、三田園が蒸しタオルを作って油汚れを落とす。
 
帰宅した力也に4年も働いている河原に、店を任せるよう促す奈美。
河原の頑張りを認める奈美に説得され、河原は力也から麺を打つことを任される。
 
翌日、麺を打つはずの河原は出勤していなかった。
電話も着信拒否され連絡が取れなくなってしまった。
「これだから若い奴は」と怒鳴る力也。
従業員の後藤とフォーは河原が来ていないせいで、チャーシューの仕込みがまだ終わっていないと焦る。
そんな姿に三田園が即席チャーシューを作って、なんとか間に合わせる。
 
その後、河原の代わりに店を手伝うことになった三田園。
 
 
秘密のインスタント計画
そんな中、「主人にはまだ話していない。他の店舗もインスタント出しているんだし。」と電話でコソコソ話す奈美。
奈美は店のラーメンをインスタント化することを進めていたのだ。
「自分の店の味をもっと知ってもらって、後世に残したい」と望む奈美。
 
しかし力也はインスタントは邪道だと反対するため内緒で計画をしていたのだ。
頑固な力也は、前にも10人弟子がいたが、みんなやめていったという。
 
河原が辞め、後に次ぐのは後藤しかいないと後藤に店を受け継ぐよう話す奈美。
しかし力也は2年目の後藤にはまだ早いと反対する。
 
閉店後、フォーはケータイを忘れたため店に戻る。
すると店の先から物音が聞こえ、気になったフォーが覗くとそこには力也がトンカチで何かを砕いていた。
 
翌日、後藤たちにその話をすると、「秘伝のスープを作っていたのでは?」という。
「開店当初はまずいと言われていた。来る日来る日もスープを研究し続けて、今の味を生み出した」と語る奈美。
さらに奈美は「だからこそずっと残したい」と思いを話す。
 
相変わらず怒鳴り散らす力也に、三田園がパンケーキを差し入れしてなだめようとする。
そのパンケーキは、麺を茹でる際に麺に付着した小麦粉を使って作った「インスタントパンケーキ」だった。
「捨てようとしていたものでも、まだ使い道はある」と意味深気にいう三田園。
 
翌日、力也は後藤に麺の打ち方を教えると告げる。
力也から麺の打ち方を教わり、後藤の作ったラーメンを食べる力也。
「麺がワルツを踊っている」と絶賛し、見事合格した後藤。
 
ある日、常連の磯部が店にやってくる。
そこで力也は後藤の作ったラーメンを食べてもらおうと、後藤に届けさせる。
りきやのラーメンを30年食べ続け、グルメコラムを書いているという磯部は、りきやの歴史について、当初はまずかったけど、ある日突然、今の味に変わったと話す。
そこへ後藤がラーメンを届けに磯部の元へやってくる。
 
しかし手が滑り、スープが磯部にかかってしまう。
そんな姿を見た力也は後藤を怒鳴り、「責任持って店を閉める」と言い出してしまう。
客を追い出し、突然店を閉める力也。
 
そこへ光が、「河原を見つけた」とやってくる。
パワハラで病んで蒸発したと思われていた河原だったが、SNSで「なんかだるくなった」と書き込んでいたのだ。
そんな書き込みに「ちょうどよかった」とこぼす力也。
 
そんな力也に違和感を抱く従業員たち。
後藤が手を滑らせたのは油。その油は力也がわざと皿の縁につけて手が滑るように仕向けていたものだった。
そして弟子がどんどん辞めていくのも、わざと厳しくしてやめるよう仕向けていたのだ。
インスタントを計画して後世に継ごうとしていた奈美の思いをこぼす後藤。
それを聞いた力也はインスタント計画を猛反対。
そんな力也に「他の店が海外進出やコンビニに出店して良い生活をしている」と本音をこぼす奈美。
 
そこで突如、三田園が「パンケーキは小麦粉ではなくインスタントラーメンから作ったものだ」と謝罪をする。
だが、「インスタント物はうちにはない」という奈美。
しかし、店の棚から大量のインスタントラーメンが出てくる。
そしてその袋からスープだけが抜かれていた。
力也のスープはインスタントのスープを使用して作っていたものだった。
 
