長瀬智也「代表作の1本」と熱い想いを語る! 公開記念舞台挨拶2日目@名古屋レポート

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6月15日(金)に公開を迎え、大ヒットスタートを切った映画「空飛ぶタイヤ」。
6月17日(日)は名古屋の3か所の劇場で、主演の赤松徳郎役・長瀬智也さんと本木克英監督の2人が登壇する舞台挨拶を実施しました。
発売と同時に即完したプラチナチケットです!

今回お越しいただけなかったお客様からの声にも応えるべく、公式Twitterに寄せられた質問に回答しました。名古屋ならではのトークも弾み、大いに盛り上がった舞台挨拶の模様をご報告します!
以下、質問に回答していきます!

■(1回目)イオンシネマ大高

<まゆとよしこ>さん
「私はバスやバイクの排気ガスの匂いが好きなんですが、長瀬さんは、人には分かってもらえないフェチはありますか?」

(長瀬さん)「排気ガスの匂いもすごくよくわかります!昔、実家の裏がガソリンスタンドだったんですが、カッコいい匂いだと思ってて、窓開けるといつも(匂いを)嗅いでました(笑)」
―ちなみに撮影現場ではどうでしたか?
「僕車やバイクをいじったりするんで、整備工場でのオイル臭い感じとか、工具がカランカランと転がる音が、馴染みがいいんで落ち着くんです。鉄の音とか、ガレージライクな音が好きです。」

<なみ吉>さん
「お二人はクリエイターですが、そういう立場で社会に向き合うこと、そして闘うことも多々あると思われます。それぞれ、物作りの際、自分の中で「これだけは譲れない」「これだけは守りたい」という『こだわり』みたいなものがあれば教えて下さい。」

(本木監督)「劇中に入れる音楽はこだわってます。押し付けず、説明しない。観客の方が感じるのを手助けするくらいの音楽になるよう気を付けています。」
(長瀬さん)「僕も近いものがあります、音楽もお芝居も“答え”を言いたくないですね。曲がどういうことなのか、言っちゃったら終わりじゃないですか。演技もセリフで決定的なことを言わず、それを聞いた人に感じてほしいですね。」

<みちみち>さん
「長瀬さんは、名番頭の笹野高史さんといつも一緒だったイメージですが、2人でどんな話をしていましたか?」

(長瀬さん)「笹野さんは、お父さんみたいな、身近にいたおじちゃんのような良さがあって、すごく落ち着くなと思いました。プライベートがすごくクールなんですよね。格好いいスポーツカーで、おしゃれしてドライブがてら現場に来るですよ。赤松運送も、笹野さんが入ることで場が締まるんですよね。歴史ある会社という空気が、笹野さんがいることで勝手に作られるような、存在感のすごさがありました。」
(本木監督)「笹野さんは専務の役ですが、社長についていくだけではなく、非常に厳しい指摘をするんですね。会社の資金繰りで、(社員をリストラすることに)社長は揺れ動くんですが、笹野さんは、『情は抜いた方がいいんじゃないか』と、極めて現実的な判断をしていく。赤松が『もうだめかもしれない』と言うと、専務が『何を今更』と、夕日を受けて怖い顔をするんですよね。あれはそう見えるよう意図があってライティングしました。ただ情熱をもって頑張ればいいということではなく、笹野さんは『あなたの周りには、大勢の生活がある人たちを抱えているんだから』という判断を迫るんです。チクチク嫌なことを時折突っ込むんですけど、イエスマンばかりを周りに置いているリーダーよりは、赤松さんはずっと幸せだと僕は思うんですね。」

■(2回目)中川コロナシネマワールド

<まいまい>さん
「赤松運送の十訓に『暗い顔で会社に来るな』というものがありますが、長瀬くんや本木監督は、仕事で自分を奮い立たせなければならない時はどうしていますか?また、明日から一週間が始まり、暗い気持ちの社会人に向けて明るく出勤出来るような一言をください!」

(本木監督)「明日はこの人を、この仕事を好きになろうという、愛するような気持ちがなければ、奮い立たないですね。奮い立たないときはしょうがないですよ(笑)あんまり無理をしてもね。」
(長瀬さん)「やっぱ闘うことが大事ですかね。そういうものがないと、自分の欲も無くなってしまうんじゃないかと思います。闘う気持ちが、きっと奮い立たせるものになるんじゃないんですかね。」

<Kzonn>さん
「一緒に来ている娘が二日後に二十歳になります。大人になるということは何か、何を大事にするべきかを教えて下さい。」
会場にKzonnさんと娘さんがいらっしゃってました!