まずいと言われ続けることに嫌気がさし、インスタントの粉に手を出したのだ。
そんな真実に「騙された」という磯部に、「ありもしないドラマを勝手に作ったのはあんただ」と言う力也。
その態度を見て後藤は「今まで耐えていた自分がバカだった」と言い捨て店から去っていく。
「もう終わりだ」という力也だったが、フォーは一生懸命仕事に打ち込む力也の姿を見て、残り物を食べてスープの味を勉強していたのだ。
そう話すフォーは力也に自分が作ったラーメンを食べさせる。
力也はフォーのラーメンを食べて絶賛する。
そしてフォーに店を継がせることを決意するのだった。
 
二週間後、フォーはレシピを持ったままベトナムに帰ってしまい、りきやは潰れたのだった。
第2話の感想はここをクリック
本当なのかわかりませんが、ラーメン屋の収入がサラリーマンの収入より良いということを初めて知って驚きました。
 
今回の三田園の知恵も勉強になりました。
 
合間に出てくる事務所のアットホームでピザを食べるシーンが好きです。
 
力也のスープに対して奈美の思いや従業員と奈美の絆がある感じが素敵だなぁとほっこりしました。
 
最後の真実に、頑固なのは秘密があったからなのだと納得しました。
<見逃し動画>第1話 「透視」
 
TVerでの無料配信は終了しました
 
第1話の公式あらすじ

売れない奇術師・山田奈緒子は唯一の収入源である見世物小屋の仕事を解雇された。彼女は雑誌に掲載された若手物理学者・上田次郎から霊能力者たちへの挑戦状を見つけ、「賞金」の2文字に引かれて上田を訪ねる。
 
<出典>U-NEXT公式

第1話のネタバレはここをクリック
X線を透視する男
時は1922年。アメリカの科学雑誌『サイエンティフィック・アメリカン』で、科学者たちが集まり、本物の心霊現象を見せてくれた霊媒に賞金を払うと公表。審査委員会が開かれると、そこへ1人のスペイン人が審査を受けにやってくる。
 
「私はX線を感じる不思議な目を持っています。この目を使って金属の箱を透視することができます」
 
科学者たちは男に見えないよう、字を書いた紙を金属の箱にいれる。男は中の字を読み取ろうとし、見事一字一句間違わず書かれた文字を言い当てた。科学者たちはなにかトリックがあると思い、様々な実験を繰り返すが、結局この能力を認めざるを得ないという結果になった。
 
そこへ、男への賞金の支払いに待ったをかけ、ハリー・フーディーニという奇術師の男がやってきた。もう一度実験が行われるとフーディーニは皆に告げた。
 
「これは単純なトリックです。100回やっても200回やっても恐らく皆さんにはこのトリックが見破れないでしょう。あなたたちが愚かだからではありません。このトリックが皆さんが想像するよりはるかに単純だからです」
 
科学者達はフーディーニの種明かしを聞くと、そのあまりに単純なトリックに唖然とした。
 
 
母之泉
ある施設の目の前にいた大森美和子(伊藤裕子)は津村(山崎一)に、ここには居たいだけ居ていいと告げられていた。ビッグマザーと呼ばれる老女(菅井きん)が立っていた。
 
「ビッグマザー、私は…」
 
美和子は何か言おうとすると、止めるかのようにビッグマザーが美和子に語りかける。
 
「あなた息子さん殺しましたね」
 
「私の心が読めるのですか?」
 
「さあいらっしゃい。恐れるものはなにもありません」
 
ビッグマザーの体は宙に浮いていた。
 
とある交番にて。男性が「殺される、助けて」と言いながらやってくる。本庁から刑事の矢部謙三(生瀬勝久)矢部の部下、石原達也(前原一輝)はその事情を聞きにやってくると、男性から事情を聞いた。男性は母之泉という人里離れた山の中にある怪しい宗教集団に入っており、度重なる不思議な現象を目の当たりにして怖くなり、逃げ出してきたのだった。矢部達はビッグマザーと呼ばれる母之泉の教祖が、あちこち飛び回ったり宙に浮くという話を聞くが、半信半疑で信じようとはしていなかった。 
 
マジシャンと物理学者
見世物小屋で山田奈緒子(仲間由紀恵)は奇術師としてマジックを披露していたが、人気もなく、客はほとんどいなかった。(1人だけ熱狂的なファンがいた)
ステージを出ると、オーナーから物理学者の上田次郎(阿部寛)が超常現象を証明すれば賞金を出すと、全国の霊能力者に挑戦状を叩きつけたという記事を見せられる。奈緒子は超能力は信じていないと言うが、オーナーから騙せば生活費の足しになるだろうと促され、やんわりとクビを通告されてしまう。
 
奈緒子は生まれた時から笑ったり冗談を言うのが苦手だった。奈緒子の父剛三(岡田眞澄)は偉大なマジシャンで、いつか父をあっと言わせたいと思っていた奈緒子だったが、その父は事故で亡くなってしまった。
 
奈緒子は部屋に帰ると上田の記事を熟読していた。
そこへ大家がやってきて、先月と先々月の家賃の催促にくると、奈緒子は明日必ず払うと懇願する。
 
日本科学技術大学(通称:科技大)の上田の元へやってくる奈緒子。そこへは超能力者への挑戦状の記事を見た奇々怪々な人々が集まっており、不満な表情を浮かべ、次々と帰って行った。
奈緒子の順番が回ってくると上田は今までの人たちはインチキだといい呆れた様子で奈緒子を見た。
 
「あなた本当に超能力者なんですか?」
 
「私は本物です」
 
「封筒ありますか?それと100円玉」
 
「なにをする気です?」
 
「壁抜け」
 
超能力を見せようとする奈緒子を目の前に、上田は封筒を探し、机にあった封筒と100円玉を渡した。
 
「ではこの100円玉に印をつけてください」
 
上田は平仮名の「う」を100円玉に書いた。
 
「封筒の中にいれます」
 
奈緒子は上田に封筒に100円玉が入っていることを確認させ、しっかり封を締めるよう告げた。
 
「私は封筒を破らずに中から100円玉を取り出すことができます」
 
奈緒子は何かを念じ始めた。
 
「100円玉は消えました」
 
奈緒子は封をカッターで切り、上田へ渡す。
 
「確かめてみてください。」
 
封筒を確認するが100円玉はない。
 
「入れた100円玉はここにあります」
 
奈緒子は手のひらにある100円玉を上田に見せた。
 
 
上田の目的
上田は奈緒子に30万円の小切手を差し出し、本当のテストはこれからだと話し始めた。
 
「霧島澄子という女性を知ってますか?」
 
霧島澄子、通称ビッグマザー。10年前母之泉という教団を開いた者だった。聞くところによると、上田の大学(通称:科技大)の事務長の娘の大森美和子が母之泉に心酔してしまったと言う。上田だけではらちがあかないため、奈緒子にビッグマザーのインチキを証明し、美和子を救ってほしいと頼み込んだ。
 
奈緒子は自分でやればいいじゃないかと、話を断るが、上田は奈緒子を引き留める。上田はあと4日で死ぬかもしれないと言い、自分の身に起きた事を話し始めた。
 
上田は事務長に娘を取り戻しとくれ頼まれ、霧島澄子を訪ねたのだが、門前払いをくらってしまったという。そして次の日、霧島澄子の方から上田の元を訪ねてきて、10日後に死ぬと告げられたのだった。上田は霧島澄子が宙に浮くのを目撃し、気絶してしまったという。
 
奈緒子は呆れ果て、小切手をビリビリと破り研究室を出て行った。実は小切手を破りっていたのは奈緒子のマジックで、破られた小切手は白紙だった。奈緒子は家に帰ると、さすがに不味かったかとぶつぶつ言いながら翌日に上田に小切手を返しに行こうと引き出しにしまった。
 
奈緒子の母里見(野際陽子)から電話がかかってくる。里見は奈緒子を心配するが、奈緒子は母に心配かけまいと嘘を塗り固める。ふと、奈緒子は父の死の真実を聞こうとするが、母は取り合わない。奈緒子は父の死は本当に事故だったのか疑っていた。
 
 
ビッグマザーの呪い
その夜、皆が寝静まる中、強い地震が襲ってきた。とある部屋にで、強い揺れにより蛍光灯が落ち、下敷きになった男が死んでしまった。その男は母之泉から逃げてきた男だった。
 