(本木監督)「これからどういう道を歩まれるにしても、自分の考えで、やりたいこととか仕事を決めていく。誰かの意見に左右されないように、自分の頭で今後のことはすべて考えることですかね。」
(長瀬さん)「大人になるということは、大人に頼らないということかもしれないですね。自分を信じるということですね。」

<ズクナシコ>さん
「長瀬さんの苦悩する姿が美しいと仰っていましたが、その事にはいつ気がついちゃったんでしょうか?」

(本木監督)「撮影してて、何日か経つと、どんどんあちこちから追いつめられたり、昨日まで取引してた所から『帰ってよ』と冷たくされたり、銀行には紙切れみたいな扱いを受けていました。『かわいそうだな、苦悩しているところばっかり撮っているな』と毎日長瀬さんを見ていて、『なんか綺麗だなあ、いじめられてるのに耐えてる顔が。』と思ったんですよ。こんな風に悩んでる顔が美しい人って中々いないですからね。背中で芝居ができるのは、高倉健か、長瀬智也か、くらいに思いました。」

■(3回目)ミッドランドスクエアシネマ (上映終了後)

<いずみ>さん
「長瀬さんと本木監督が、お互いに聞いておきたいことはありますか?」

(本木監督)「今後も俳優業は続けられるんですか?いろいろ活動が多岐に渡っていらっしゃってますから。」
(長瀬さん)「そもそも僕のこと役者だと思ってますか??」
(本木監督)「思ってますよ!アイドルの他にもいろんな役をやったり、『今回空飛ぶタイヤが初めてまともな人間を演じた』とおっしゃってるから、これからどんな役をやりたいかでもいいし、それ(俳優業)一本にしようとしないの?」
(長瀬さん)「思わないですねえ。僕も同じような質問ですが、監督に『役者ってなんですか?』って聞こうと思ってたんですよ。役作りって、役のとらえ方も人によって違うじゃないですか。役者も恥ずかしいと思いがなければ、学芸会でも誰だってできるんじゃないかと思うんですよ。監督は常に役者さんと対面して、お芝居を決めて表現をする人じゃないですか。だから変な言葉も投げかけられないだろうし、難しいんだろうな、と。」
(本木監督)「長瀬さんは、役者でしたよ。僕の中では。誰でも演技とかね、学芸会レベルだったらできるだろうけど。僕もデビュー作で映画を撮った時に、よく先輩たちから『人様に見せられるものになったのか』と言われたんですよ。役者っていうのは映画の中の役になれる人なんですけど、最近はそうは見えない人が多いんですよ。よくTVのバラエティとか出てて、私生活から何から全部わかってる人が赤松社長をやってても、『お前嘘なんじゃないのか』と思っちゃうんですが、長瀬さんはそうではなかったですね。」

<よしよし>さん
「今回は親父役でしたが、長瀬さんはどんな父親になりたいですか」
6/17(日)が父の日ということで、タイムリーな質問が寄せられました!

(長瀬さん)「親父みたいな生き方をしてみたいなと思います。車が好きで、それにかかわる色んな仕事をしてました。男臭い感じの、親父でしたね。親父と一緒に車とかいじれるって、男として生まれた醍醐味の一つなんじゃないかなって思うんでね、自分もやってみたいですね。」

他、差し入れのひつまぶしや、お気に入りのコーンスープの話、名古屋の地元民しか知らないお店の話など、名古屋飯ネタを中心に、地元トークも盛り上がりました!

最後に長瀬さんから、「池井戸潤さんのベストセラー作品に、赤松役で出させてもらって、色々と考える所がありました。非常にいい出来にもなりましたんで、個人的には、この作品が自分の代表的な作品と言わせていただきたいです。」と熱く語り、お礼の言葉とともに劇場を後にしました。

Twitterに質問を寄せてくださったみなさま、ご来場いただいたお客様、名古屋で温かく迎えてくださった劇場の皆様、ありがとうございました!