翌日矢部と石原が上田の元にやってくると、地震を人工的に起こすのは可能なのかと奇妙なことを聞いてきた。矢部は昨夜の大きな地震で蛍光灯が落ち、母之泉から逃げてきた男が死んだという話をしだした。上田は母之泉という言葉に反応を示すが、事故だろうと話半分で聞いていた。し矢部達が帰ったそのあと、上田の前に宙に浮く霧島澄子がやってくると、上田はまたも気絶してしまう。
 
奈緒子が家に帰ると部屋には上田がいた。上田は奈緒子が持って帰った小切手ですでに家賃を支払っており、奈緒子に対し、金を返すか、言う通りにするか、金を返して言う通りにするか、3つの選択肢しかないと告げる。
 
「言う通りにってなにすればいいんですか?」
 
「これから母之泉へ行って霧島澄子と対決してもらいたい」
 
2人は車で母之泉のある山奥へ向かう。後ろからは奈緒子の熱狂的なファンが追いかけてきていた。
上田は奈緒子が超能力を使ったのだと信じきっているままで、それを見兼ねた奈緒子は上田に「消えた100円玉」の種明かしをし始めた。
トリックを話しはじめる奈緒子。穴の空いた封筒に印を付けた100円玉を入れてもらい、呪文を唱える振りをして奈緒子が穴から100円玉を取り出し、封筒を切った時に穴の証拠を隠滅した、というものだった。穴の開いた封筒は乱雑な上田の机の上に奈緒子が仕込んだものだった。
 
「僕が机の上や身の回りを整然と整理整頓する人間だったらどうしたの?」
 
「その時はまた別の手品を用意してました。えへへへへ!」
 
母之泉へ着くと、津村(山崎一)に、霧島澄子のペテンを暴くと告げた。津村は私達としばらく生活を共にしてみてはと提案し、さらにこう告げた。
 
「ビッグマザーに呪いを解いていただかない限り、あなたの命はあと3日だということ、お忘れなきように」
 
上田は美和子を見つけ連れ戻そうとするが、美和子は聞く耳を持たない。
 
儀式のようなものが始まると、津村は紙にビッグマザーに相談したい悩みや願いを書き、封筒に入れ封をしろと言いだした。決して他の人には見られないようにと。そこには上田と奈緒子以外にも何人もの信者が集まっていた。
 
物々しい雰囲気でビッグマザーが現れると、一人一人の名前を呼び、中に書いてあることを正確に言い当てていた。
 
儀式が終わり、上田は封筒を盗み見る時間はなかったはずだと言いながら、身に起きたことに悶々とする。それを見た奈緒子はしれっと話し出す。
 
「そんな難しい仕掛けを作らなくても、あれはできるんですよ」
 
最初の悩みを言い当てられた女性は猛暑の中で長袖を着ており、皮膚に病気を抱えることを言い当てることは容易だったのだろうと言う。ビッグマザーは最初の女性の悩みを言い当てたあと、封筒の中身を確かめる振りをして実際は次の女性の悩みを見ていたのだと言う。
 
「ワンアヘッドシステムって言って昔から大道芸人たちがよく使っていた手です」
 
話を聞いていた美和子はそんな話は信じないと言い張る。美和子は自分の犯した多くの罪により、息子が病気で死んでしまったのだと自分を責めていた。ビッグマザーが自分の地獄の日々の苦しみを全てわかってくれたのだと言う。
 
「それなら明日私がビッグマザーのインチキを証明します」
 
「何ですって?」
 
「もう一度同じことをやってもらうんですよ。今度は絶対に当たらないはずですよ。」
 
 
フーディーニ
部屋でシャワーを浴びる上田。そんなに簡単に霧島澄子はボロ出すわけがないと不安を隠せない。上田はこんなことに巻き込んでしまい申し訳ないと詫びるが、奈緒子はもう引き返せないと答える。
 
「私の父はよくこんなこと話してました。いいかい奈緒子、この世には奇跡なんて存在しないんだよ。どんな不思議なことも、そこには必ず種がある。父は生きてた頃、何人もの超能力者のインチキを暴いていたんです。まるでフーディーニみたいに」
 
「フーディーニ?何語だ?」
 
「X線の目持つ男の話、聞いたことありますか?」
 
「ど忘れした」
 
「文字を書いた紙を金属の箱に入れてそれを透視するんです。色んな学者がテストして、彼の力は本物だって言ったんです。そこにフーディーニって言う奇術師が現れて、彼だけそのトリックを見破った。」
 
「で、どんなトリックだったの?」
 
「答え聞いたら、上田さん絶対怒りますもん」
 
「その金属の箱にはね、蓋の下に小さな隙間があって、男はそこから中を覗いていたんですよ」
 
「ふん、そんなバカな」
 
「ね?みんなそう思って引っかかっちゃったんです」
 
 
ビッグマザーの透視
翌日、津村はビッグマザーが更に深く悩みを聞いてくれると皆に言い、母之泉の水を飲むよう告げる。
 
「ビッグマザーにお願いがあります。もう一度私の悩みを当てていただけませんか?」
 
奈緒子はビッグマザーのインチキを暴くため悩みを書いた封筒を差し出た。しかし奈緒子はビッグマザーにその魂胆を見抜かれてしまう。
 
「あなたは私を疑い、挑戦しようとしておられるのですね?おやめなさい愚かなことは。このままではあなたの一番大切な人に不幸が訪れるのですよ。それでもいいのですか?」
 
封筒を手にするビッグマザー。
 
「見えましたよ。あなたの心が。本当に言ってもいいのですか?」
 
「いや……はい」
 
「私は!貧乳で
 
―場面が変わりエンディングテーマ「月光」が流れる―
第1話の感想はここをクリック
奈緒子と上田が出会い、超能力者、霧島澄子ことビッグマザーのインチキを暴こうと奮闘します。2人は母之泉に乗り込みますが、奈緒子のしようとしていることがビッグマザーに見破られてしまっていました。ビッグマザーは本当に心が読めるのでしょうか?奇跡は存在するのかしないのか。それとも奈緒子の父の言うように、種明かしが存在するのでしょうか。もし種明かしが存在するならどのような種明かしなのか気になります。奈緒子の父の死因も事故ということですが、これも謎に包まれているみたいです。このところも明らかにされていくのかどうかも見どころになりそうですね。
 
作品は2000年のものなので仲間由紀恵さんと阿部寛さんもまだ若いですし、エンディングの鬼束ちひろさんの月光も懐かしさを覚えますね。コメディ要素もあり、シリアスな要素もバランス良く含まれているので飽きずに見れる作品かと思います!

トリック1の内容

公式サイト

売れない奇術師・山田奈緒子は唯一の収入源だった見世物小屋の仕事を解雇されてしまう。そんな彼女はある日、雑誌に掲載された日本科学技術大学の物理学者・上田次郎の霊能力者たちへの挑戦状に触発され、彼の元を訪れる。上田は奈緒子の才能を認め…。
 
<出典>U-NEXT公式

<出演者>

・山田奈緒子:仲間由紀恵
・上田次郎:阿部寛
・矢部謙三:生瀬勝久
・石原達也:前原一輝
・山田里見:野際陽子
・山田剛三:岡田真澄
・伊藤裕子
・山崎一
・篠井英介

<各話の視聴率>

第1話 透視 7.1%
第2話 壁抜け 8.1%
第3話 母の死 7.3%
第4話 村人が全員消えた 8.6%
第5話 村が消えた…解決編 8.5%
第6話 瞬間移動殺人の秘密 7.2%
第7話 遠隔殺人意外なトリック 6.7%
第8話 千里眼を持つ男… 6.2%
第9話 父を殺した真犯人 9.8%
最終話 真犯人はお前だ!! 9.9%

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トリック1の感想

30代女性

仲間由紀恵さんがブレイクしたドラマだと記憶しています。綺麗でどこまでも上品なイメージの女優さんこういうコメディの演じ方があるのだという新鮮な驚きがありました。それまではこういうタイプの女優さんはコント番組で半ば無理やり下ネタを言わされたり、無理やりテンションを上げて変なことをしてその落差や恥ずかしさを笑うというパターンがほとんどだったと思います。観ている方も「ほら私こんな変なことできちゃうんですよ」という主張が読み取れるばかりで笑えないことが多かった。そんな状況の中、仲間さんのこのキャラクター設定は新鮮でした。見事にハマっていましたし、「その手があったか!」と唸らされました。仲間さんの魅力が2倍、3倍、いやそれ以上に爆発したドラマです。また、限界集落と呼ばれるような過疎地を舞台にしているのもとても新鮮に感じました。主演2人のコミカルさに対して村の設定があまりにも恐ろしい。あの深夜ドラマを見る層に限界集落に住む人はまずいないと思います。普段多少の田舎に住んでいるとしても、あの閉そく感や訳のわからないしきたりに巻き込まれて行く感じ、あれは本気で恐ろしいです。古い映画を見る層にはある程度馴染みのある設定でしょうけれど、気軽に観られる深夜ドラマとしてはかなりズッシリ来るものがありました。

30代女性

初回から独特の世界観に引き込まれてしまいました。いつもは友達がいなくて貧乏で売れないマジシャンの山田奈緒子がプライドの高い教授の上田とコンビを組むことで殺人のトリックを華麗に解いていく姿への切り替えがすごいです。いつもの出演者、ゲストの皆さんすべて一癖も二癖もあって見ていて飽きないです。矢部さんの相方は歴代いらっしゃいますが、個人的には最初の石原が好きです。方言がものすごい癖ですよね。毎回小ネタが盛りだくさんで演出の皆さんは視聴者を本気で楽しませようとしているんだなという気持ちが伝わってきます。細かいところまで見ないとわからないところもあり、再放送を見て気づくこともあります。シリーズ1はどの事件も面白く楽しませてもらいましたが、特に印象的だったのはパントマイムで人を殺す女、の回です。佐伯日菜子さん演じる霊能力を持つ女が本当に不気味で怖かったです。トリックの事件はただ事件を解明してめでたしめでたしだけではなくて、ラストがすんなり終わらないところがなんとも言えないところです。人間って醜くてはかないものなんだという気持ちになり、喪失感がこみあげます。いつもの楽しいネタと事件のシリアスさがこのドラマの魅力なんじゃないかと思います。ラストエピソードでの島での事件もミステリアスな雰囲気でとても面白かったです。

40代女性

トリック1は癖になりそうなシュールな面白さが魅力的なドラマです。マジシャンの山田と助教授の上田のやりとりはお互いを罵り合っているのに嫌な気持ちにさせない不思議な面白さがあり、観てる私達をたくさん笑わせてくれます。髪にコンプレックスを持った矢部とおバカな石田という刑事も個性的なキャラクターで面白さいっぱいでした。また山田と上田が霊能力者のインチキを暴く展開が滑稽で、トリックを見破られた霊能力者達がインチキを認めるシーンはスカッとします。その反面霊能力者にだまされた信者達はトリックを見破られ喜ぶのではなく、信じていたものを失って悲しむ姿はなんともいえない人間の悲しさがあり、なんともいえない感情が残ります。山田達と一緒にたくさんの能力をもった霊能力者達のトリックを見破ってほしいです。次に観てる私達もだます霊能力者達のすごい能力にびっくりしました。人の心が読める霊能力者、物を瞬間移動させることができる霊能力者等どのトリックもすごいのに、破られるとこんなことかと拍子抜けでした。私もだまされないよう気を付けようと思いました。最後になりますが、霊能力者達を一喝する山田のセリフにも是非注目です。とにかくかっこよくなくて面白いです。でも日常会話でつい使ってしまいます。シリーズ化したり映画にもなった大人気のトリックですが、やっぱり私はトリック1が一番面白くて好きです。

20代女性

仲間由紀恵の美しさが凄いです。また、馬鹿な演技も上手なのに凛とした姿のギャップをしっかりと出していて美しいです。みんなの笑い方が独特的だったり誰も話を聞いていなかったりかつらがわかり安かったり面白すぎるので最高です。映画も面白いのですがドラマとして物語一つ一つがしっかりと成り立っていてストーリーも面白く上田のアクションシーンもかっこよくなっているので好きです。上田と山田の出会いのかき方から面白くてそこから次々と事件へ巻き込まれていく様が良いです。事件の内容も馬鹿らしかったり急に怖い事件になったりと怖さもしっかりとあるので良いです。また、山田が全ての事件についてピースがつながった際に言ってくれるあのセリフが良いです。演出も良く決まっていて何度見ても素敵です。そこから山田のトリック説明や実際にしてくれる行動などが今までのバカな山田と違って立派なので尊敬しながら面白く見させてもらっています。実際に気になったことに関してはやってみたりするのが楽しいです。山田の家族の闇も少しずつ分かってくれる感じも好きでトリックの表現の仕方などが本当に好きです。何度見てもいつの時代見てもトリックは笑えるものになっていると感じます。

50代男性

お金儲けが下手な売れないマジシャン山田奈緒子とは、対照的に金の亡者のお母さんは凄く上手でした。親子でも似てない面もありましたが似てる部分もありました。上田教授との出会いが人生を変えてしまいましたが、お互いに好意はあったと思います。マジシャンと科学者で事件を解決させる珍しい展開でした。刑事の矢部警部補はいつもずれた捜査をしてるのが印象的で、頭に違和感があり過ぎました。マジックはトリックなので人間の盲点をついたものです。科学で解明されることもありますが、ほとんどが錯覚によるものです。村人が消えた回が前編・後編ありましたが、不気味な感じになり今でも覚えています。調べにいった警察も消えて、橋まで消えて帰れなくなったことがありました。ミラクル三井が全部消したと思われましたが、ただの鏡を使ったトリックでした。簡単に騙されてしまうのは、固定概念があるからだと思います。トリックは意外と簡単な作りになっていて、こんなことで騙されてしまうのかと思います。科学で解明する上田教授と、トリックを見破る奈緒子は、最強コンビになっています。矢部警部補がいつも自分のお手柄にして逮捕しますが、解明しているのは奈緒子と上田教授です。

30代女性

トリックの1番最初のシリーズです。このドラマを初めてみた時、かなり引き込まれました。山田奈緒子役の仲間由紀恵さんはまだ第1シリーズではぎこちなく、かなり無理した感じでした。元々山田は笑うのが苦手な役、という若干暗めな感じでした。それが回を追うごとに、どんどん不気味な「えへへ!」という笑いが出るように。そんな山田に大してツッコミを入れたり諭したりする役・上田次郎役は阿部寛さんでした。この辺りからどんどん阿部さんもキャラクターが変化していった気がします。最初は頭の良いかっこいキャラだったのが、終盤にはかなり山田にバカにされる役に。それでもピンチには必ず駆けつけてきてくれる彼がかなり格好よく見えました。他にも面白いキャラクターとして、山田奈緒子の母・里見に野際陽子さんというなかなか豪華なメンバーでした。里見も元はかなり娘思いな素敵な母でしたが、どんどん少し変わった面が前に出てきていてそこも面白かったです。奈緒子の父親役には岡田真澄さんという、また素敵な俳優さんが演じていました。そこもかなり見どころです。また奈緒子の幼い頃を演じたのは、幼い頃の成海璃子さんです。かなり可愛らしい演技が良かったです。面白かったです。

30代男性

貧乳を筆頭にくだらない下ネタがいつも面白くて笑いの絶えない作品でミステリー系のドラマでは名作級の作品だと思いますが主役の二人のキャラクターが独特すぎてあまりに濃厚でお互いふざけあいながらも何げに協力して事件を解決していく緩いストーリーがいつも楽しめました。貧乏なマジシャンこと仲間由紀恵さんが演出する手品は基本適当な感じで見た目がキレイなのに貧乏キャラクターを貪欲に可笑しく演じている姿は顔が美人なため、そのギャップのせいかあまりにも笑えて滑稽でした。主役二人だけでなく刑事で毎回旅先にひょっこり登場する矢部刑事の見るからにカツラな姿と奇抜な服装と適当なキャラクター設定には癖が強すぎて初めは衝撃的でした。各話もそれぞれにインパクトがあって母の泉なんて一見シリアスな雰囲気もありましたが最後は命を懸けるようなもどかしい場面もあって番組のテイストとはうって変わって切ない気持ちになってしまいました。ミラクル三井も見るからにインチキ臭い格好なのに一瞬でも見事なトリックのようなものを見せてきて驚きもある楽しめた回になりました。終わりにかけていつも悲しい展開になっているのもこのドラマの特徴で謎が解き明かされる一方で悲しい情景がそこにはあって複雑な気持ちになってしまいました。

40代男性

仲間由紀恵(主人公の山田奈緒子役)や、阿部寛(助手の上田次郎役)が、今までのイメージを覆す3枚目を徹底的に演じきったドラマです。二人とも役柄が自称天才○○で、「天才」を真剣に演じている二人が滑稽で笑いが止まりません。このドラマは、今ではよく見られる自虐ネタや他番組のパロディーなどのタブーとされていた題材をあえて採用し、嫌味なく笑いに変えていて、堤幸彦の多才な演出方法による今まで見たことのない斬新なドラマに仕上がっています。登場人物がみんな面白い人というのも特徴の一つで、チョイ役にも大物俳優を起用するなど贅沢すぎる内容です。奈緒子の母親・里見の貫禄さの中にある変人なところを、野際陽子がすまし顔で自然に演技していたり、神出鬼没でいつも上を気にしている公安の警部補・矢部謙三(生瀬勝久)のドジで頼りないところは、アニメ「ルパン三世」の銭形警部と重なるような面白さがあります。コメディ仕立ての中にサスペンス要素を含ませ、難解な謎解きで見る者を飽きさせない内容にワクワクします。このドラマを見ていて感じたことは、ハンディキャップをお持ちの方にも楽しめる優しい作品なのではないかということです。弱視の方にとっては、派手なSEや奈緒子・里見の奇妙な笑い声、大声で叫ぶ決まり台詞は楽しめるだろうし、聴覚に難があっても、大袈裟な動きや矢部のモザイクなど演出によっては楽しめるのではないかと思います。最終話でストーリーを完結させていないので、納得いかない感は否めないですが、続編を匂わす展開に期待できます。

40代女性

仲間由紀恵さん演じる奈緒子と阿部寛さん演じる上田の掛け合いをいつも楽しみにしていました。ちょっと抜けている奈緒子を、あんなにキレイでキリっとした仲間由紀恵さんが演じられたのが、はじめは驚きでしたが、すっぽりと役にはまられていて、親近感が湧きました。仲間由紀恵さんのイメージが一気に変わったドラマです。上田にしても、勉強はできるタイプだけれど、決して天才肌ではないので、いつもこの二人で事件を解決できるのか?と思っていましたが、しめるところはきちっと抑えられて、最後はカッコよく決めるところは良かったです。なんといっても楽しみにしていたのが、生瀬勝久さん演じる矢部の登場です。生瀬勝久さんはどのドラマに出られても、味があっていいですね。個性派俳優の中でも、きらきらされていて、コミカルからシリアルまでどんな役でも見事に演じられるので、好きな俳優さんの一人です。特長的な髪型で、そこが気になることで、ドラマのストーリーからひとときそれてしまいますが、笑わせてもらえる一コマでもありました。ゆるーく見れるドラマではあったのですが、見逃したくないドラマでもありました。また、シリーズ化して帰ってきて欲しいドラマです。

40代女性

売れない奇術師・奈緒子役の仲間由紀恵さんと物理学者、上田役の阿部寛さんのコンビで展開されたドラマ「トリック」。シーズン1は二人が出会うところからだったので、シリーズを通して見ている者としては改めて観ると感慨深さを感じます。また刑事モノが多い中で、両方が刑事ではなく科学と非科学?とそれぞれ別の分野の二人が次々と起こる事件を解き明かしていくのが新感覚で面白かったです。演出が斬新でさすが堤幸彦氏が手掛けたものだなぁと感心しました。どの事件も一見、霊能力や怪奇現象に思われるような作り方なのでどうやってプロットを考えるのだろうと思ってしまいました。クセの強い役が多い阿部寛さんだけに科学者役もなかなか似合っていて笑えました。理屈っぽいけど裏がなく真剣なので好感は持てましたが。奈緒子も最初、働いていた職場を首になったところからスタートなので金欠でやたらとお金のことを気にしている感じが人間らしくて可愛かったです。事件もタイトル通りいつも何らかのトリックがあり手が込んでいるなぁと思いました。また揉めながらも二人が最後には解き明かしてくれるのが毎回楽しみでした。後半は事件を追って行く中で奈緒子が危険な目にあったりと心配しましたが、無事に解決したので良かったです。